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最後のレガシィツーリングワゴンBRM(2.5LNA)/BRG(2Lターボ)

長年スバルのフラッグシップカーを務めてきたレガシィツーリングワゴンが販売終了となってしまいます。レガシィブランドは残るのですが既存のB4タイプのセダングレードのみがレガシィとして継続販売され、ワゴンタイプはレヴォーグがフラッグシップを代わりを努めると言うことになります。2014年7月18日現在生産は既に終了しており新車で購入可能なのは販売店在庫のみとなりカラーやグレードの指定は出来ないと言う事です。

レガシィツーリングワゴン

ツーリングワゴン最終モデルとなるは2.5Lエンジンを搭載するBRMと2Lターボエンジンを登載するBRGです。まず外観の違いですがBRMはNAエンジンとなるのでボンネットのインタークーラーへのエアーインテーク口がありません。車両サイズは全グレード共通でぱっと見どちらがNAでどちらがターボなの分り辛いですがエアーインテークの有る無しで簡単に見分ける事が出来ると思います。

こちらがBRMのフォルムです。ボンネットに吸気口が無いのがわかると思います。

レガシィBRM写真

 

レガシィBRMボンネットの写真

こちらがBRGのフォルムです、ボンネットにエアーインテークがあるのがわかります。

 

レガシィBRG

 

レガシィBRGボンネットの写真

車両サイズと簡単な概要

  • 車両サイズ(全長×全幅×全高) 4790×1780×1535mm
  • ホイールベース 2750mm
  • フロント/リア トレッド幅 1530/1535mm   備考1
  • 地上最低高 150mm
  • 5ドア
  • 定員 5名
  • 駆動方式 AWD(四輪駆動)
  • ミッションタイプ リニアトロニックCVT(マニュアルモード付き)

備考1、BRMの2.5iB-SPORTと同グレードのiSight装着車両のみフロントとリアのトレッド幅は1545/1550mmとなります。

BRMのスペック

全車両アイドリングストップ機能付き。

BRM2.5iのグレード B-SPORT B-SPORT EyeSight / (G Package) EyeSight S Package
重量 1510kg 1510kg / (1530kg) 1540kg
エンジン型式 FB25型
エンジンタイプ 水平対向4気DOHC 16バルブ AVCS
燃料供給装置 EGI(電子制御燃料噴射装置:マルチポイント・インジェクション)
排気量 2498cc
内径×行程(mm) 94.0×90.0
圧縮比 10.0
最大出力 173馬力/5500回転
最大トルク 24.0kg.m/4100回転
JC08モード燃費 14.4km/L 14.4km/L / (13.6km/L) 12.4km/L
ガソリンタイプとタンク容量 無鉛レギュラーガソリン仕様 65L
ブレーキシステム フロント/リア ベンチレーテッドディスク / ディスク 両方ベンチレーテッドディスク
サスペンション フロント/リア ストラット式 / ダブルウィッシュボーン式
ホイール 16チンチ6.5J 16チンチ6.5J / (17インチ7.5J +55オフセット PCD100) 18インチ7.5J +55オフセット PCD100
タイヤサイズフロント/リヤ 205/60R16 205/60R16 / (215/50R17) 225/45R18

BRGスペック

アイサイトを搭載しているか指定しないか以外はスペックは共通でした。因みにターボモデルの方にはアイドルストップは付属しません。

BRGのグレード 2.0GT DIT 2.0GT DIT EyeSight
重量 1600kg
エンジン型式 FA20型
エンジンタイプ 水平対向4気筒 DOHC 16バルブ デュアルAVCS 直噴ターボDIT
燃料供給装置 筒内直接燃料噴射装置
排気量 1998cc
内径×行程(mm) 86.0×86.0
圧縮比 10.6
最大出力 300馬力/5600回転
最大トルク 40.8kg.m/2000-4800回転
JC08モード燃費 12.4km/L
ガソリンタイプとタンク容量 無鉛プレミアムガソリン仕様 65L
ブレーキシステム フロント/リア 両方ベンチレーテッドディスク
サスペンション フロント/リア ストラット式 / ダブルウィッシュボーン式
ホイール 18インチ7.5J +55オフセット PCD100
タイヤサイズフロント/リヤ 225/45R18

外観

レガシィBRMサイドの写真

 

フロント周りのデザインはエアーインテーク(BRGモデル)を持つか持たないか以外同じ。

 

レガシィBRMフロントグリル

テールのデザインも少し異なってます。BRMはマフラー一本出しに対して

レガシィBRMテールデザイン

 

BRGモデルはマフラー二本出しになります。この辺はFA20エンジンを搭載する車両が共通化されている為なのでしょうか。レヴォーグもBRZも二本出しですものね。

レガシィBRGテールデザイン

 

内装

BRMのGPackageとBRGの運転席です。アクセルとブレーキペダル類がアルミパッドとなる以外は殆ど同じ。ハンドルの下にマニュアルモード時のギア操作が出来るパドルシフトが装着されます。

BRG内装

こちらがBSPORTグレードの運転席まわりです。

 

BSPORT内装

 

インパネですがBRGモデルのみ260kmまで表示のスピードメーターが装着されます。実際はリミッターカット機能で180kmまでしか出ないです。一番左の小さなメーターは水温計です、その隣はタコメーターでエンジンの回転数を把握する事が出来ます。真ん中はアイサイト装着車はドライブ状態を把握し必要に応じて警告やアドバイスを表示します。

BRGインパネ

 

助手席側からの見たキャビンの写真。運転席助手席とも体をホールドしてくれる形状のシートを採用します。

BRM/BRGキャビン

 

後席はそれなりの広さがあり大人5人乗ってもかなり余裕はあります。

BRM/BRG後席

トランクはワゴンだけあってかなり広いです。沢山の荷物を載せる事が出来るので車での旅行などにも最適です。

 

BRM/BRGトランク

後席も倒せば普通の自転車なら倒して載せる事が出来ると思います。

 

BRM/BRG後席を倒した時のトランク

足回り

BRMのB-SPORTグレードに標準装着の16インチアルミホイールです。タイヤハウスが大きいのですごく寂しい感じがします。やはり最低17インチは欲しいところでしょうか。

BRM16インチアルミホイール

BRMのB-SPORT EyeSightが標準装着する17インチアルミホイール。17インチでもタイヤハウスの空間が大きい感じがします。車高調でローダウンするとしっくりしそうですよね。

BRM17インチアルミホイール

BRMのGPackageとBRGに標準装着の18インチアルミホイール。この大きさで初めてしっくり感が高くなります。

BRG18インチアルミホイール

BRMのGPackageとBRGグレードにはビルシュタイン製ダンパー(フロント倒立式)のサスペンションダンパーが採用されます。

LEGACY用BILSTEINダンパー

 

BRMのブレーキはフロント16インチ用、BRGはフロント17インチ用ベンチレーテッドディスクブレーキが装着されます。ABSブレーキング時に前後輪の制動力を最適配分するEBD(電子制御制動力配分システム)のほか、ブレーキアシストも装備します。

BRMとBRGブレーキ

 

ドライブアシスト

iSightがグレード末尾につくものは話題のアイサイト2が装備されます。フロントバックミラー両脇に備え付けられたカメラレーダーによって道路交通状況をコンピューターが自動判断して衝突の危険がある場合は自動的に減速するシステムを搭載する他、追突予防に居眠りふらつき運転予防に全車速追随機能つきクルージンズコントロールを備えます。渋滞時の運転が非常に低減されますし免許取り立ての方にはすごく安心できるセーフティー内容となります。またお年寄りがよくやってしまうアクセルとブレーキ踏み間違え誤発進抑制機能も備えます。

アイサイトのカメラ

どのレガシィが良いのか?

2014年7月時点の話なのですがハイオクが高すぎます。17日にGVBで六甲山へドライブに行った時に給油したら20L少々で4000円オーバーのガソリン料金にびっくり。山へ行ってもお給料日前なので余りアクセルを踏み込むことが出来ませんでした。沢山お金を稼ぐ方なら気にしなくても良い範囲なのですが一般庶民にはガソリン代金高騰は大問題です。なのでもし私が今レガシィを選ぶのなら迷わず燃費の良いBRMベースで考えてしまいます。レギュラー仕様で燃費が良いので少しでもドライブの負担低減に繋が事を考えてしましますが。本音はやっぱりBRGターボモデルが絶対に楽しいと思います。300馬力、40kg.mものトルクを持つ加速力は素晴らしいものを持ちますし急勾配の峠道もグイグイ登っていきます。後はアイサイトは必要なのかどうなのか?日本の道路事情を考えれば搭載していた方が絶対良いと個人的に思います。なによりイライラしなくていいですし渋滞でドライバーの気分を損ねること無く皆で楽しく長距離ドライブを楽しめると思いますので。

レガシィBRG写真2

スバル公式レガシィツーリングワゴン動画

 

「最後のレガシィツーリングワゴンBRM(2.5LNA)/BRG(2Lターボ)」への2件のフィードバック

  1. レガシィはスバルの代名詞的車両といっても過言ではありません。販売台数も相当なもので、これだけでもかなりスバルは潤っていたと思います。レガシィがなければ他の車種の開発が滞っていた可能性もあります。

    レガシィと言えば、私はBH5がまず思い浮かびます。
    荷物も積めて、しかもハイパワー。
    レジャーに走りに、非常に楽しめる車。
    こぞってマフラーを社外品に替え、ボクサーサウンドをたてながら力強く走っていた光景は、近い将来過去の遺産になるでしょう。
    スバルの車ほど賛否両論があるものはないと思います。
    水平対向エンジンの是否や、そこから生み出されるボクサーサウンドの趣向などがそれです。
    それでも、あれほどのハイパワーエンジンや悪路走破性が高い車種を生産し続けている事は、もっと認知されても良い事案ではないでしょうか。
    レガシィの趨勢を鑑みると、それを感慨深く思うのは私だけではないはずです。

    1. おはようございます、コメントありがとうございます。未だに高い人気を持つツーリングワゴンがなくなってしまうのは寂しい限りですよね。

      GVBのパーツを買うとだいたいBH5の汎用タイプとして使えるのでWRXは基本的にレガシィベース車両になっているものと考えていいのでしょうね。

      トレードサウンドボクサー、これはスバルの特権だったのにいつの間にか等長エキゾーストになってしまってトレードサウンドも消えていつのまにかトヨタ色に染まってしまいとうとうツーリングワゴンが終了してしまうなんて。

      今でもボクサーサウンドを轟かせて走る車が居るとやっぱり振り返りますよね、本当にいい音をしています。

      実用性ハイパワー、独特のサウンド。これ程の趣向性を持つ車をなんでやめてしまうのでしょうね、やはり時代の流れなのでしょうかですよね。

      スバルの独自性をもっとアピールする車を作って欲しいと願う次第です。

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