スズキのラパンショコラやダイハツのミラココアや初代コペン等のレトロカーが人気なのだが、もっと昭和チックなレトロな車と言えば日産のフィガロではないでしょうか。職人が手で叩きだしたようなボディーのRとヘッドライト周りやグリル周りそれにフロント及びリアバンパーにメッキ調エクステリアが施されていて、極めつけはスムージータイプのホイールカバーが昭和初期の時代背景に走っているレトロな車の雰囲気を醸し出します。
フィガロは1991年2月に生産台数2万台限定で販売された一代限りの車です。エクステリアとインテリアの細部まで拘り抜いたレトロなデザインが施され2015年現在でも人気の車種です。一見軽四輪だと見えるのですが実は1.0リッターSOHCターボエンジンを採用しする4人乗れるオープンカーです。
バンパーがメッキというところもすごいのですが、インテリアはもっとすごいです。
リアメッキバンパー下部にさり気なくデュアルマフラーが隠れています。ブレーキランプとウインカーランプが同じ大きさと言うのが結構インパクト高い。
ホイールはスムージーカバーが装着されます。
ウインカーがグリルカバーの所に取り付けられていてデザイン重視。
細部にわたってメッキが施されています。ただレトロを強調している割にはフェンダーミラーでは無くてドアミラーと言う部分が若干現代風のおしゃれな感じに拘り過ぎたかなと言う印象を受けます。
2ドアなのでセカンドシートがあるようには見えないが、セカンドシートもしっかりあります。
セカンドシートもなかなか広い、ただ窓が無いのでルーフを閉じている時は後部座席のゲストは少々窮屈かもしれません。
トランク上部です。
トランク下部です。ここにはスペアタイヤが装着されています。
これがレトロに拘ったインテリア。シンプルだけどものすごい拘ってます。
ステアリングにもメッキ加工が施されています。
これがカーオーディオです。カセットテープを再生出きるCDプレーヤーです。ラジオがすっごい昭和でアナログメモリ方式です。
エアコンパネルにもメッキ加工されています。
エンジンアラートの警告灯は豆電球タイプです。下に見えるメッキスイッチはリア熱線スイッチです。
インパネはレトロな超アナログメーターを装備。
このメッキスイッチは赤いのはハザードランプ点灯スイッチ、左側のはエアコンスイッチです。
日産フィガロ 主要諸元表
- 全長x全幅x全高 3740×1630×1365(mm)
- ホイールベース 2300mm
- ドア数 2
- 定員 4名
- ハンドル 右
- 重量 810kg
- エンジン MA10ET型
- 直列4気筒SOHCエンジン
- 総排気量 987cc
- 最高出力 56kW(76ps)/6000回転
- 最大トルク 105Nm(10.8kg.m)/4400回転
- 駆動方式 FF
- トランスミッション 3AT
- サスペンションフロント ストラット式
- サスペンションリア 4リンク式
- ブレーキ フロント/リア共 ベンチレーテッドディスク/ドラム