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セレナ C27型 e-Power&ガソリン車を借りて 運転のしやすさ・居住性・燃費・悪い点をチェック

セレナ C27型

セレナ・e-Powerの記事を2021年4月2日追記させていただきました。

2016年8月にフルモデルチェンジを遂げた日産主力ミニバン「セレナ」(C27型)を借りてきたので、この車を購入をお考えの方に気になる点をレビューさせて頂きました。何か参考になれば幸いです。

今回借りてきたのはセレナ(C27型)ガソリン車です。e-Powerの方が人気ですがガソリン車もなかなかの高パフォーマンスなのでどのグレードを買うか迷ったら参考にしてもらえると幸いです

モデルチェンジ以前のC26型レビューも参考にして頂けると幸いです。

セレナ・ハイブリッド(26系) 運転のしやすさ 乗り心地 居住性 良悪い点をレビュー

セレナ C27 ガソリン車

e-Power / ガソリンエンジン スペック比較表

e-Power 2.0Lガソリン スマートハイブリッド
エンジン 1.2L 直列3気筒 HR12DE型 (発電専用) 2.0L 直列4気筒 MR20DD型
最高出力 84ps/6000回転 150ps/6000回転
最大トルク 10.5kg・m/3200-5200回転 20.4kg・m/4400回転
モーター EM57型 SM24型
モーター最高出力 136ps 2.6ps
モーター最大トルク 32.6kg・m 4.9kg・m
トランスミッション CVT
WLTCモード燃費 18.0km/L (ハイウェイスターGは17.2km/L) 13.2km/L (4WDは11.8km/L)

大きなミニバンだけど運転しやすい? (e-Power・ガソリン車共通)

セレナ C27型の車両サイズは全長4690mm (C26は全長4658mm) 全幅1695mm 全高1865mmと割とでかい。特に全高が186.5cmと大柄ですが運転は非常にしやすいです

ただし、運転しやすいのと車庫入れはまた別ですので念の為。

運転しやすい理由は全ての窓が大きいので死角がすくなくまた車幅感覚が非常に掴みやすいです。ドアミラーも見やすいので車線変更等も目線が高いのも手伝って楽にこなすことができます

狭い道路は運転しやすい?

狭い道路の運転しやすいとは言い難いです、車幅感覚は掴みやすいけど慣れないとキツイかもしれない

4m道路で直角を曲がる時のシーンも入っています、曲がる外側にノーズをギリギリ合わせる事でクリアできる感じですが慣れていないと内側のボディを擦りやすいと思います。

車庫入れや幅寄せはやりやすい?

全長4690mmはそんなに長いとは言えないので思ったよりは車庫入れや幅寄せはしやすいと思いますが、真後ろが見えにくいのでアラウンドビューモニターとバックカメラを活用した方が安全に操作できると思います

借りてきたセレナは後ろぶつけていた(バンパー上の方)ので、恐らく目視でバックしていてぶつけたものと推測する次第です。

これはグレードの低いガソリン車のアラウンドビューモニターとバックカメラです。見にくくはありませんがe-Powerの方はナビ画面に表示されてさらに見やすい

以下の動画はe-Power・ハイウェイスターのアラウンドビューモニターとバックカメラを撮影した動画です。

恐らくオプションの追加でナビ画面に表示されたり液晶ルームミラー(インテリジェントルームミラー)に表示させたりする事ができるはずなので買う時に確認していただくと良いでしょう。

乗り心地は良い・悪い?

乗り心地は好みが分かれると思いますが、先日30アルファードで九州を約400km走った印象をセレナを運転してた事と比べると流石にアルファードには負けるけどセレナ(e-Powerも同じ)の乗り心地も相当悪くないです(かなり良いと思います)。

と言うか心地が良すぎて運転していて眠くなる感じです

ハンドリングは止まると軽く動いていると程よい重さ

セレナ C27型のハンドル操作は停車していると非常に軽いです。なので車庫入れとかハンドルを沢山回すシーンが有るときは苦にならないと思います。

また止まると軽く感じるハンドルですが、走り出すと程よい重さになります

カーブを曲がる感じとエンジンブレーキの使い勝手について

e-Powerもガソリン車も挙動はほぼ同じで186.5cmも背が高いセレナはコーナーが若干苦手な感じがありますので結構減速してからコーナーを曲がるようにしないと大きなロールが出る印象でしょうか。

またセレナ・C27型ガソリン車のエンジンブレーキはLレンジしかないので高速道路では使わない感じで、急な下り坂で使う事がおすすめな印象です。

e-PwoerはBレンジ(セレクトレバーを右にスライドして下げるとBレンジ、もう一度同じ作業でDレンジに戻ります)によるやや強い回生ブレーキ(エンジンブレーキ)が発生します、またECOとSモードだとワンペダルブレーキと言うエンジンブレーキじゃないけど強い回生ブレーキを使い分ける事ができるのでガソリン車に比べるとやや強いまたはより強いエンジンブレーキ(回生ブレーキ)が用意されている。

ブレーキは踏めば踏むほど制動力が発生する

これも一人しか乗ってないので参考になるのかはわからないですけど、セレナのブレーキは踏めば踏むほど制動力が発生します。たぶんアルファードのブレーキもそんな感じでしたので多人数乗ってもセレナのブレーキはよく効くと思います。

ちなみにアルファードに体重80キロの人間が5名乗車時の急ブレーキのシーンです。アルファードのブレーキはよく効くのですがセレナも似たような効き具合でした。

燃費は良い・悪い?

セレナ C27 ガソリン車の燃費は給油してから358km走行時の平均燃費が10.6km/Lでした。

e-Powerの燃費は走行距離41183kmで平均16.5km/Lでした。

車重1650kgと2.0L排気量及びシェアカーなので燃費運転される事は少ない状況を考えるとなかなかの低燃費だと思います。

セレナ C27 ガソリン車の燃費

上の写真はガソリン車、下の写真はe-Powerの燃費を撮影したものです。

セレナ C27 e-Power 燃費

セレナ C27 ガソリン車のパワーは?速さは?

今回一人だけの乗車で試乗したので、多人数乗ったときにどうなのかはなんとも言えませんが

一人だけならかなり走ります。先日試乗したトヨタのヴォクシー程加速のパンチ力はありませんが伸びやかな加速性があってパワーは申し分ないです。また山道でも一人乗りならスイスイ登っていくパワーを兼ね備えているます。

e-Powerはノートやリーフのように速い?

セレナ・e-Powerは同じパワートレイを搭載するノート(HE12型)やリーフの様なこれぞEVと言う加速は無いです。

普通に走るけどこれぞ電気自動車と言う速さは期待しないほうが良い、ドライブモードをS(スマートモード)にしても、発電するエンジンが煩く動くだけで余り加速しない印象でした。

と言うのもアクセルペダルを踏み込むと巨大なトルクで強烈に一瞬進むのですがすぐにそれが止んでしまうのです。多分コンピューターがそれ以上加速させないようにリミッターを設けているような感じです。

Sモードで中速域から加速させてみた動画です。

信号発進もストレスは無いけどアクセルベタ付けしてもこんな感じの加速、アクセルペダルベタ踏みから更に踏み込むとエンジンが始動して発電して更にもう一段加速してくれます。

一時停止の多い裏道はモーターパワーが生かされている感じで、抜群にフットワーク良いです。

e-Power 発電している時のエンジン音について

セレナC27型は静音性が高いので、エンジン音は割と車内に入ってきます。これはe-Powerも同じなのですが、お気に入りの音楽や同乗者との会話が阻害される程の騒音では無く

もともと室内が静かなのでエンジンが回ると、エンジンが始動しているな~程度の音でほぼ気にならないです。

セレナ・e-Powerで加速させた時にエンジンが始動している状態の動画ですが、動画ではエンジン始動している音は聞こえてこない。運転している私は聞こえましたが助手席の人は聞こえて無かった感じです。

外観デザインの特徴

2016年8月にフルモデルチェンジしたセレナの外観デザインは二段ヘッドライトデザインとVモーションを協調したアッパーグリルが特徴で、日産車の中では一番Vモーションが似合っている車種。

ウィンドウ全体が非常に大きいが外から見るとスモークガラスが多様されていていて窓が大きいと言う印象が少なくフローティングルーフデザインが採用されていて大型ミニバンだけどスタイリッシュな見栄え。

特に後ろから見るとスタイリッシュでルーフスポイラーもさり気なくWルーフスポイラーが採用されている。

トランクリッドガーニッシュはエルグランドにたものが採用されていてガーニッシュ同色の「SERENA」ロゴ入り。

 

内装

C27型とC26型セレナの内装はやや似ており、特にメーターレイアウトはキープコンセプト。だがC27型のメーターの左側には液晶モニタが搭載されていて、マルチインフォメーション機能の他に、バックギア(リバース)に切り替えたときにアラウンドビューモニターとバックカメラ映像が表示される仕組み。

一見C26型と同じメーターに見える。

バックギアに切り替えるとアラウンドビューモニターとバックカメラ映像が表示される。

デジタルインナーミラーに表示されたほうが見やすい。

インパネシフトはやや角度がなくなり運転席と助手席の移動の妨げになりにくい。

26型よりは内装素材が高級感の高いものが使われている。

乗り降りや室内の広さ

セレナ C27型の乗り降りは抜群にしやすい。地上最低高がやや高いのでお年寄りや小さなお子さんはよっこらしょっと言う感じで乗り降りになるかもしれないが

ドアの開口部が大きいので足の上げ下げが少し大きくなりますが乗り降りは非常にしやすいです。

アルファードほどではありませんがかなり広いです

三列目シートも足元はなかなかのクリアランスがあり二列目シートを前方へスライドさせれば更に広くなります。

身長180cmの私が乗車しても余裕があります。

同三列目シートに座った写真。ルーフトップも余裕のクリアランスがあり窮屈感まったくありません。

オートスライドドア 挟み込み防止テスト結果

ハイトワゴンやミニバンで一番懸念になるスライドドアによる挟み込み事故ですが、オートスライドドアを装着すれば挟み込み防止機能が付いているので安心安全ですが、実際に挟んだときにどうなのかチェックしておきました。

何度か手や足を挟ましてみたのですが、ぜんぜん痛くなく安全に停止してくれます。

トランスペース

セレナ(C26型)よりも室内全長が180mmも広くなっていると言うこともあり、トランクスペースはかなり広いです。

Bセグメントサイズ ハッチバックモデルのトランクスペースと同等の広さがあります。3列目シート下に小物も入れらるし高さもある。

トランクスペースは広いけど、三列目シートの収納は跳ね上げ式。二列目シートは大きくスライドするのでギリギリ一台自転車のるかもしれない。

セレナの二列目シートは大きくスライドするので多彩なレイアウトが可能になっていますし、大きな荷物を乗せる際は収納もできる。

セレナ C27型の悪い点

総じてすごく良くできたミニバンだと思いました。内装の使い勝手は好みがわかれますが車としては人気ミニバン上位クラスだと思います。

運転のしやすさ・ここちよさ・きもちよさ・乗り降りのしやすさ・車の総合性能も良い事を考えると弱点は無いのでは無いかなと思ったのですが

一点、これはちょっと悪いと言うか弊害な点に気がついたのでピックアップさせていただきます。

それは、窓が大きいことによる熱害。IR・UVカットガラス装着車ならまたぜんぜん違うかもしれませんが、とにかく直射日光が当たる面積が多いので運転していて熱いです。

エアコンはよくききますが、太陽の当たる場所は熱くてたまりませんでした。

ここちよさ・きもちよさは窓が大きいところから得られる部分が大きいですが日差しの強い日はちょっと反対に害になりそうです。

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