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メルセデス・ベンツC180スポーツクーペ試乗レビュー (2016年3月発売モデル)

知り合いのセレブで元レースカードライバーのNさんと雑談していたら「今丁度代車で車種はよくわからないけどベンツの新型2ドアクーペ貸してもらったから乗ってみる?」と言うお話を頂戴したので試乗してきました。

突然のお話だったので撮影道具とか用意する暇なくて、走行中の動画資料ありませんが凄くいい車だったので試乗レビュー書きたいと思います。

2016年3月発売の新型クーペC180

Nさんも貸してもらったばかりなので車種は最初わからないということだったのですが、集合場所へ行ってリヤ側を確認すると「C180」のエンブレムが。

ヤナセの代車で後部座席にカタログ資料も置いてあってさり気なくセールス。まずC180を試乗させて戴く前にカタログスペックを見てみる。

エンジンは1.6リッター直列4気筒ターボエンジン、最高出力156ps/5300回転、最大トルク25.5kg.m/1200-4000回転、駆動方式FR、トランスミッション7速AT(7G-TRONIC)。

C180見た目の印象

エクステリア

ま~見た目は抜群にラグジュアリーで2ドアクーペも嫌味のないエクステリアでセカンドシート側のフールが異様に低い。リヤコンビネーションランプの「蝶」の羽の様に光る美しい妖艶なLEDライトもインパクトが大きい。もちろんフロント側から見てもとてもかっこいい。しかも夜だけだと思うのですが(スモール点灯時)乗車や降車する時に「アウトサイドドアハンドル」がLED間接照明で点灯しているのです。加えてドアミラーはウェルカムライトが点灯。

余談ですがバックカメラはリヤゲートのメルセデス・ベンツのエンブレムの中に格納されていて、リバースにギアを入れるとエンブレムがパカっと開きカメラが出てくる仕組みだ。

2016 C180 クーペ

インテリア

インテリアもとてもゴージャスですがドライビングに理にかなった装備内容&レイアウトと言った感じです。シートはセミバケットと言っても良いくらいホールド感高くステアリングも小さくてドライバーをその気にさせてくれる。

アクセルはオルガン式で、老若男女問わずアクセルワークが出来るレイアウト。

私が試乗させて頂いたのは右ハンドルです。シフトレバーはコラム式と言うかコラムレバーでスイッチ操作する感じです。シフトインジケーターはインパネ真ん中の液晶に表示される仕組み。

ウインカーランプが左側に付いているので最初少し戸惑いましたがすぐになれました。

センターコンソールにある宇宙船を操作するようなスイッチは、ダッシュボード中央にあるマルチファンクションモニター画面の操作とECUのセッティング変更にナビの操作が行えるタップ式コントローラーです。

また夜間はあちこちに間接照明が施されていて夜のドライビングの雰囲気を盛り上げてくれるシステムも搭載する。

2016-c180-002

 

C180クーペに試乗してみた

まず運転席に座ってみて思ったのが後ろが見辛い。しかしリヤビューモニターとバックソナーがあるので障害物関係は心配なさそうです。

運転する進行方向の視界は抜群によく、ドライブポジションはそんなに高くないが車両感覚は(車幅等)把握しやすかったです。

いざC180を発進させてみると驚くほどスムーズで不快感一切無し。「す~っ」と言う感じで走り出します。

まずゆっくり巡航してみたら、隣にNさんがアシストで乗ってもらっていたのですが「低速域では意外と突き上げ感があると思いますよ」とアドバイスを頂いたのですが、なるほどショックダンパーの減衰力はやや固めな感じです。突き上げ感があると言ってもインプレッサ程の不快な突き上げでは無く、時速40km/h前後の中途半端な速度だと凸凹でちょっとだけ跳ねるような感じがありました。

程なく赤信号で停車するとアイドリングが自動的にストップ。ブレーキを強く踏むと「Hold」とインパネの液晶に表示され自動的にブレーキング停車してくれます。

青信号でブレーキからアクセルを離すと非常に小さな音で「シュルシュル」とすエンジンスターターの音が聞こえたと思ったらもうエンジンが指導していて、アイドリングストップの不快な音やエンジンスタートラグは皆無でした。

電動式パワーステアリングを初めて運転したのですが、最初少し違和感覚えましたがすぐに慣れました

阪神高速湾岸線で試乗

一般道路では気になるところは皆無。凸凹道の突き上げ感以外は満点、ブレーキは最高によく効くし室内は静かだし雰囲気良いし乗っていて最高の気分になります。

さて、高速道路ではどうなのか?阪神高速の湾岸線を天保山ジャンクションから神戸方面を試乗してみた。

まず料金所を通過してジャンクションをアクセル全開してみた。写真右側に入っていきます。ここをベタ踏みのまま登っていけました。遅いんじゃなくてC180はよく曲がってくれるのでびっくりしました。速度はちょっと言えませんが。

写真のちょうど看板過ぎた位で少しだけタイヤは鳴きましたが全然ベタ踏みで登っていけます。すごい安定感があってよく曲がる車です。

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湾岸線を神戸方面の尼崎末広まで試乗したのですが、ホントの事を書きますね。

時速はマイルで書きますすみません。

湾岸線に乗ってからアクセルを踏み込むと「す~っ」と加速してすぐに時速90マイル付近まですぐに出ます。ほんとに直ぐです。車がとても安定しているので感覚的には時速62マイル前後にしか感じませんでした。心配していたサスペンションの突き上げは皆無で高速域ではサスペンションは超マイルドです。

時速90マイルで尼崎の末広までの湾岸線のカーブは全部余裕で曲がれます。速度は一体どれくらいまですっと出るのかを試させて頂いた所、時速106マイル付近までストレス無くフラットに速度が出ました。しかも安定しているので出ている速度の-30km/h~-40km/hの体感速度です。しかも高速走行中でもしっかりとブレーキが効きハードブレーキングでも安定してこなす事が出来る。

この車ならアウトバーンをフルスロットルでも安心して走れるなと痛感しました。

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メルセデス・ベンツC180スポーツクーペまとめ

少ししか運転していませんが、今回試乗させて頂いたC180の感想をまとめます。

C180のいいところ

  1. 圧倒的に見た目が良い
  2. 巡航時は他の車が避けてくれる感じ
  3. エンジンは2.0Lの自然吸気式の様にマイルドでナチュラル且つフラット
  4. 高速道路は本当にこんなに速度が出ているの?と言う程安定している
  5. 高速走行時の乗り心地は最高
  6. 360度方向の安全アシストはすごい優れている。アラートもしっかりわかりやすく表示される
  7. アイドリングストップはとても自然で不快感なし
  8. 誰が乗っても安定的で安全且つ快適でとても運転しやすい

C180の悪いところ

  1. ECO、Comfort、Sport、Sport+ EUCのパワーを設定できるのだが、ECO又はComfortでしか快適走行できない。それ以上のモードはめちゃくちゃ乗りにくいファイストインファスとアウト並の引張モードです。
  2. 時速40km/h前後だと凸凹道が突き上げあります。
  3. 後方の目視確認がし難い。

燃費はNさんが借りて乗っていた時に大渋滞にハマったと言ってたので(C180クーペの代車を持ってきてから燃費計算をリセットした計測値)、150km走行距離で11.9km/Lでした。悪くもなく良くもなくです。

 

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