韓国の電気自動車 アイオニック5試乗レビュー
エニカカーシェアリングサービスで韓国のヒュンダイが作ったBEV「IONIQ5」を借りて試乗してきました。
IONIQ5のスペック
車両サイズはそんなに大きくないのですけど「全長 × 全幅 × 全高 (mm) →4,635X1,890X1,645（mm）」全幅が1890mmもあるので狭い道路で離合（対向車とすれ違う）するのに、慣れないうちはちょっと苦戦しました。
パワーユニットのスペックは3種類あって
・1モーターのRR駆動モデルが最高出力170ps/3600-7400回転・最大トルクが35.7kgm/0-3200回転
・1モーターのRR駆動モデルが最高出力217ps/4400-9000回転・最大トルクが35.7kgm/0-4200回転
・2モーターの4WD駆動モデルが最高出力（フロントモーター95ps/2800-6000回転）リアモーター210ps/4400-8600回転・最大トルクが（フロントモーター26kgm/0-2600回転）リアモーター35.7kgm/0-4200回転
私が借りたのはプレーンモデルと言うかベースの「・1モーターのRR駆動モデルが最高出力170ps/3600-7400回転・最大トルクが35.7kgm/0-3200回転」グレードです。
資料「https://www.hyundai.com/jp/ioniq5/spec」より
車幅感覚はつかみやすさについて
乗ってみて直感的に感覚はつかめる印象でしたが全幅に最初手こずりましたが、動画にもある通りある程度ノーズの位置も感覚的にイメージできる印象です。
狭い道路を通ってみたのですが全幅がネックになることはありませんでした。ただ1890mmあるので無理に狭い道路を通過する場合はぶつけてしまうリスクは高いと思います。
挙動はBEV丸出しのドッカンでは無い
気自動車はホンダの「Honda e」やトヨタの「bz4x」それに日産の「リーフ」を試乗させて頂いたことがあるのですけど、どの車種も電気自動車特有のドッカンと言うかガソリン車では味わえない強烈なモーターのトルク感がどの車にもありましたが、IONIQ5はまったくそんな事がなくてアクセルを踏んで走らせる感じはガソリン車にとても似ていました。
乗り心地について
乗り心地は日産のC26型セレナに似た感じで、ふわふわしないソフトな感じでバンプの収まりも割りと早いです。
車庫入れ ソナー・アラウンドビューモニター・バックカメラ
車庫入れは流石に全幅1890mmあるので手こずりました。ただ車庫入れアシスト機能が優れているので時間はかかりましたが車庫入れできた感じです。
最初のソナーアラートが鳴った時、障害物の距離はだいたい1m位でした。なので一回目のアラートが鳴ったら切り替えしたりぶつからないようにクリアランスを作るようにすると初心者でも安全に車庫入れ出来ると思います。
加速性
IONIQ5のアクセルの反応がガソリン車みたいだと冒頭言いましたが、加速については強烈なトルク感はあまり無いがめちゃくちゃ速いです。3.5Lのクラウンハイブリッドの様な加速に似ています。
車重1870kg カーブとかブレーキへの影響は？
この車はベースグレードで1870kgもの車重がありますが、カーブが苦手とかブレーキが効きにくいとかそういったネガティブな所はありませんでした、ただ重たいのでカーブ曲がる速度域はどうしても遅くなりますが非常に安定してコーナーリング操作できました。
ウインカーを出すと死角の映像がメーターに表示される
オプションか標準なのかはわからないですが、借りたIONIQ5はウインカーを出すと出した方向の死角の映像が表示されてとても便利だと思いました。後は、ブラインドスポットモニタアラートも正確でしたが、バイクに反応するのかは今回バイクと遭遇しなかったので確認出来ていません。
クルーズコントロールと車線自動キープアシストについて
東名、名神であればクルーズコントロール&車線キープアシストはバッチリだと思いますが、阪神高速環状線はきついカーブだと自動で曲がりきれない箇所が2つ程ありました。この辺は新しいプリウスやシエンタのセーフティセンスにはかなわない印象でしょうか。
まとめ
車両販売価格は479万円～と補助を入れるとだいぶ安く購入できる電気自動車です。パワーゲートやパワーフェールリッド等があったり車庫入れや車線変更時の手厚いアシスト機能がある事を考えればだいぶお得感高いのでは無いでしょうか？航続距離はベースグレードよりも一つ上のグレード72.6kWh容量で618km。
今回の試乗で一番気に入った点としては、とても運転しやすいし電気自動車ながら運転が楽しいと思えた点です。
今まで電気自動車は欲しいと思ったことが無い私ですが、IONIQ5なら有りかなと思った次第です。