トヨタオーストラリアが「86 シューティングブレーク」コンセプトモデルを2016年5月に公開。車格は86クーペと同じだが3ドアのワゴンタイプに改良されている。
プラットフォームは86(ZN6型)のまま、エクステリアもほぼ同じだがルーフからCピラーに掛けて大幅なデザイン変更が加わるも、リヤコンビネーションランプやバンパーやディフューザーとマフラーフィニッシャー類は現行86と同じでリヤゲート周りのデザインに違和感を覚える。
86ワゴンの情報を取り上げているイギリスの自動車メディア(http://goo.gl/k4Lth6)によると、86チーフエンジニアの多田哲哉氏はシューティングブレークの開発に意欲的で現在テスト走行が行われているとの事。
パワートレーンはスバルが開発した新型水平対向4気筒直噴エンジンのFA20型で、最高出力200ps、最大トルク20.9kg.m。トランスミッションはベースモデル同様6MT/6速AT。
車両サイズはルーフから下のエアロ周りはベースモデルと同じなので、全長4240x1775x1320(mm)。
シューティングブレークモデルのリヤコンビネーションランプは2016年7月にビッグマイナーチェンジされる86と異なる。
リヤゲートがノッチバックの様なデザインで私をスキーに連れてってで有名なセリカのようにも見えるし30型プリウスのようにも見える。
しかし、リヤゲートを開くとワゴンなのだ。
スポーツワゴン試乗は実質スバルのレガシィとレヴォーグの独占市場状態なので、斬新なスポーツワゴンの発売はトヨタファンからの支持は大きいと思われます。特に86のセカンドシートは荷物置きにしか使えない等のハードルもあり実用性の高い86ならまた人気化する事は間違いない。ライバルはレヴォーグで地方のサーキットでバトルする姿を見られる日も近い。
86シューティングブレーク レヴォーグ 主要諸元表比較
86 シューティングブレーク | レヴォーグ 1.6GT | レヴォーグ 2.0GT | ||
ロングボディー 全長x全幅x全高(mm) | 4240x1775x1320 | 4690x1780x1485 | ||
ホイールベース(mm) | 2570 | 2650 | ||
車重 | 1210kg | 1530kg | 1560kg | |
定員 | 4名 | 5名 | ||
エンジン | 2.0リッター水平対向4気筒DOHCエンジン (FA20型) | 1.6リッター水平対向4気筒DOHCターボエンジン (FB16型) | 2.0リッター水平対向4気筒DOHCターボエンジン (FA20型) | |
最高出力 | 200ps/7000回転 | 170ps/4800-5600回転 | 300ps/5600回転 | |
最大トルク | 20.9kg.m/6400-6600回転 | 25.5kg.m/1800-4800回転 | 40.8kg.m/2000-4800回転 | |
駆動方式 | FR | 4WD | ||
JC08モード燃費(km/L) | 13.0 | 17.6 | 13.2 | |
トランスミッション | 6MT / 6AT | CVT |