2.0L 60・プリウスを借りてきました
2023年1月フルモデルチェンジした6代目プリウス（60型）をトヨタシェアで借りてきて運転しまくってきましたので、どんな感じなのかピックアップさせて頂きますが。結論から言うと完成度抜群に高いです。ただエアフローまたはデザイン優先しているので左Aピラーの死角だけが唯一のネガティブポイントと燃費は50プリウスほど期待できません。
2.0L 60プリウスの燃費
進化したTNGA技術とTHS2ハイブリッドシステムを採用する60プリウスの燃費ですが、期待している程の値は出ませんでした。私の運転方法が悪いのかもしれませんがエコモードで割りとゆったりした走りで一般道路は最高15.5km/L、高速道路では最高25.3km/Lでした。1.8Lグレードならもう少し伸びるかもしれませんが50プリウス程低燃費ではないかもしれない。
速いのか遅いのか？
2.0Lハイブリッドはめちゃくちゃ速いです。特に時速40km/hから100km/hまでの加速（エコモード）は一瞬でした。アクセルの操作もほぼリニアな感じ駆動力が発生するので踏みすぎることもないしもっさり感も無いと個人的には思います。
クルーズコントロールとレーンアシスト機能をごちゃごちゃした阪神高速環状線でチェック
60プリウスを借りる前に2022年8月登場した10シエンタで阪神高速環状線でクルーズコントロールとレーンアシスト機能の動作をチェックしてきたのですが、それにも増してさらにブラッシュアップされている感じでした。
特に車線変更の割り込みが多い阪神高速環状線ではウィンカーを出している所に反応している（違うかも？確証はありません、申し訳ないです）印象で、割り込みしてこようとする車に反応して減速してくれていました。
またカーブは10シエンタと同じで急なカーブでは自動で減速してアウト側のライン（車線）クリアランス約50cm位を維持して曲がってくれる感じです。
動画を見てもらえれば挙動がわかりやすいと思います。
コーナーリング速度域が高く安定している
2023年に登場したプリウス・60型ですが、トランクが少々容量が小さい。なので商用利用には向かないと思います、またハンマーヘッドシャークフェイスはものすごいスポーティなのでスポーツカー的な位置づけになるのでしょうか。
乗り心地的にはやや硬めのサスペンションで、扁平率50のタイヤのため40～50キロの速度域だとやや突き上げ感がありました、恐らくですがVM系レボーグに近い減衰設定だと思います。
50型プリウスもそこそこコーナーリングは強い方でしたがそれでもふわふわ感は否めず、高速コーナーだとちょっと不安定な印象がありましたが、60型プリウスは路面に吸い付いている感じでとても安定していましたまたコーナーリング速度域も異様に高いです。
ブレーキ性能&カックンブレーキの症状について
ブレーキ性能は特に違和感無く初動からしっかり効き始めて踏めば踏むほどしっかり制動力を発生する印象でした。ただ、50型プリウスよりもカックンブレーキになりやすい感じでした。
車幅感覚はとても掴みやすい
シャークハンマーヘッドデザインなのでノーズのクリアランスが解りにくいかもと思って乗ってみたら全然そんな事無く、普通に今まで乗っていた車の感覚で運転する事ができました。
試しに難所の右折がある狭い道路を運転してみたのですが、全然狭く感じること無く通り抜ける事ができました。障害物を検知するソナーアラートがあるはずなので実際にはクリアランスが左右共50-60cm位あったのかもしれません。
車庫入れも簡単
車庫入れはほんとに簡単で、リバースにATを切り替えた時にナビモニタに映し出されるバックカメラ映像のガイド線の通りにバックすれば車庫に入ります。
また障害物検知ソナーもあるので、まず車をぶつける心配は無いと思います。
乗り心地
突き上げ感があると書きましたが、超路面の状態が悪いみなし公道を通ったときは道路が凸凹だとは気が付かないくらいバンプを吸収している感じでした。硬めの減衰ですが乗り心地は悪くないと思います。
完成度が高い60プリウスの唯一のネガティブな点
走る・乗り心地が良い・割りと燃費も良い・運転がしやすいしクルーズコントロールもかなり進化している。不満な点は一切無いのですが
60プリウスで唯一ネガティブな所と言えばこの極端に寝ているAピラーです。特に左側は死角が大きいので、右折する時に対向車や自転車と歩行者が死角になりやすいです。もう一点はトランクが小さい。タイヤ4本乗らないと思います。後部座席を倒すとタイヤ4本乗りますが、例えば4人でゴルフとなるとバックが乗らないです。
