フィアット500シリーズのチューニングモデルを販売するアバルトが「595 ポケット ロケット」の新型を2016年6月にヨーロッパで発売。
ベースモデルは2016年1月にマイナーチェンジした「フィアット 500」でフェイスリフトされると言うことですがロアグリル以外は然程大きく500シリーズと大差無い様に見える。広島カープのエンブレムの様に点灯するイルミネーションランプが特徴的。SUVに似合いそうなスポークが外に向かって太くなるデザインのアルミホイールの隙間から「Brembo」ロゴ入りディスクキャリパーにドリルドディスクローターが見える。軽量化された17インチアルミホイールにはアバルトのエンブレム「サソリ」のホイールキャップ。
新型モデルはわずかながらブーストアップが施されている。
アバルト595シリーズの1.4リッター直列4気筒ターボエンジンの最高出力はエントリーモデルで145ps(143hp)、ツーリスモ・モデルは最高出力164ps(162hp)。最上位グレードのホットハッチであるコンペティツィオーネ・モデルは最高出力180ps(178hp)。を発生します。
駆動方式はFF、トランスミッションは5速シーケンシャル式。
これはアバルトがカスタマイズする前の新型「2016フィアット 500」。ロアグリルよりも上半分はアバルト595と余り代わり映えは無い。
車両サイズは全長3570x全幅1625x全高1515(mm)、ホイールベース2300mm。定員は4名。
3ドアでホットハッチと呼ぶに相応しいリヤ側はかっこよくスタイリッシュ。左右デュアルフィニッシャー4本出しマフラーにディフューザー。
新型フィアット500ベースのアバルトモデルは未だ日本で発売されていないのですが、年内にはこのポケット・ロケットグレードの導入が期待出来ると思われる。
アバルトモデルの魅力は如何にも走る気満々のそのスタイルと5速シーケンシャルトランスミッションを採用している点です。ATモード付5速シーケンシャルモデルならワインディングドライブがとんでもなく楽しくなりそう。
今度の「595 ポケット ロケット」には、フィアットの新しいインフォメーションシステム「Uconnect」が採用されるのもセールスポイント。日本国内で対応出来るのかは不明だが、スマートフォンと連動するSirを用いた対話型5インチ液晶マルチインフォメーションモニターが標準装備。オプションで7インチ液晶にも変更可能。
発売は6月で車両販売予想価格は15,000ポンド。日本円で約2,340,000円。全モデルのCOMPETIZIONEグレードで3,531,600円(5速マニュアル)発売されているので日本での販売価格は300万円を超えると思われます。250万円前後なら欲しいのだが。