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WRX・レヴォーグのブレーキが効かなくなるベーパーロック現象の注意点と対策方法を解説

スバルのターボ車は一定時間経過するとブレーキが効かなくなりやすい

WRX GVBに乗っているときからブレーキに違和感があり、仲間の情報を集めているとスバルのターボ車全般的にタービンから発生する熱によりブレーキオイルが熱せられ易く

一定時間を超えるとブレーキの効きが弱くなるまたはブレーキオイルが沸騰してベーパーロック現象が発生してしまう。

六甲山の夙川から摩耶山を往復して山を降りてきた時点でブレーキオイルがベーパーロックしてしまった時に撮影した動画(ブレーキが底突きする)です。

https://www.facebook.com/gdbgvbvab/videos/296427094296496/

 

 

どの位でブレーキが効かなくなるの?

ベーパーロック現象が出たのはGVB・VAB含めて5回目でそれぞれ共通するのがエンジンが十二分に温まった状態で下り坂でのフルブレーキングや2速または3速全開のフルブレーキングを2~3回。

一番ひどかったのは芦有を料金所から出発(上り)して有馬温泉の見える展望台まで走ってベーパーロックした事がありました。

https://www.facebook.com/gdbgvbvab/videos/191675958422624/

ベーパーロック現象が出やすいその他のシーン

フルブレーキングしなくても次の道路や状態ではベーパーロックしやすくなるので気をつけて下さい。

  • きついカーブが連続する下り坂
  • 2名以上乗車している
  • S#で加速とブレーキを繰り返している

ベーパーロックが発生しやすい原因はエンジンルームとタービンの熱

GVBを所有している時に確認できたブレーキオイルのにじみ現象。

特に何もしていなくてもブレーキオイルタンクから熱せられたオイルが滲み出る現象があります。

WRX&レヴォーグ エンジンルーム熱対策 発進が遅くなる・ブレーキオイルがにじみ出てくる

WRX(S4含む)とレヴォーグのエンジンルームは放熱性が悪く熱が異常に溜まりやすい、加えてタービンとブレーキオイルタンクが近すぎてタービンからブレーキオイルが熱せられてしまう

タービンには遮熱板はあるが熱の影響を受ける。

ベーパーロック現象が発生する前兆

ベーパーロック現象が発生する前に、ブレーキを踏むと異音がするか焼けた匂いがしてきます。

具体的にはブレーキを踏むと「ギコギコギコ」と言う音や、嗅いだことのない焦げた様な匂いがしてきます

もしくは、ブレーキを強く踏み込んだ時に何時もよりも効きが悪いなと感じた時(既に手遅れなのですぐに安全な場所に停車してください)。

停車したら三角板を出すなど後続車に停車している事をアピールを忘れないで下さい。

停車したら安全な場所に車を止めてエンジンを切って30分程待機してください。

30分程するとブレーキは復活しますすので運転できるようになります。

ベーパーロックが発生した時の対処方法 ブレーキオイルを冷やす

ベーパーロックが発生したらブレーキオイルを冷やす必要があるので、エンジンを停止します。

次にボンネットを開く、この状態で30分位ブレーキオイルを冷やしてエンジンを始動して

ブレーキペダリルを何度か小刻みに踏んだり離したりして、固くなってきたら(スカスカしていない状態)ブレーキ復活です。

WRX(S4)・レヴォーグ ボンネットの開き方

運転席右下の足元にあるレバーを引く

がチャット言う音と共に、ボンネットが少し開くので真ん中より右側にある白いレバーを探す。

白いレバーを左側に起こすとボンネットを開くことができます。

白いレバーは下側にあるので、少しわかりにくいですがよく探せば見つかります。

 

ベーパーロック現象が発生したら運転できないの?

ブレーキオイルを冷やしたら運転できるようになりますのでロードサービスを呼ぶ必要はありません

またスバルへ車を見てもらいに行く(点検・整備)必要もありません。

ただベーパーロック直後は次の事に注意して運転してください。

  1. SI-DRIVEをインテリジェントモードに切り替える
  2. ブーストがからないようにする運転する
  3. 法定速度未満の速度に抑える
  4. ブレーキはなるべく踏まずにエンジンブレーキを多様
  5. 長時間走る必要がある場合、一定時間運転したらエンジンを切ってブレーキオイルを冷やす

WRX・レヴォーグのベーパーロック現象を発生させないように走るには

一番良いのは、ハードは走行した直後や巡航で1時間位(下り坂なら20分位でしょうか)走ったらエンジンを切って20分前後クーリングしてあげる。

ブレーキオイルタンクに遮熱シールを貼り付ける。遮熱シールを細かく切ってぐるぐる巻きにブレーキオイルタンクに貼り付けるのも効果があります。

またはブレーキオイルを耐熱性の高いドット4規格のオイルへ交換する

純正ブレーキオイルはドット3 ドライ沸点(新品時)205度以上、ウェット沸点(2~3年後)140度以上、ドット4はドライ沸点(新品時)230度以上、ウェット沸点(2~3年後)155度以上。

沸点に達すると気泡が発生してブレーキが効かなくなります。

ブレーキオイルについての詳細はディクセルの公式ページを参照。

http://www.dixcel.co.jp/subcontent/literature/literature02.html

 

 

 

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