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ダイハツ コペン ローブ 試乗レビュー S660と比較 どちらが良いのかピックアップ

ダイハツ 2019年式 コペン ローブ 後期型を試乗

ダイハツの軽2シータースポーツ「コペン ローブ2019年式後期型を借りることができたので試乗させて頂いた感想をピックアップ

コペンにはセロと言う丸目ヘッドライトデザインのキュートなデザインをしたグレードも存在しますが性能は同じです

今回借りてきたのはAT車でパドルシフトのないベースグレードです。ローブ・セロのSまたはGRグレードはパドルシフトが標準装備。

コペンの基本スペックはこちらの記事に触れていますのでご参考までに

ダイハツコペン2014オープンスポーツカーLA400Kいよいよ発売開始

ダイハツ コペン ローブ 後期型

運転のしやすさについて

運転はとてもしやすいです。車がコンパクトなので車幅感覚はすぐつかめますし、車内はやや窮屈だけど死角が少なく車線変更も高速の合流も比較的ラクにこなせます車格がコンパクトなだけちょこまかと動ける感じでしょうか

車庫入れも言うまでもなくやりやすくて、運転が苦手な人もこの車なら苦手感はかなり薄れると思います。

コペンの加速性 100km/hまでは鋭いがそれ以上は遅い

AT車だとややもっさりしているかなと思いきや、ターボブーストが低回転から掛かり始めるのでアクセル踏んだ瞬間から太いトルクが発生して車をぐいっと押してくれる(FF駆動なのでち表現が違うかもしれないですがご了承下さい)感じで加速します。

いかにもターボ車と言うパンチのある加速では無く、上品でフラットに加速する感じです

特に40km/hからの加速はなかなか鋭いものがあります。ただオーナーの話によると時速100km/hを超えると極端に加速しなくなるそうです。

ブレーキは深いけどよく効く

スポーツカーの重要な要素である制動力ですが、コペンは片持ちブレーキだがよく効きますが深いです

少し油断していてカーブの先で渋滞していて急ブレーキした動画です。車が軽いのでよく止まります。

ブレーキが深いってどういう事?

車のブレーキペダルに足を乗せると制動力(ブレーキが効く)が発生し始めるのに対して、ブレーキペダルに足を載せた状態ではブレーキがかならなくて更にペダルを踏み込まないと制動力が発生しない事をいいます。

写真参考、ブレーキが深くない状態(ブレーキに足を乗せるとブレーキが効き始める)

ブレーキが深い。わかりにくいと思いますが上の写真よりもペダルが下がっています。奥に深いというのがわかりやすいでしょうか。

ATのシフトダウンはソフト ブリッピングはしない

コペンAT車のシフトダウンはS660の様にブリッピングしません。そろっとシフトダウンする感じで、非常にソフトにエンジンブレーキを発生させるシステムでした。

ブリッピングするシフトダウンはガチ勢は好みですけど、コペンのシフトダウンは上品なので女性含めてみんながなっとくする感じのシフトダウン挙動をします。

 

ハンドリングは重たいけど操作しやすい

ハンドリングは流行りのハイトワゴンに比べると少し重たいですが、ハンドルの握りが太いので操作性は良いです。女性でも特にストレスになる重たさではありません、スポーツカーらしい重たさです。

コーナーリングは重量が軽いので軽やかだけどFF特有の挙動がある

コペンは軽いのでコーナーリングは得意。車重が軽いしルーフが無いのでコーナーリングスピードは高めですが安定している。

ただFF特有の挙動があって、ハンドルの切り出しでノーズがカーブに入るのが少し遅れる感じがしました。

人によって感じ方は違うのかもしれないですが、LSDは入れたほうが良いかもしれない。

乗り降りのしやすさについて

コペンはオープンカーなので基本的に乗り降りはしやすいですが、ルーフをかぶせている時はS660ほどではありませんが若干乗り降りしにくいです。

室内は狭いけど心地いい窮屈さ

身長180cmある私が乗り込むとやはり狭いと感じますが、すごく心地良い窮屈感です。

なんと表現していいのか、自分だけの空間と言うとても心地良いです。小柄な女性ならちょうど良い室内の広さだと思います。

ステアリングがちょっと足に当たりますが、「チルト&テレスコピックステアリング」で上の方に調整すれば問題ないと思います。

運転席と助手席のクリアランスは狭いので、ドライブデートで距離を近づけるチャンスが多くなるかも。

リヤウィンドウ方向です。視界もよく車庫入れも楽です。

運転席周り

ベースグレードはパドルシフトは有りません、運転席周りはシンプルで操作性に長けています。

スマアシ(自動ブレーキ)ユニットが無いので死角になるものは無く非常に運転しやすく、ナビ画面は見やすい位置だと思います

メーターは3眼レイアウトでセンターはスピードメーターになります。

 

パドルシフトが無いグレードなのでマニュアルモード操作はフロアATセレクトレバーを操作になります。慣れれば操作しやすいです。

コペンのトラックはなかなか広い

S660と違ってコペンのトランクはなかなか広いです。

タイヤやホイールなら2本は乗るし、ゴルフバッグも2つなら乗ります。

スライドシートがあるのですが、これを外すとルーフを格納することができなくなります。スライドシートをフックに引っ掛けておくことでルーフを格納出来るようになります。

ルーフを格納しているトランクの状態です。これでもある程度収納スペースはあります。

ルーフに傷にならないように下に物を収納することができる。

ルーフの開閉はほぼ自動

ルーフの開閉は運転せと助手席側のフックを引っ張って解除すれば、後は全部自動で開閉することができます。

ルーフを開くには運転席と助手席のピラーの上にあるレバーを引っ張るだけ。

後はサイドブレーキレバーの横にあるルーフ開閉レバー式スイッチを引いたままにするとルーフが自動的に開いて格納されます。ルーフを閉じるときも同様の操作で自動で閉じますが最後にかならずレバーのロックをします。

コペンルーフ開閉動画

ルーフを開くシーン

ルーフを閉じるシーン

最後に コペンとS660どちらが良いのか悩んでいる方になにか参考になればと思います

オーナー様がお読みになると気を悪くするかもしれないですが、これからコペンまたはS660を考えている人向けなのでご了承願います。

S660試乗レビューは以下記事を参照頂けると嬉しいです

S660の試乗レビュー・特徴・無限パーツ・64ps自主規制解除の噂

コペン ローブ・セロ S660
見た目・デザイン性 ヨーロッパ車の様な優雅さがある ソリッドウイングフェイスコンセプト・レーシーなデザイン
静音性 割と静か エンジンが真後ろにあるのでうるさい
乗り心地 車体が軽いので跳ねる感じはあるが乗り心地は良いほうです スパルタ (モデューロXは乗り心地は改善されているそうです)
駆動方式 FF MR
旋回性 FF特有の癖があると思います。 旋回性抜群だと思います。
トランスミッション AT・MT設定あり
AT車シフトダウン挙動 ブリッピング無し ブリッピング有り
実用性 トランクの収納容量が割とある 収納はほぼ助手席のみ
ルーフの開閉 自動 手動

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