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LEXUS IS 選べるフラットに回るV6の3.5L/2.5Lと低燃費直四ハイブリッドモデル

昔LEXUSと言えばバブルの世代はセルシオの海外販売モデルイメージだったのですが、私がGDA乗る頃から沢山種類の違うLEXUSが登場してきました。先日NXの記事を書いたので沢山あるモデルを今度ゆっくり調べてみようと思いまして今回LEXUS ISの記事を掲載させて頂きました。調べてみたらISと一言で言っても沢山グレードが用意されていて形式別でエンジンスペックが大きく異る事に少し驚きました。スバルユーザーから見ると一昔前までEJ20しか無くて今でもFA20/FB16の種類しかないのにISだけで三種類もあるってすごいと思いました。

LEXUSIS250

まずISは次の形式に分類されます

  • GSE31(IS350) 3.5LのV6エンジン搭載モデル
  • AVE30(IS300h) 2.5L直四ハイブリッドモデル
  • GSE30/GSE35(IS250) 2.5LのV6エンジン搭載モデル

全て直噴タイプのエンジンとなります。V型エンジンの特性としましては低回転から高回転までフラットに回りきって直列エンジンの様に癖が出てしまうと言う事がないので特に高速巡航走行では素直に反応して気分よくドライブ出来ると思います。ただ3.5L等の大型排気量であれば何処からでもドカンと加速してくれて当たり前かもしれないのですが2Lクラスでは味わえない異次元の加速を楽しめると思います。

LEXUSISエンジンルーム

 

LEXUSISシリーズのスペック

LEXUSのグレード IS350 IS250 IS300h
サイズ全長×全幅X全高 4665×1810×1430mm
ホイールベース 2800mm
トレッド幅フロント 1535mm 1530mm
トレッド幅リア 1550mm 備考1
地上最低高 135mm / AWDモデルは130mm
重量 1630kg 1580kg / 1660kg(AWD) 1670kg
駆動方式 FR(後輪駆動) FR / AWD(四駆)
シフトタイプ(全てAT免許で運転可能) 8-Speed SPDS (電子制御8速オートマチック) 6 Super ECT 電気式無段変速機
定員 5名
エンジン型式 2GR-FSE 4GR-FSE 2AR-FSE
エンジンタイプ V型6気筒DOHC 直列4気筒DOHC
燃料供給装置 筒内直接+ポート燃料噴射装置 (D-4S) 筒内直接燃料噴射装置 筒内直接+ポート燃料噴射装置 (D-4S)
排気量 3456cc 2499cc 2493cc
内径×行程(mm) 94.0×83.0 83.0×77.0 90.0×98.0
圧縮比 11.8 12.0 13.0
最大出力 318馬力/6400回転 215馬力/6400回転 178馬力/6000回転
最大トルク 38.7kg.m/4800回転 26.5kg.m/3800回転 22.5kg.m/4200-4800回転
モーター形式 1KM
種類 交流同期電動機
モーター最大出力 143馬力
モーター最大トルク 30.6kg.m
バッテリー種類 ニッケル水素電池
燃費向上対策 筒内直接噴射、可変バルブタイミング、充電制御、電動パワーステアリング
JC08モード燃費 10.0km/L 11.6km/L AWDは10.6km/L 23.2km/L
ガソリンタイプとタンク容量 無鉛レプレミアムハイオク仕様 66L 無鉛レギュラー仕様 66L
ブレーキシステム フロント/リア 両方ベンチレーテッド ベンチレーテッド / ディスク
サスペンション フロント/リア ダブルウイッシュボーン / マルチリンク (前後スタビライザー付)
タイヤサイズフロント/リヤ 225/45R17 備考2

備考1″F SPORT”グレードのみリアのトレッド幅は1540mmとなります。

備考2″F SPORT”フロント225/40R18+リヤ255/35R18タイヤ+専用アルミホイール

LEXUSISのF SPORT専用アルミホイール

 

通常のIS用純正ホイールです。

LEXUSIS純正ホイール

 

外観

ベース車両(”F SPORT”グレード除く)は基本的に同じフロントグリルデザインとなります。フロントバンパー下にメッシュパネルが施されています。後はヘッドライトがグレードによってが異なります。

LEXUSIS写真1

 

グレードのIS350と250が採用するプロジェクター式ディスチャージヘッドランプデザインです。

 

IS350プロジェクター式ディスチャージヘッドランプ

プロジェクター式ディスチャージヘッドランプ写真2

こちらはIS300hのLEDヘッドライトデザインです。フォグランプは全グレード同じLEDフォグランプが標準装着されます。

IS300hのLEDヘッドライト

IS300hのLEDヘッドライト写真2

 

これは”F SPORT”モデルです。フロントの大型メッシュタイプのグリルデザイン(スピンドルグリルと言う)とボディーの大きさの割には比較的小さなつり目ヘッドライトデザインを採用します。

 

IS300hのF SPORT写真1

IS300hのF SPORTのサイドの写真

 

IS300hのF SPORTテール写真

 

テールデザインはマフラー二本出しで全て共通のフォルムとなるのですがIS300hハイブリッドだけマフラーが隠れたデザインとなります。

IS300hテールデザイン

こちらが350/250グレードのテールデザインです。

IS350/250テールデザイン

 

LEXUSシリーズ共通なのですがすごいと思うのがカラーリングを変えるとすっごいレーシーに見えるのです、恐らくオーバーフェンダーがカラーリングを変えることで際立って見えるのではないか思いました。これはラピスラズリマイカと言うブルーマイカに似たカラーリングなのですが全く別の車に見えてしまいます。

ラピスラズリマイカカラー

サイド側から見てもカラーリングが違うと見栄えが全然違います。

ラピスラズリマイカカラーサイド写真

 

これは2014年5月で販売を終了してしまったISFモデルにTRDのGTウィング(ISF TRD)を付けたモデルです。ISにも取り付けられるのでは無いでしょうか。とても良く似合います。

LEXUSISのTRD GTウイングイメージ

 

内装

IS300hの内装です。350も同じデザインです。すごい大人をイメージした運転席です。真ん中にアナログ時計を配置し高級感がアップしております。

is300hF-SPORTの内装

 

300h/350シリーズのインパネです。左側にタコメーターと右側にスピードめいたーアナログ式のデザインでスピードメーターはリミッタが作動して180kmで止まりますが240kmまで切ってあります。ということは2.5L/3.5LV6エンジンはそこまで持っていけると言うことですね。

IS350のインパネ写真

 

こちらは250シリーズの運転席です。上の内装と比較してしまうと少し引けを感じるのですが比較しなければ全然普通にスポーツセダン的な内装デザインですよね。

IS250の内装

 

シートの方ですが”F SPORT”は赤い専用スポーツシートが装着されます。セミバケットタイプでしっかり体をホールド出来ドライブポジションをしっかりとサポートします。

F SPORT専用セミバケットシート

IS250のシートですホールド感は低いですが体の大きな方は乗り降りが楽なシートデザインだと思います。

IS250のシート

後部座席も大人3人乗車しても余裕の広さがあるので割と大柄な人が5人乗車しても余裕の室内空間を持ちます。

ISの後部座席

トランクルームは普通に広いです。後部座席を倒して少し長い荷物も積み込めるのでゴルフバックなら2つは余裕で載せられると思います。

LEXUSISトランクルーム

内装とは関係ないかもしれないのですが300hを除くV6エンジン登載モデルには全車エンジン音を室内に響かすサウンドジェネレーター(86と同じシステム)を標準装備です。なので外には余り大きな音はしないのですが室内には心地良いV6エンジンサウンドがアクセルを踏み込むと楽しめる仕組みとなっております。

エンジンルームを開けてエンジンカバーを外すとこの様にエアーインテークにチャンバーが装着された部品がサウンドジェネレーターパーツが見えると思います。

エンジンに取り付けられたサウンドジェネレーター

サウンドジェネレーター本体です。

サウンドジェネレーター本体

足回り

NAVI・AI-AVS(F SPORT標準)装着車両はショックアブソーバーの減衰力を電子制御し車を最適な姿勢を維持できるようにダンパーの硬さを電子コントロールしてくれるシステムを持ちます。ワインディングを走っている時は固めで、凸凹した一般道を普通の速度で走る場合は突き上げ感を柔らかくしたりとドライバーの運転をしっかりとしたアシストを行ってくれます。通常グレードだとNAVI・AI-AVSはオプションとなるのですが取り付けする場合は18インチタイヤ&アルミホイールが同時装着が条件ですので通常のISグレードでこれを追加する場合は少し負担となりそうですが取り付けて置いたほうが良さそうです。

NAVI・AI-AVS制御イメージ

 

ブレーキシステムですがIS350グレードにはスパイラルフィン(放熱フィンが放熱しやすいようにわざと曲がった形状を採用)ベンチレーテッドディスクに4ポッド対向ブレーキキャリパーが標準装着されます。ブレーキディスクの口径は334mmで”F SPORT”にはスポーツブレーキパッドが装着されます。リア側はベンチレーテッドでディスク口径は310mmのものが装着されます。

lexusis20013

 

IS300h/250のブレーキディスクはフロント296mmベンチレーテッドディスクでリア側は290mmディスクブレーキが装着されます。

IS300hブレーキ

IS350″F SPORT”のみに装着されるのですが4WSの様な機能LHD(レクサスダイナミックハンドリングシステム)が標準装備されます。これは車がカーブを曲がる時に通常フロントがハンドルを切ってデフが内側外側のタイヤに掛かる負荷を調節してコーナーを曲がる仕組みになるのですが、LHDはさらに後輪も曲がる方向に少し切れるのでコーナーリングをとてもスムーズに行う事が出来るようになります。このシステムは昭和の時代HONDAのプレリュードが4WSを採用して人気となったのですが、今の時代にまさかレクサスに採用されているとは夢にも思いませんでした。

LHD動作イメージ図

ドライバーアシスト機能

LEXUS ISには全グレードトヨタVDIMが標準装備されます。ただ一部レーダーによる周囲を監視するシステムはオプションとなるのでVDIMが有効な標準範囲はABSアンチロックブレーキとブレーキアシストとVSCとTRCの範囲となります。

VDIMを活かすにはオプションのBlind Spot MonitorとPre-Crash Safety Systemを装着したほうが良さそうです。

Blind Spot MonitorはセンサーがISの少し後方の死角にいる場合等ドアミラーにアラートを表示して死角に車が存在する事を知らせてくれるサービスです。

Blind Spot Monitor動作イメージ

Pre-Crash Safety Systemは前方の車両との相対速度を判断して自動的にブレーキをかけて減速し前の車両と同じ速度を保とうとする衝突回避衝突軽減サービスです。

Pre-Crash Safety System動作イメージ

 

LEXUS ISの感想

ハイブリッドモデルIS300hが登載する補助モーターのスペックがとても気になりました。モーターだけで143馬力でトルクが30.6kg.mって、これもう少しパワフルにしてくれれば完全にEVで行けると思うのですが。スペック的に魅力を感じるのはやはりV6の3Lエンジンを登載するモデルがとても気になりますがちょっと高価過ぎる感じがします。個人的にV6の2.5Lエンジンを採用するIS250がとてもお買い得感高いのでは無いでしょうか。V6エンジンはよく回るのでスペックではパッとしない感じですが絶対気に入るエンジンフィーリングだと思います。ハイブリッドタイプはモーターの馬力とトルクが魅力的なのですが直4エンジンも少し中途半端なスペックで燃費も余り目を引く程の燃費ではないのでもしハイブリッド狙っているならLEXUSEVが出るまで待ったほうが良いと思います。ですがトヨタさん的にはEVを作らないのでしょうか。今なら絶対EVカーが気に入られると思います。

LEXUS ISの動画

レクサス IS350 ”F SPORT”

レクサス IS 動画試乗レポート 国沢光宏のキビシイ目

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