オーストラリアのバイクメーカー「KTM」が製造販売しているレーシングカートを大きくした様な見た目が超派手なスポーツ・カー「X-BOW」の情報です。
フレームにカウリングが取り付けられただけのエクステリアはレーシングカーそのものですがライセンスナンバーを取得してこのままで公道を走る事が可能です。ただ車両価格がとても高価で、明確な提示価格はありませんが850万円から1300円すると言う情報があります。日本正規代理店は「ZOOM CO.,LTD」。
パワートレーンは2.0リッター直列4気筒ターボエンジン、6MTトランスミッション、駆動方式はMR。車両重量は見た目よりも重たく790kg-847kg。OPELとボクスホールから限定販売されたコンバーチブルモデルのスピードスターよりも少し軽い印象でしょうか。
しかしながら見た目のインパクトはとても強く超目立つスポーツ・カーに乗りたいと言う方にはお勧めだと思います。
2016年現在販売されているグレードは3種類あり、スペックはそれぞれ次の通りです。
制動能力もメーカー公式スペックに公開されていましたが車重が軽いのでブレーキは気にしなくても良さそう。
X-BOW R | X-BOW RR | X-BOW R GT | ||
ロングボディー 全長x全幅x全高(mm) | 3738x1915x1202 | |||
ホイールベース(mm) | 2430 | |||
定員 | 2名 | |||
エンジン | 2.0リッター直列4気筒DOHCターボエンジン | |||
最高出力 | 304ps/6300回転 | 289ps/6400回転 | ||
最大トルク | 40.7kgf.m/3300回転 | 42.8kgf.m/3200回転 | ||
車重(kg) | 790 | 847 | ||
0km/h-100km/h 加速時間 | 3.9 | 4.1 | ||
最高速度(km/h) | 231 | |||
1000km/h-0km/h 制動能力 | フルブレーキングで停止出来る距離 32.9m | |||
タイヤサイズ | フロント 205/40R17 リヤ 255/35R18 | |||
駆動方式 | MR | |||
平均燃費(km/L) | 12.0 | |||
トランスミッション | 6速MT |
スペックはかなりのものを持つものと思われますが、実用性は皆無。ルーフが無いのでコーナーでは安定して走れる利点はあるものの雨が降るとホロも無いので大変だと思われます。ステアリングはクイックリリースボスなので取り外して乗り降りするタイプ且つステアリング外しておけば盗難対策にもなる。
インテリアはほぼ「ドンガラ」の状態。フロアシフトのシフトレバーの位置を見るとスーパーローポジションだと思われ、乗ると絶対わくわくすると思います。
ダッシュボードと言うのかセンターコンソール延長線上にある液晶モニターがインパネ。
見た目は最高に素敵ですが、エアコンが無いので真夏と真冬運転するには厳しい。
左からクラッチとブレーキとアクセルの3ペダル。感覚がとても近い様にも見える。
むき出しダンパーキット。これならメンテナンスもしやすそうです。
完全に趣味の世界ですが、軽量なのでタイヤは減らないしブレーキパッドやディスクローターの消耗も少ない、シャシーへのダメージも少ないしメリットは大きい。下手にR35を中古で買うよりもずっと運用コスト負担は軽微。