ライバルのスズキに一歩出遅れた感のあるダイハツの主力モデルである「ミラ」シリーズが満を持して2017年6月フルモデルチェンジ(発表は5月と予想されている)。併せてネーミング変更され「ミラとミラココア」はミライースへ統合。
ミライース デザイン
ソーシャルネットワーク上にデザインの一部掲載。ヘッドライトはマルチリフレクター式の上下デュアルのデザインが採用されている。
リヤコンビネーションランプはリバースとウインカーランプがセンターレイアウトで囲むように赤いストップランプデンズレイアウト。
ミライースカスタム。グリル上のボンネットにメッキガーニッシュとフォグランプを装着、リップ付きフロントエアロバンパー。
S-エネチャージと車両重量軽量化を武器に圧倒的な低燃費を売りにしているスズキに対して、新しいミライースは新開発プラットフォームを採用と「e:Sテクノロジー(資料はpdfファイルです)」をバージョンアップさせてさらなる低燃費の実現。
重量は300型ミライースの一番安いDグレードで730kg、新しいプラットフォームを採用新型は60kg前後軽量化で670kg前後まで軽くなる。燃費はFF駆動モデルが35.2km/L。
2017年5月発売ミラーイース主な特徴
第三のエコカーとして30km/Lもの超低燃費を売りに2011年9月に現行ミライースとして発売され今年の9月にエンジンの圧縮率を発売当時の11.3から12.2に上げ35.2km/Lへとアップグレードしたものの、スズキの新型モデルにことごとく追いぬかれてしまいました。
今年の8月に登場予定の新型ミライースはリッター40km近くもの低燃費を実現できる「新e:Sテクノロジー」を採用。低燃費の実現内容は高剛性+軽量化ボディーを主体にエンジン燃焼率の向上と無駄の無いトラクションコントロールと空力性能の向上等が上げられます。ただやはりハイブリッドと言う目玉となるパワートレインの導入は無く、新技術として電磁波をエンジンの燃焼機構に導入しガソリンエネルギーを限りなく100%に近い運動エネルギー変換技術が取り入られるのと、排気ガスの温度変化を利用した発電システムを導入するとの事。その他燃料タンクやバックドアやフェンダー類に樹脂製パーツを多用し削れる所は削った徹底軽量化を施される事になるとの事。
新型ミライースはフルモデルチェンジ&ブランド名をミラに統合
現時点で確認できている情報としては大幅なエクステリアデザインの変更は無くキープコンセプトでマイナーチェンジではと思う程変化が無く燃費は最大37.7km/L。FF駆動モデルは低速アイドリングストップ技術を用いたエンジンで現行KF型をフリクション低減化を図った改良したものになるが4WD駆動モデルは現行型と同じエンジンを搭載。
新型ミライースデザイン。
2017新型ミライース予想諸元表
- 全長x全幅x全高 3395×1475×1500mm
- ホイールベース 2455mm
- 直列3気筒DOCHエンジン
- 排気量 658cc
- 最大出力 49ps/6800回転
- 最大トルク 5.8kg.m/5200回転
- トランスミッション CVT
- JC08モード燃費 35.2km/L
- 予想価格 120万円より
ミラココアは廃止
女性に人気のレトロな雰囲気を持つココアも2016年8月頃にマイナーチェンジが予定されていたのですが今回ココアは廃止となりミラースに統合されます。
次期ココア後継車はエクステリアとインテリアの一部変更と自動ブレーキシステムにスマートアシストⅡを採用。
ライバル車はスズキの女性をターゲットにしたレトロな雰囲気を持つ「ラパン」、2015年6月にモデルチェンジされリッター35.6km(FF)もの低燃費を実現しています。現行ココアはエコ発電と信号待ち停止前アイドリングストップ機構が備えられているもののリッター29.0kmと新型ラパンに大きく燃費効率に大きな差はあるが次期新型ミラココアはレトロ+ラグジュアリー感のアップグレードで対向。
また現行モデル同様ボディーカラーと内装色を160通りのバリエーションから選べる事が出来るドライバーにとってのオンリーワンのココアを手にする事も特徴の一つ。
2016新型ココア予想デザイン。現行モデルの丸みを帯びたデザインからレトロ感をアップしたやや角ばったデザインを採用しさらにかわいくなる可能性が高い。内装もラパン以上にレトロでオシャレな雰囲気にこだわりを持たせてほしいと期待したいです。
2017年春に登場予定の新型ビーゴ
ダイハツでは数少なくなりつつある1.5L直4ガソリンエンジンを搭載するFR駆動ベースのSUVです。トヨタへのOEM供給さいれているラッシュと兄弟カーですのでラッシュも同時期にモデルチェンジされるものと思われます。現行ビーゴも発売から9年経過するもののマイナーチェンジを一度行ったきり大きな改良はされていないロングセラーカーです。人気の理由はやはりセンターデフロック機構をもつ本格的な四輪駆動パワートレインを持ち車両サイズがコンパクトで扱いやすい点だと思われます。大人気のSUVは比較的大型サイズなので取り扱いにくくかと言ってジムニーの様なコンパクトタイプだと4名しか乗れないのとパワーに不満があったりする為それらの隙間を補う役割もとても大きいと思われます。
次期新型ビーゴの改良点は現行車両のサイズを少し大きくした洗礼された都会派SUVデザインとして生まれ変わる予定です。パワートレインは1.5Lガソリンエンジンとアクアから流用する1.5L+モーターのハイブリッドの2種類が用意されるとの事。
2017新型ビーゴ予想諸元表
- 全長x全幅x全高 4300×1695×1705mm
- ホイールベース 2600mm
- 直列4気筒DOCHエンジン
- 排気量 1495cc
- 最大出力 110ps/6000回転
- 最大トルク 14.4kg.m/4400回転
- 駆動方式 FF/4WD
- JC08モード燃費 15.0km/L
- 予想価格 200万円より