試乗

1.0Lターボ搭載激速SUV ダイハツ・ロッキー(トヨタ・ライズ)を運転してみて良い悪いと思った事

トヨタ ライズを試乗した感想 (2021年3月17日追記)

ダイハツOEM車でトヨタから販売されている「ライズ」を借りてきて阪神高速環状線を一周試乗してきましたので感想をピックアップ。

まず外観ですがロッキーとは大幅に異なり、ライズはロアグリルエアインテークが大きなキーンルックを採用しています。

写真上がライズ・下がロッキーです。

トヨタ ライズ

ダイハツ・ロッキー

リア側はほぼ同じデザインだがトランクリッドガーニッシュがライズは同色でロッキーはボディとは別のカラーリングが採用されています。

以下ライズです。細かい所はわからないですけどコンパクトSUVなのだが実車は大きく見えます。

阪神高速環状線上り合流の加速性(ライズ)

ロッキーを運転したときもそうでしたが1.0Lターボエンジンがかなりパワフルで、阪神高速のきつい上り坂の合流でアクセルを踏み込むとエコモードにも関わらずフロントタイヤが空回りするほどのトルクを発揮しました。

加速はロッキー同様抜群に良いです。

高速道路巡航性(ライズ)

巡航性能も抜群に良いのだけど、スマアシと言うデュアルカメラ安全運転アシスト機能が車線を検知してちょくちょくハンドルに介入してきます。

慣れれば違和感はないかもしれないけど、速度が乗っている時に必要のないところで介入が入ってやや不安を感じることもあります。

合流や車線変更は加速が良いので楽に行える

加速がすごいので高速道路では流れている速度にすぐに併せられるし抜くこともできるので、合流や車線変更はかなり楽です。が、ウインカーが固定では無いので車線変更終わった時の操作で反対に運カー出てしまうのでそれだけちょっと気をつけたほうが良いです。

カーブはやっぱりロールが大きいのでエンジンブレーキ多様すると良い

加速性が良くオーバースピード気味になるのでカーブ入る前はエンジンブレーキを活用した方が良いと思います。

ロールが大きく出るので(その代わり乗り心地は良い)、オーバースピードでカーブに入るのはちょっと危険かも。

高速での乗り心地も良い

高速道路での乗り心地も抜群によかったです、ストロークが長い感じで少しふわふわとした感じはありますが減衰力とバネレートはラフロード走行も念頭においたセッテイングだと思います。

高速道路のブレーキング

早朝レビューでしたのでブレーキを踏むシーンと言うものが無かったのでなんとも言えませんが、ブレーキのタッチは悪くないです。

参考までに長い下り坂からのブレーキをするシーンですが、ごくごく普通によく効くブレーキです。

ライズの燃費

お借りしたライズの燃費は13.6km/Lでした。距離数確認するのを忘れてましたすみません。

ロッキーの燃費アベレージが15.0km/Lだったので概ね13~16と考えたほうが良いのかもしれない。

ダイハツ・コンパクトSUV ロッキーを試乗しました

2019年11月発売ダイハツ・ロッキー(トヨタ・ライズ)を借りてきたので、どんな感じの車なのかレビューさせて頂きます。

ダイハツ・ロッキー

1.0Lエンジンを搭載するロッキーの走りは?

ロッキーの見た目(外観デザイン)は言うことはありませんが、パワーユニットが1.0Lターボと比較的排気量が小さいエンジンが搭載されているので、走りは?と疑問に思う所が大きいと思いますが思った以上に速いです

どう言う風に速いのかを例えると、一番わかり易い例えだと普通の自転車だと思ったらモーターアシスト機能付き並みに加速する。

とにかく速い、特に0-60km/hまでの加速はびっくりするほど速い。

ロッキーのECU設定はECO(低燃費)とPWR(パワー)の二種類しかなくECOモードの方が個人的には速いと思いました。PWRモードは高回転まで引っ張るので高回転での出力の落ち込み感が高い。

今回は一般道でしか運転していないので高速道路での走りはわからないですが、恐らく80~100km/h巡航ではストレスを感じることは無いと思います。

初心者でも運転しやすい

コンパクトSUVと言えど車格はそんなに小さくなく、ロッキーを目の前にすると割と大きく感じますが運転はとてもしやすかったです。

車幅感覚も掴みやすいしスマアシと言う安全運転アシスト機能が搭載されているので比較的ぶつける心配もないので初心者の人にもおすすめできる一台と言えます。

ただ難を一つ上げるとドアミラーが小さい。ミラーが小さいと言うことは死角が増えることを意味しますがこの辺はスマアシがカバーしてくれるので特に不便を感じる事は無いと思います。

狭い道もスイスイ走れる

車格は小さくない印象ですがロッキーの車両サイズは全長399mm 全幅1695mm 全高1620mmと全長が短いので、狭い道でも曲がりやすくスイスイ走れます。

またドライブポジションも割と高くミニバンくらいあるので、車幅ギリギリでも障害物とのマージンもわかりやすい。

乗り心地・ロールの大きさ

乗り心地は悪くないです、トヨタ車の様なふわふわした感じはありませんがオフローダー特有のサスペンションセッティングと言う感じで、減衰は固めだけどバレねーとは柔らかい感じでした。

コーナーリング時は割とルーフが左右に動く(ロール)挙動はあるものの、ある程度ロールすると足がガシッと粘ってくれる印象でした。

直進安定性とブレーキ性能の感想

全高がたかいので直進時の安定性が気になるところですが、かなり安定感は高いと思います。

雨の中比較的高い速度域でも安心して運転できました。

ブレーキの方は初めて運転した時は低速時の最初のタッチが引っかかるような感じはしましたが、ある程度運転するとそれも慣れてきて、低速で走っていても車庫入れでもかっくんブレーキにはなりませんでした。

加速からの減速も激速1.0Lターボに見合うブレーキ性能があり、しっかりと制動力を発揮してくれます

アイドリングストップからのエンジン再スタートについて

ロッキーのアイスト(アイドリングストップ機能の略)機能はなかなか賢くこまめにエンジンが止まる。夏場はその代わり暑いと思うのでアイストは無効にした方が良いと思います。

再スタートはほんの少しラグがある感じで良くもなく悪くもなく普通でした。

外観は抜群だが・グレードによっては内装が貧素

車の見た目と走りはそれなりにいいのだが、一部グレードは内装が貧素。

ヘッドライトはホンダのジュエルアイの様にきれいだしポジションもきれいなラインで点灯するし、リヤもメリハリのきいたスタイリッシュなデザインで見た目はほんとに抜群にいい。

ロッキー Lグレードだけダイヤル式エアコン操作パネルになっている。その他のグレードは空調の状態をデジタル表示&スイッチ式を採用する。

その他、インパネ・シート素材はそれなりだと思います。

アシスト機能操作スイッチは集中していてわかりやすい

ハンドル右下にアシスト機能を有効にしたり無効にしたりするスイッチ類が集中していて、不快に思うアシスト機能は簡単に無効にできる。

例えば夏場エアコンが効かなくなるアイドリングストップ機能を(Aと記載あるもの)無効にしたり、オートハイビームアシストを無効にしたりするのもわかりやすい。

ロッキーのちょっと変わった機能

ロッキーにはちょっと変わった機能が装備されているのでピックアップさせて頂きます。

まずヘッドライトはオートか点灯の二種類しか無い、なので夜に有事の際にブラインドアタックができない(変な車から逃げる、尾行には向かない)。

もう一つはウィンカーがロックしない。普通ウィンカーは曲がりたい方向に上げたり下げたりするとロックになるのだがロッキーはもとに戻ってしまう。車線変更でウィンカーが消えない時は反対方向に操作しなければならない

後はオートロックからのPレンジに切り替えるとロックが自動解錠されます。これは気をつけたほうがいいです、怒り狂ったドライバーが降りてきたらPレンジに入れるとまずい

内装全般 狭くはない

運転席・助手席はなかなか広くてセンターコンソールのクリアランスも結構ありゆったり乗車できる。

ただナビモニターは運転席に向いているので、例えばテレビや動画鑑賞は助手席の人には向いていない。

ルーフのクリアランスはそこそこあり、身長180cmの私が乗っても頭の所で窮屈感を感じることはなかったです。

トランクの開口部はハッチバックの強みでとても大きい。

後部座席を収納すればロードバイクを寝かせて一台載せられそうです。

ヘッドレストとルーフのクリアランスが高いことがわかる。

後部座席の足元スペースも十二分に広い。

ロッキーの悪い点と燃費について

ターボ車なので燃費が悪いんじゃないかと思いますが、借りてきたロッキーは走行距離680kmで燃費アベレージは15km/Lでした。イメージ的には20km/L行くと想像してましたがやはりターボを搭載するので若干悪い感じでしょうか。

後は電動パワステの最初の切り出しが遅い印象です。なので車庫入れはちょっと多めにハンドルを回す感じがしました。

最後はワイパーのモーター音です、ちょっと音が大きい。

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