試乗

プリウスPHVを試乗 足が硬くて割とスポーツカーよりの車だと感じた

プリウスPHV 2017年式に試乗させて頂きました

プリウスPHVオーナー様と仲良くなり、試乗させて欲しいとお願いすると快く運転させて頂きました。

プリウスハイブリッドよりも試乗させて頂いた時間は短かったのですが

きつい上り坂や下り坂にきついカーブやブレーキング等、濃い内容の操作をさせて頂いたのでどんな感じなのかピックアップさせていただきます

見た目はかっこいいけどプリウス50と変わらないんじゃ?

ハイブリッド車の事は余り詳しくなくて、プリウスPHVはプリウス50より見た目が良くてバッテリー容量が大きくて燃費が良いと言う違い以外わからなかったのですが

運転してみると、プリウス50と全然違ってました。

 

フロントマスクは断然PHVの方がかっこいい、4眼レイアウトのLEDヘッドライトはすごくいかつい。4灯の内側2灯がハイビーム。

左右にフェールリッドの様なものがあるが、右側は充電ソケットで左側がフェールリッドで給油タンク側になる。

燃費のことを聞いてみた

PHVの燃費のことを聞いてみたのだが、ほぼ毎日充電するのでよくわからないと仰ってました。

プリウスPHVを購入して約1年で走行2万キロだが給油したのはたったの6回だけだそうです。

システム起動時にちらっと写っているAVG(燃費アベレージ)の横には83.4kmと表示されている。まさか1リッターで83kmも走るの?

システムスタートするとシフトノブの代わりにダイヤルが飛び出してくる仕組み

システムスタートはプリウス50と同じなのだが、フットブレーキを踏んだままステアリング右下のスタートスイッチを押すと

写真の場所にレイアウトされているシフトノブ(ダイヤル)が飛び出してくる

シフトダイヤルを右側に回すと「Dレンジ」に切り替わる、押すとエンジンブレーキ「Bレンジ」に切り替わる。

このシフトダイヤルは先進的なのだがパーキングブレーキが左足ペダル式と言う少し理解し難い仕組み。

プリウスPHVシフトダイヤル

走ると全く音がしない

バッテリーで走れる限り時速135km/hまでモーター駆動になるので、普通に運転していると全く音がしない。

ハイブリッド特有の「カーン」と言う低速時に音は鳴るがそれいがいは無音。

パワフルでとにかく速い

プリウスハイブリッドも速かったけど、プリウスPHVは基本的にモーターメインで(時速135km/hまで)駆動し、0発進から時速60km/hまでは下手なターボ車よりも速い

特に時速30km/hからの加速は異様に速くてすぐに70~80km/hまで達する

WRXがプリウスPHVのこの加速に追いつくには2速で割と必死に回して同等な感じでは無いかと感じました。

きつい上り坂もあっという間に60km/hに達する、これなら峠のきつい上り坂もスイスイ登ってきます

エンジンブレーキはプリウス50よりも強め

エンジンブレーキは発電に使われているので強めに掛かります、プリウス50のエンジンブレーキは峠の下りだとフットブレーキを多様しなければならなかったのだが

PHVのエンジンブレーキはアクセルペダルを離しているだけでいい感じの制動力が発生する

サスペンションは固め(乗り心地は人によっては悪いと感じるかも)

プリウスハイブリッドに比べてPHVの足は割と固めです

車種で例えるならWRXのカヤバ足に匹敵するくらいの硬めのセッティングなのでプリウスハイブリッド乗っている方が乗り換えられると恐らくとても硬いと感じるかもしれない

ただ乗り心地は悪くなく、どちらかと言うとスポーツカー的な足回りをしている。

もちろんコーナーリングの旋回性も抜群によかった

車重はバッテリー含めて1510kg(Aユーティリティプラスは1530kg)だが、きついカーブでも抜群の旋回性でした。

ちなみにタイヤサイズは215を装着されていました、純正の195/65R15だと少しトラクションが持たないかもしれない。

ブレーキはかっくんブレーキではない

ハイブリッド車の宿命とも言われている「かっくんブレーキ」ではありませんでした。

なめらかな普通のガソリン車と同じ様なブレーキングでしっかり効きます。

ブレーキはフローティング式ながら1500kgもの重たいプリウスをしっかり止める能力を持っているしかっくんブレーキにならない所はプリウス50ハイブリッドと大きな違いとも言える

一時停止も赤信号停止もかっくんブレーキは発生しなかった。

居住性

居住性はよく確認していなかったけど、180cm身長がある私が運転し後部座席にオーナーが同乗していたので普通に大人5人乗れるはずです。

-試乗