ATSのカーボンツインクラッチ装着車を試乗
大阪の某チューニングショップのデモカーであるインプレッサ・tSを試乗させてもらいました。
このショップデモカーには自社開発パーツを装着している他にATSのカーボンツインクラッチを装着してる。
試乗の目的はクラッチでは無く評判の良い「車高調」足だった為、運転するときはクラッチなんて気にはしてなかったけどいざ走らせるとATSのクラッチがすごいよかったので、どんな感じだったかお伝えさせていただきます。
ATSカーボンツインクラッチ 発進の時ここが素晴らしい
クラッチのことはよくわからないので発進する時の事だけピックアップさせていただきます、ご了承のほどお願い致します。
動画を撮影させてもらおうと交渉したのですが、NGだったので一部の写真だけ使ってお伝え致します。
写真はショップデモカーに取り付けているフルチタンマフラー。
半クラの領域が長い
半クラの領域が長いと言う表現が正しいのかわからないですが、GDB・GVB・VAB・86・BRZの半クラ領域よりも1.2倍程度半クラ領域が長い気がしました。
なので、半クラミートをいくらでも微調整できるので私が初めてATSカーボンツインクラッチ搭載した車を運転した時に思ったのが「坂道発進がとてもやりやすい」と感じました。
半クラ領域が長いと言うことは(仕組み的にこの表現があっているかはわかりませんが)、いくらでもエンジンのパワーを伝えるのを調節できるし、アバウトなクラッチ操作でもエンストしない。
近藤エンジニアリングのデモカーはヒルスターとアシストを切っているので、坂道で止まった時にちょっと最初は坂道発進に自身がなかったのですが
半クラポイントがわかりやすい
GDBの重たいクラッチは半クラで繋がるとかすかに振動が伝わってきますが、GVBやVABそれに86・BRZは半クラミートした時の振動がほぼ無いので
どこが半クラなのかはエンジン回転数の落ち込みや排気音のインフォメーションで判断するのですが
ATSカーボンツインクラッチは半クラの時に左足裏に結構な振動が発生するので、半クラポイントがわかりやすい。
クラッチは軽いので渋滞も少し楽になります
通常ツインプレートになると重たくなるイメージですが、ATSカーボンツインクラッチは軽いです、イメージで言うと86・BRZのクラッチより少しだけ硬い。
特にGDBの様な石を踏んづけている様な重たいクラッチの人はATSカーボンツインクラッチへ交換する事で渋滞が少し楽になると思います。
エンストはしいない?
メタルクラッチ的な要素もあるのでエンストはします。
メタルクラッチを搭載する車を運転した人ならわかると思いますが、異常に発進するのが難しい場合があります。
ATSカーボンツインクラッチもメタルクラッチ的な感触がありましたので、低回転での発進コントロールは難しい場合があると思います。
ただ、半クラ領域が結構あるのでエンジンが止まると思ったら左足でクラッチを微妙に踏み込む感じにすればエンジン回転の落ち込みを簡単に調整できるので
クラッチコントロールに少し慣れればエンストの心配はいらなくなると思います。
費用は?
某チューニングショップでGDBのクラッチをATSカーボンツインクラッチを取り付けたオーナー様に費用の話を伺った所
交換費用含めてざっくり約40万円程かかるとの事でした。
もしクラッチを変えてみたいとお考えの方はまず最寄りのショップで見積もりして頂くのがいいでしょうか。
寿命は?
某ショップの社長によるとATSカーボンツインクラッチは半クラを多用してもクラッチはほぼ減らないので寿命は抜群に良いとおっしゃってました。
またクラッチを交換するならATSカーボンツインクラッチが一番ローコストなのでお客様におすすめしているそうです。
デメリットは?
好きな人は好きな音なのですが、クラッチを切るとツインクラッチ特有の「シャラシャラシャラ~」と言う異音が発生します。
なのでシフトアップするたびに「シャラシャラ~」と言う音がするし、発進しようとクラッチを切ると「シャラシャラシャラ~」と言う割と大きな音がします
知らないと故障?している様な音にも聞こえます。
MTって難しい~って思ってる人にATSカーボンツインクラッチがおすすめ
他にも良いクラッチがあるかもしれないのですが、私の知り合いやお友達全員がATSカーボンツインクラッチすっごい運転しやすいと口を揃えて言います。
私も体験したらなんとクラッチ操作が楽なんだと感じました。
最初だけコツは要りますが半クラ領域が長いので少し操作なれるだけでエンストしなくなると思います。
費用は40万円程必要になりますが、劇的にMT操作がしやすくなるので心が折れそうな人は思い切ってクラッチを交換してみては如何でしょうか。