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ホイールの種類とデザイン名を解説

あのホイールなんていう名前?

車を買ったら一番にカスタムしたくなるのがホイールですが、欲しいデザインのホイールをうまく説明できなくてなかなか見つからない時はこの記事を参考にホイールの特徴やデザイン名を参考に自分の車に抜群に似合うホイールを見つけてください

ホイール デザイン名

ホイールにはベースとなるデザイン名があるのでまずそちらを説明させて頂きます。

デザインは大きく分けて5種類あり、その中からさらに細かいデザイン名もあるのですがベースとなるデザイン名を把握していれば欲しいホイールを絞り込み検索する事ができます

スポーク

スポークと言えば自転車のスポークを連想するのだが、自動車のホイールの場合は写真の様にシンプルな数本~10数本の棒がホイールセンターからリムに掛けて伸びたデザインのものを言う。

スポークデザインのアルミ・ホイールは重量が軽くメンテナンスしやすいメリットがあるのですが強度が低下すると言うデメリットも。

ホイール・スポークデザイン

ツイン

二本づつスポークが並んだデザインのものはツインスポークと呼ばれている。

Y字

スポークデザインでもこの様にリムに掛けて特徴的なデザインのものはY字スポークと呼ばれる事がある。

メッシュ

自転車のスポークを連想させるような複雑に絡み合った網の様なデザインのものをメッシュデザインと呼び、強度が高く耐久性にすぐれ高級車等によく似合う

ホイール・メッシュデザイン

ディッシュ

ホイールセンターからリムにかけてほぼアルミ素材で覆われたお皿の様な独特の形をした製品をディッシュデザインと呼び、見た目は高級感高いが重量が増え重たくなるデメリットがある。

ホイール・ディッシュデザイン

ムーンディスク

おぼんの様にホイール全体が覆われたデザインのものはムーンディスクと呼ばれており、クラッシックカーによく似合う

最初からムーンディスクホイールとして販売されている製品の他に、スチールホイール用のカバーとして販売されているものがあります。

フィン

その名の通り送風機の羽(フィン)のようなスポーク形状をしているデザインの事を言い、見た目が綺麗と言う特徴の他なのと計算はされていないがフェンダーのエアフロー効果(冷却・減圧によるダウンフォース)もあるのかもしれない。

ディープリム(リムを強調したデザイン)

アウターリムからスポークまたはディッシュと言うディスク分が奥に深くレイアウトされているホイールディープリムデザインと言います。

オーバーフェンダーを装着しキャンバー角度を付けトレッド幅を広げた車によく似合うホイールデザインです。

ホイールの素材にも色々あります

一般的には市販ホイールはアルミ(アロイ)ニュウムと言う素材が使わているのですが、アルミの他にスチール(鉄)や軽量な素材が使われている製品があるのでご紹介致します。

アルミ

アルミニウムは一般的なカー用品量販店で販売されているドレスアップ用のホイール素材に使われています。

アルミホイールの特性としては、鉄と異なり錆びにくく軽量且つ放熱性が良く加工しやすいのでデザイン性に長けている。

スチール(鉄)

スチールホイールは比較的廉価な車に装着されている事が多く、素材はその名と通り「鉄」で鉄チンホイールとも言われる事があります。

特徴は強度が高いのでアルミ・ホイールよりも同じインチ数では軽量と言われていますが市販されている製品はサイズやデザインが限られています。

マグネシウム

マグネシウム合金を使って製造されており超軽量と言う点が特徴。

競技や超高級車に装着されている事があるが、割れやすいと聞いたことがあります。

BBS社のマグネシウムとアルミの合金を使ったホイール「FZ-MG」。

カーボン

炭素繊維が素材のカーボンと言われるホイールもあります。軽量かつ耐久性はありますがコストが掛かりすぎるので車のホイールとしては一般的では無い

ポルシェ911にオプションで用意されたカーボンホイールで価格は約200万円と言われている。

ホイール構造の特徴

ホイールにはパーツ構成が3タイプあり、「1ピース / 2ピース / 3ピース」と呼ばれています。

1ピース

単体のパーツ構成で接続部分が無いホイールを1ピース構造と言い、特徴は強度が高くローコストで製造可能な点。

2ピース

リムとスポークまたはディッシュ部の2つの部品を組み合わせたホイールを2ピース構造と言いいます。

ディッシュまたはスポーク部分だけを加工できるのでデザイン性の高いホイール製造とミリ単位のインセット調整を可能とするのが特徴

3ピース

スポークまたはディッシュとアウターリム&インナーリムの3つの部品を組み合わせたホイールで、デザイン性の自由度が高くアルミ・ホイールの最高峰と言われていますが製造に手間がかかる為、3ピース構造のホイールは販売価格が比較的高い

鍛造・鋳造 アルミ・ホイール製造方法の違い

アルミ・ホイールを買う時に「鍛造(たんぞう)・鋳造(ちゅうぞう)」と言う言葉を聞くと思うのですがこれの違いにつきましては

鋳造は鋳型(いがた)に溶かしたアルミや鉄を流し込んでホイールを成形する製法で製造コスト低く抑えられ大量生産が可能で複雑なデザインのホイールを製造するのにも適しており純正車のホイールに装着されている事が多くのも特徴。

鍛造は数千トンのプレス機で製造するホイールの事で、プレスするトン数が大きいほど軽量且つ剛性の高いアルミ・ホイールを作ることができると言います。

各メーカーの鍛造プレス機トン数 参考値

BBS 9000t/1台,8000t/1台,7000t/1台,他5台のプレス機 所有

TWS (鍛栄舎) 8000t,6000t

レイズ 10000t/1台,5500t/1台,3500t/2台

・伝説のロシア製アルミ・ホイール「リーガマスター」は1万トンのプレスで4工程に渡り製造されていたと言う。

鍛造・鋳造アルミ・ホイールの見分け方

ホイール裏側(ハブ)の刻印を見て判断する事ができるらしいのだが

私のBBSアルミ・ホイールRV739の刻印は飛び出している。

刻印が飛び出しているのは鋳型に溶かした金属を流し込んで成形するタイプの様なのだがRV739でネットで調べてみると鋳造では無く鍛造でした。

鍛造・鋳造アルミ・ホイールを調べるにはネットを活用し品番から調べるのが一番適当だと思われる。

BBS RV739 アルミ・ホイール

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