試乗

スイフト 試乗 ZC83・32・33S型(スイフトスポーツ) まとめ 運転のしやすさ・加速性・燃費・室内の広さについて

スイフトスポーツ ZC33S型 6MT 1.4Lターボ試乗(2020年10月16日追記)

先日試乗したZC83型ベースのZC33S型スイフトスポーツを運転させて頂きました。

これがお借りしたZC33S・スイフトスポーツです、GReddyのアンダースカートと大型リヤスポイラーは別途取り付け

内装はカラーアクセントが入っている以外はほとんど同じ

MTだけど発進操作は簡単

6速マニュアル車なのですが、スズキジムニー同様「半クラの幅があるのでとても発進しやすい。坂道発進もエンストしにくいのでマニュアル車だけど手軽に運転できます。

1.4Lターボは速いの?

発進後1500回転からアクセルを踏むとブーストの掛かりがよくストレス無く加速していきます。加速については申し分ありません。

速いか遅いかについてはZC33Sの車重970kgと軽量も手伝ってかなり速いです

ただ排気量が小さいのでエアコンONでかなりのパワーロスはあるらしく、速さを求めるならエアコンOFFで運転したほうが良いと言う事です。

参考になるかはわからないですが、峠のきつい上りを加速するスイフトスポーツの映像です。

シフトアップやシフトダウンはやりやすい?

めちゃくちゃやりやすいです。むしろシフト操作が楽しいです。

理由は車両が軽いので変速ショックがWRXよりも格段に少なく、初心者でも気兼ねなくシフトアップ・シフトダウンできると思います。

ただヒールアンドトゥがやりやすいか?については車両が軽いので可成りのハードブレーキングじゃないとペダル位置がずれてやりにくいかもしれない。

ZC32S 燃費は良い方

1.4Lターボエンジンなので燃費が気になる所ですが、お借りしたスイフトスポーツオーナー様は通勤と有馬街道をドライブをメインに車を使っていらっしゃいましてなかなかハードな使い方なのですが

お借りした当時の燃費は走行距離171kmで平均燃費13.5km/L(エアコンON)でした。1.2Lエンジンを搭載するZC83Sの13.0km/Lと余り変わらない。

ブレーキは効くの?

車両が軽いのでブレーキはよく効くみたいで、ホームコースの有馬街道に連れて行ってもらったら、急ブレーキしたときにハザードが点滅するエマージェンシーブレーキが下りでは連発してました。

コーナーリング・運動性は良いの?

有馬街道に連れて行ってもらって後ろを追随していたのですが、運動性は可成り良いです

RS-Rの車高調に交換しているので純正足だともう少し運動性は悪くなるかもしれないですが、それでもワインディングのドライブでの運動性はかなりのものだと思います。

ハンドルはやや重たい

重たいと言っても重ステみたいでは無く、ZC83Sに比べるとやや重たい感じです。特にストレスになる重たさではありません。

最後にZC33Sについて

見た目もいいし実用性も高いスイフトスポーツの車両販売価格が200万円台と言うことを考えると、スズキと言うブランドがよほど嫌いでなければ買って損しないと思います。

車両が軽量なのでタイヤ・ブレーキの消耗も少ないし維持費も相当助かると思います。

先日摩耶山を趣味でドライブする方がGVB(WRX・STI)からZC33Sへ買い替えされて、それいらい一度もお会いした事がなかったのですが、先日その人と六甲山でばったりお会いし少しお話を聞かせて頂いたのですが「スイフトスポーツに買い替えしてよかった!」と大絶賛してました。

スイフト 83型 1.2Lガソリン試乗

2017年1月フルモデルチェンジした4代目「スイフト」(ラインナップ:ZC13S/ZC43S/ZC53S/ZD53S/ZC83S/ZD83S型)のZC83S型 1.2Lガソリン車を借りてきたので気になる点をチェック。

スズキ スイフト 1.2Lガソリン車 83型

外観デザインは3代目スイフト70系と余り代わり映えしない

4代目スイフトは先代(2010~2016年販売された70系)と一見変わらない外観をしている。

よくよく見るとヘッドライトやテールライトそれに後部座席のアウトサイドドアハンドルが廃止されているなどの違いはあるが基本的にキープコンセプト

特にサイドからのシルエットは先代と余り違いが無いようにも思えるのだが、4代目スイフトの大きな特徴はハーテクト技術を用いた新開発プラットフォームベースで軽量且つ剛性が高い車へと進化しています

車が軽いと言うことは消耗品(タイヤ・ブレーキ・ローター等)の劣化度合いが少なく済む他、加速や制動力及び燃費が向上する等良いことだらけ。

フロントとリヤはブラッシュアップされた外観だが横から見ると先代と余り変わりないような感じでした。

大きなテールレンズは先代のものとやや似ているが、ポジションがホークアイの用に点灯するなどデザインは大幅に変わっている。

ヘッドライトレンズは先代のものと似ているがクオリティは向上しています。

特にテールランプ類はレンズは似ているが、LEDが取り入れられたりポジションはホークアイ似た感じで点灯しとても美しい。

4代目スイフト 運転のしやすさについて

Z32スイフトスポーツを運転させて頂いたことがあったのですが、83型スイフトも然程変わらない感じで運転しやすいです

ドアミラーも見やすいしAピラーの死角も少ないしフロントノーズは見えないけどピラーの延長線上にノーズ先端がある感じで車幅感覚もすぐに掴める印象でした。

ナビ位置は見やすいとは言えない

ナビ位置は従来のオーディオ位置(エアコンコントロールパネル真上)にレイアウトされているので見やすいとは言えない。

直進安定性は良いほうだと思います(思った以上に速度が出ている)

見た目ルーフが高いので横方向にふらつきがありそうな感じはするけど、直進安定性が良いのか時速40キロくらいかなと思ってたら50キロ位出ていて速度感覚がマイナス10km/hに感じました

個人差があるかもしれないのですが、直進安定性は高いほうだと思います

ハンドリング ソリオやハスラーみたいにまっすぐ補正は強くない

ソリトとハスラーを運転していて一番違和感を感じたのがハンドルがまっすぐ向こうとする力が強い点でした。スズキ車は全体的にそ言う癖があるのかなと思ってたのですが、スイフトは大丈夫でした。

スイフト83型のハンドリングは軽いけどナチュラルな電動パワーステアリングセッティングだと思います

ブレーキはファストタッチから強く効く

動画内で直進安定性とブレーキについて触れています。ブレーキは踏み始めから結構強く制動力が発生します。カックンブレーキにはならないけどコンピューターが介入しているんじゃないかと思うほど違和感を感じました。悪いことではありませんが慣れるまで少し時間がかかるかもしれない。

1.2L K12C エンジンの加速性能について

1.2L直列4気筒ガソリンエンジンは最高出力91ps・最大トルク12.0kgmと余り走る感じはしないが出足のフットワークがよく加速は5000回転以上に達すると結構なトルクが発生する感じの加速をするので不満に感じることはありませんでした。

乗り心地は軽いので跳ねる感じは否めない

83型スイフトの車重はFF駆動方式グレードだと860kgと言う軽さで、乗り心地は悪くないけど凸凹の所を巡航速度で通過するとやはり跳ねる感じは否めないです。

もう少し速度を上げてダウンフォースを得ることができたらまた違うかもしれないのですが、普通の街乗りはやや跳ねる感じは高い。

跳ねるけど収まりも早くサスペンションセッティング的にには最適化されているのかもしれないです。

コーナーリング速度は高い?

車重が軽いのでコーナーリング速度は高いのですが、アルトワークスに似てやや後ろが流れる感触が強いかなと思いました。

ロールも然程無くて取り回しは本当に楽です。

スイフト 83型 1.2Lガソリン車の燃費

カタログスペックはJC08モード燃費22.6km/Lだが、私が借りてきたスイフトの平均燃費は総走行距離21778kmで15.8km/Lでした。

悪いようにも思えますが、昔トヨタのファンカーゴ1.3Lガソリン車に乗ってたことがあるのですが町中8km/Lと高速乗ると13.0km/Lの事を考えるとかなりいい方じゃないかなと思う次第です。

スイフト 83型 内装

4代目スイフトの内装ですがグレード別で素材は違ってきますがベースデザインは悪くないです

現代の新型レヴォーグやホンダeと比べるとアナログ感は高いですが安物っぽさは無い。

収納も普通にあるし実用面では問題なし。助手席側のグローブボックスも普通サイズの収納容量。

後部座席はなかなか広いです

このクラスにしてはなかなか広い後部座席です。上位グレードになりますがMazda2やヤリスそれにアクアと比較した感じではスイフトの方が広いと思います。

ただルーフのクリアランスは少し低い。

ドアの開口部と乗り降りのしやすさ

フロントドアの開口部は同クラスとほぼ同じだと思いますが、後部座席の開口部はこのクラスにしては広いほうです。

運転席の乗り降りはなかなかしやすく、後部座席の乗り降りも比較的快適です。

トランクの広さも十二分

トランクはハッチバックなのでなかなかの広さです。コンパクトチャイルドシートが余裕で乗せられている。

ゴルフバッグなら2つは余裕で乗せられるし、後部座席を収納することで更に大きなラゲッジスペースを確保できる。

スイフト 83型 1.2Lガソリン車 まとめ 良い点と悪い点

シェアカーなのに燃費も15km/Lとなかなかの低燃費で車重が軽いのでフットワークと加速もよく、コーナーリングも軽やかだし実用性も抜群に良く車両価格も100万円台半ばで入手できる事を考えるとコストパフォーマンスの良い納得の一台だと思います

また車重が軽いと言うことは消耗品(タイヤ・ブレーキ・ローター)も長持ちするので維持費も大幅に軽減できる。

悪い点としては、車が軽すぎる気もする。ブレーキはよく効くのだけどある程度の重量によるダウンフォースが車には必要で、例えば高速道路で大型トラックに追い抜きされた時はまともに風圧が掛かってしまって危ない場面もあるのかもしれないし横風の影響で車が軽いと煽られやすくなると言う弊害もありそうです。

スイフトスポーツ ZC32S型を運転

車重わずか1040kgと言う1.6Lエンジンを搭載するライトウェイトのスイフトスポーツを運転させて頂いたのでこの車の良いところとお伝えしたいと思います

試乗させて頂いたスイフトスポーツの主な内容

エンジンは1.6L NA 駆動方式FF 6MT 燃料はハイオク指定です。

試乗させて頂いたスイフトスポーツはエンジンまわりはほぼ純正なのだが、クスコの車高調を入れて40mmローダウンさせています。

その他クイックシフトに、アルミホイールはレイズのグラムライツ・57トランセンドマフラーフィニッシャーのみロッソモデロに交換

純正のスイフトスイフトスポーツと大きな違いは乗り心地のみと言う内容です。

運転し始めてすぐに発進が楽だと感じました

車重が軽いので曖昧な半クラでも車が進んでくれてびっくり、マニュアル初心者でもこの車ならエンストに悩まず運転を楽しめるのではないかと思いました

エンジンはパワフル 男性大人3人乗っていても低回転からでも走る

軽く加速感がどんなものかを試させて頂いたのですが、3速1000回転少々でもアクセルを踏むとぐいっとトルクが出て前に進みます。

この時は私含めて男性3人乗車していたのだけれど全然パワー不足を感じませんでした

加速

どちらかと言うとRX-8に似た感じの加速感でしょうか、1.6Lなのですが遅くは無いがターボやスーパーチャージャーやモーター駆動の爆発的な加速感はありませんが決して遅くはありません

擬音語に例えるとターボは「ドッカーン」的な感じですがスイフトスポーツは「むにゅ~~」と言う伸びやかのある加速です。

運転は総じてしやすい

40mmローダウンしているのだけどドライブポジションは高いので視認性は良い

また小回りが効くから狭い駐車場や道路での車庫入れやUターンが楽だと思います。

交差点のでのUターンが非常に楽でした。

静音性もそこそこ高く、一般道路私を含めて三人で乗車&巡航走行している状態で普通に会話可能でした

居住性と唯一の悪いところ

居住性は抜群で180cmある私と175cm~170cmの合計男性3人が余裕で乗車可能でした。

しかしながらトランクが小さい日産のノートに比べると半分もない、リヤシートを倒せるのである程度荷物は載せられるのだが5人フル乗車した時の同乗者の荷物は積めない可能性もありそう

ZC32Sスイフトシート

まとめ

スイフトスポーツは多くの台数が出回ってこの車を買ってカスタムしないオーナーは居ないと思うので中古パーツが豊富だと思います。

新品パーツでカスタムするともう一台車を買える位にコストが掛かりますが、中古パーツなら3分の1以下の予算でカスタムできると言う大きなメリットがあります。

走ってよし、実用性よし、車が軽いのでエンジンに優しいしタイヤ・ブレーキその他もろもろの消耗品も長持ち。

スポーツカーが欲しいけど86やWRXは高額でちょっと手が出ないな~とお考えならライトウェイトのスイフトスポーツと言う選択肢は大いにあるのでは無いでしょうか

ZC32S型 スイフトスポーツ 詳細

スズキのライトウェイト1.6Lスイフトスポーツです。本格的な走りを楽しめる6MTとAT免許しか無い方向けにもCVTオートマチックモデル両方用意されています。この車の特徴は何と言っても1040kg/6MTと言う車重が軽量と言う点とNAエンジンながら136馬力/6900回転と高回転出力型エンジンを採用する点です。レースやジムカーナをこの車で参加する方も多く人気も高いのでライトチューンパーツやエアロも多く出回っています。ドレスアップやちょっとしたスポーツカスタムを楽しみたい方にもお勧めの車です。

ZC32Sスイフト写真1

 

これは知り合いの方がジムカーナに参加した時に見かけた二台のスイフトスポーツです。他のコースにも多く居らっしゃいました。

黄色いスイフト二台連なっている

カッコイイデザイン

フロントはヨーロッパ車に似たエンジンルームがよく冷えそうな大きな空調を取り込むことが出きる大きなメッシュグリルが特徴です。HIDヘッドライト(ディスチャージヘッドランプ)は購入時メーカーオプションですが、写真にありますスポークタイプの17インチアルミホイールは標準装備です。

ZC32Sスイフト写真2

 

 

リアには特徴的なスポイラーと二本出しスポーツマフラー標準装備。カタログには記載ありませんがサイドステップは車のデザインの一部になっている模様。

ZC32Sスイフトテール

 

ZC32Sスイフトテールの写真2

 

ドライブを楽しくさせてくれる内装

スイフトスポーツの運転席です。インパネは左にタコメーターと右側にスピードメーターが配置されていてスピードメーターはなんと240kmまでありサーキット仕様バリバリの感じがしますよね。リミッターを切らないと出ないのですがサーキットでもそのまま十二分に楽しめるスペックを持つと言うことの表れですよね。ZC32SのリミッターカットはHKSからは販売されておらず。アールズのスーパーロムECUがありました。

ZC32Sスイフト運転席

シートはセミバケットまでとはいきませんが、ホールド感の高いシートを運転席と助手席に標準装備です。

ZC32Sスイフトシート

車両サイズ&重要

  • サイズ全長×全幅×全高 3890x1695x1510mm
  • ホイールベース 2430mm
  • フロントトレッド幅 1470mm
  • リアドレッド幅 1475mm
  • 試乗最低高 130mm
  • 重量 1040kg/6MT 1060kg/CVT
  • 定員5名

ZC32Sスイフト車両サイズ

スポーツ走行はもちろん大人5人が余裕で乗車出きる実用性も兼ね備えますし、トランクもリヤシートは6:4分割可倒式なのでたっぷり荷物を載せることが出来ます。

ZC32Sスイフトのトランク

 

スイフトスポーツ エンジン 性能

  • 形式M16A
  • 水冷4サイクル直列4気筒 DOHC16バルブVVT
  • 内径×行程 78.0x83.0mm
  • 排気量1600cc(1586cc)
  • 最大馬力136馬力/6900回転
  • 最大トルク16.3kg.m/4400回転
  • タンク容量42L
  • ハイオク仕様無鉛プレミアムガソリン
  • 燃費JC08モード 14.8km/ L(6MT) 15.6km/L(CVT)

M16Aエンジン

足回り

  • 駆動方式FF
  • フロントプレーキ ベンチレーテッドディスク
  • リアブレーキ ディスク
  • フロントサスペンション マクファーソンストラット式コイルスプリング
  • リアサスペンション トーションビーム式コイルスプリング
  • フロントスタビ トーション・バー式
  • タイヤ 195/45R17 81W

ZC32Sスイフト足回り

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