イギリスのオートスポーツエクスプレスはスバルの次世代プラットフォームSGPを用いるスポーツ・カーの開発を計画していると伝えています。
Subaru plans mid-engined, AWD, hybrid sports car to thrill drivers
スバルがスポーツ・カーを作るのは特に驚くことではありませんがなんと水平対向エンジンをミッドシップ搭載し、エンジンは後輪駆動+モーター前輪駆動のAWDを開発すると言う驚くべき情報。
ご存知の通り水平対向エンジンは横方向にスペースを取るのでもし後方にエンジンを搭載するとなるとミッドシップと言うよりポルシェのRR駆動方式の方がイメージ的にはピッタリ。
ポルシェ911の水平対向6気筒エンジンをリヤに搭載するイメージ図。
またSGPはエンジン前置き設計なので、この次世代プラットフォームを用いたミッドシップ搭載エンジンは少し想像し難い。
次世代プラットフォームの下から見た写真。プロペラシャフトが見えるので基本的に前置きエンジンのAWD駆動方式の設計。
パワートレーンは排気量の小さい1.6リッター水平対向4気筒DOHCターボエンジン(FB16型)+モーター。前輪駆動を担当するモーターにはトルクペダリングが採用されAWD特有のアンダーステアを抑えるトラクションコントロール機能が備わる。
SGPにミッドシップは無理だと思われるが、GVBプラットフォームを改良したものをベースにしている現行のVA型(WRX / S4)、VM型(レヴォーグ)の派生車ならあり得るかもしれません。
VAB型(WRX)はGVBと同じでノーズは余り長くなく、セカンドシートを廃止してしまえば十分ミッドシップエンジンを搭載する事が出来る。冷却系は全て前置きインタークーラー+ラジエター+オイルクーラーと駆動用モーターとバッテリーと言う配置。
BRZもまもなくE型が登場し2017年には最終モデルF型が登場するのですが、その後の新型BRZ開発情報が皆無(1代限りの情報もあります。)なのでもしかしたらZC6型の後継車両の開発を現段階で試行錯誤しているのかも知れない。
FB16型エンジンなら信頼度も高いですしそれにハイブリッドシステムが用いられるならEJ20エンジンの燃費の悪さを嫌がる方からの買い替えも期待できる。
ただクーペよりも実用性が低くなるミッドシップスポーツはやはり考え難い。