ランサーエボリューション(元を言うとギャランです)のフロントフォルムデザインを継承する三菱のRVRが2016年フルモデルチェンジされます。エクステリアは一新され、フロントグリルのデザインはアウトランダーが採用する「ダイナミックシールド」が採用されます。パワートレインはハイブリッドシステムでは無く三菱が力を入れているPHEVで搭載するエンジンは発電と駆動も担う方式を採用し駆動方式はFF+163psもの巨大なパワーを持つモーターを搭載します。
2016年3月3日より開催のジュネーブモーターショーでいよいよRVRの新型が披露されます。ボディーカラーが大胆なミッドグレーにドアミラーとホイールのリムそれにフォグベゼルにインテークモールがオレンジ色に塗装され強烈なインパクトをもたせています。手前がexコンセプトで向こう側にRVRです。
エクステリアは若干変更が加えられると思われますが、現行3代目RVRのエクステリアの元となったコンセプトCXの事を思うと概ね決定されたデザインになるものと思われます。エンジンは発電用と駆動用にも用いられる1.1リッター直列3気筒DOHCターボが搭載される予定で最高出力は136ps/6500回転+163ps高出力モーターの構成で燃費は28.0km/L前後になる模様。
上段の左は新型、右は現行3代目のRVRです。新型はギャランの面影は全くなく、下段左側の初代と下段右側の写真2代目RVRと3代目がそうであった様に全く別の車に進化します。
補足、グリルガードは今の法律では車に取り付ける事は出来ません。初代が販売されていた1991年頃はデリカもグリルガードが装着出来ていましたが今の道路交通法では禁止されています。
エクステリアは超かっこいいのだが、駆動方式が残念ながらFFとなるので三菱の売りであるS-AWCの設定は無いと言うことになってしまいます。もちろんAYCも搭載出来ないのですが、モーターによるトラクションコントロールは期待度が高い。三菱はなんといってもトラコン、この技術だけはランエボの様に捨てない欲しいです。
モーターショー向けとは言えSUVにセミスリックタイヤを履いてデュフューザー付きアンダーカバーに派手なリアフォグランプを装着。ラフロードを走る事を前提としてないスポーツSUVジャンルの位置づけとなるのでしょうか。
スタイル的にはハッチバックですがまるでクーペの様に流れる様なインパクトの高いエクステリアで、スポーツSUVとして差別化を図る。リアゲートの真ん中には大きな「三菱」のエンブレムが装着されている。
これだけ大きなエアーインテークだとライセンスプレートはランエボの様に助手席側の方へずらして装着となるのか、もしくはバンパーガーニッシュが装着され真ん中にライセンスプレートの装着となるのかが気にる所です。
ランエボのライセンスプレート位置。インタークーラーがロアグリルに配置されている為だと思われます。
2016 RVR PHEV 予想諸元表
- 全長x全幅x全高 4490×1800x1620(mm)
- ホイールベース 2590mm
- 直列3気筒DOHCターボエンジン
- 排気量 1100cc
- 最大出力 136ps/6500回転
- 最大トルク 15.8kg.m/4500回転
- モーター最高出力 163ps
- トランスミッション CVT
- 駆動方式 FF
- JC08モード燃費 28.0km/L
- 予想価格 270万円