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三菱GTO復活 次期モデルはZ34姉妹車で日産OEM

バブル期に登場した往年の名車「三菱GTO」が復活!次期モデルは4WDでは無くZ34(Z35の可能性も)派生車でFR-LプラットフォームベースのFR駆動方式。詳しい情報確認次第更新致します。

想デザインはZ34派生車だとノーズがとても長くなる2シーターとして登場するのかも気になる所。エンジンは3.7リッターV型6気筒NAエンジン。

日産傘下入りした三菱自動車が復活させるGTOはスカイライン派生車となる可能性が高くなりました。

1990年発売されたGTO情報

1998年に生産を終了してしまったのですが今までこんなに大型のスポーツカーは日本では余り作られなかったと思います。ホンダのNSXでさえ全幅1810mmと大きく見えるのですがGTOは1840mmもありNSXを上回る車幅を持ちます。ノーズも長くて車高が低くて当時はとてもインパクトが有り結構若者の間でも人気がありました。今でもこれに乗ってみたいと言う若い子が居ます。

車の大まかな特徴としては3ドアクーペとなり駆動方式は全グレードで4WDのみとなります。エンジンは3LのV6が採用されNAモデルとツインターボモデルが用意されてました。シフトタイプは初期型のリトラクタブヘッドライト採用モデルは4AT(4速オートマチック、AT免許でも運転できます。)と5MT(5速マニュアル)となり、後期型で6MT(6速マニュアル)と5MTと4ATが用意されます。

これがGTOの写真。1990年10月発売当時はヘッドライトを格納するリトラクタブルのデザインが採用されます。この時期は他のメーカーの多くもリトラクタブルタイプを採用していました。

初期型GTOリトラクタブルデザイン

 

リトラクタブヘッドライトを点灯イメージです。"ぱかっと"下からヘッドライトが登場する仕組みです。

トラクタブルヘッドライト点灯時のイメージ

 

リアスポイラーは全車標準です。後期型になると大型化のものが採用されます。

初代GTOテール写真

1993年8月にマイナーチェンジが施されテール回りのデザインは殆ど同じなのですがヘッドライトが丸目2灯にデザインが変更され、フロントエアロバンパーとサイドリアホイールの少し前にエアーインテークデザインが追加されます。

1993年マイナーチェンジのGTO

翌年1994年8月にマイナーチェンジされヘッドライトがつり目タイプの1灯タイプに変更されます。

1994年マイナーチェンジのGTO

1996年8月のマイナーチェンジモデルではリアスポイラーが大型化のものが採用されます。フロントグリル周りのデザインは変更なし。

1996年マイナーチェンジされたリアスポイラー

 

1997年8月に更にマイナーチェンジされ再び丸目2灯タイプのヘッドライトデザインに戻されます。テール周りは変更なし。

1997年マイナーチェンジのGTO写

1998年8月発売の最終型です。これもマイナーバージョンアップされヘッドライトが1灯タイプのユニットに戻されます。ほんの少しスープラに似ています。

1998年最終型GTOの写真

GTO NAエンジン性能

エンジンは3L/NAエンジンのタイプと3Lツインターボの二種類が存在しました。まずNAエンジンスペックの方から掲載します。

  • エンジン型式 6G72型
  • V型6気筒DOHC24バルブNA
  • 燃料供給方式 ECI-MULTI
  • 排気量 2972cc
  • 内径x行程 91.1X76.0mm
  • 圧縮比 10.0
  • 最大出力 225馬力/6000回転
  • 最大トルク 28.0kg.m/4500回転
  • 無鉛プレミアムハイオク仕様
  • タンク容量 75L

ツインターボエンジン性能

  • エンジン型式 6G72型
  • V型6気筒DOHC24バルブICツインターボ
  • 燃料供給方式 ECI-MULTI
  • 排気量 2972cc
  • 内径x行程 91.1X76.0mm
  • 圧縮比 8.0
  • 最大出力 280馬力/6000回転
  • 最大トルク 43.5kg.m/2500回転
  • 無鉛プレミアムハイオク仕様
  • タンク容量 75L

ツインターボ車のエンジンルームの写真です。

GTOのエンジンルーム

GTO 車両サイズとその他の性能

  • 車両サイズ(全長×全幅×全高) 4565×1840×1285mm  備考1
  • ホイールベース 2470mm
  • フロントトレッド幅 1560mm
  • リアトレッド幅 1580mm
  • 車両重量 1640kgから1710kg 6MTモデルが最も重たくなります。
  • 3ドア
  • 定員 4名
  • 駆動方式 4WD
  • フロントサウペンション ストラット式
  • リアサスペンション ダブルウイッシュボーン式
  • フロント/リアブレーキ ベンチレーテッド共通

備考1、1993年マイナーチェンジモデルの全長は4575mmと10mmノーズが長くなります。1996年マイナーチェンジモデルから全長4590mmとさらに15mmノーズが長くなります。1998年最終型は全長4600mmとなり初期型比較すると25mmもノーズが長くなります。フロントエアロデザインの変更の影響です。

初期型をサイドから見た写真

GTO初期型サイドの写真

 

最終型をサイドから見た写真です。2cm前後長くなっただけなのでフォルム的には欲から見る分には違いは感じられません。

GTO最終型サイドから見た写真

 

タイヤとホイール

最終型の生産が終了してすでに10年以上を過ぎているのですがこのクラスとなると結構純正ホイールのままの車が多く中古市場に出回っているものと思います。

初期1990年生産のモデルのタイヤサイズは225/55R16 93V、ホイールサイズは16×7.5J 5H 114.3となります。1992年生産以降のモデルは写真と同じタイヤサイズ225/50R17 94V、ホイールサイズは17×7.5J 5H 114.3となります。

純正17インチホイール

 

1998年生産の全グレードにはタイヤサイズとインチアップが施されますタイヤサイズ245/40ZR18、ホイールサイズ18×8J 5H 114.3となります。純正は写真の様にメッキアルミホーイールが装着されます。ブレーキキャリパーも赤くカラーリングされていてかなり足元スポーティーに仕上がっています。

GTO最終モデルの18インチ純正メッキアルミホイール

内装

運転席まわりは余り変わりが無くこれは初期モデルの写真です。シフトタイプは5MT

GTO初期モデルの運転席

これは1998年最終型の運転席の写真です。シフトタイプは6MT。エアコンやカーステを配置する中央の上のダッシュボードにある小窓メーターは左が油温計で中央が水温計、右側の小窓はデジタル時計となります。インパネの配置は左側にタコメーターと右側にスピードメーターの配置となります。

GTO最終型の運転席

 

NAとツインターボモデルのインパネ両方調べてみたのですが共通でした。以下はインパネをアップした写真です。レッドゾーンは7000回転から。メーター速度は最高時速180lmまでの表示となります。ドレスアップカーでは280kmのメーターパネルにカスタムしている車もありターボモデルでは社外品ブースト計取り付け車両も多く販売されています。

GTOのインパネ写真

GTOの中古はシートも結構純正のままの状態の車が多いです。ホールド感はありそうなのですがワインディング等の下りのブレーキングはドライブポジションがずれそうな形状をしています。ハンドルもやや大きいので36π辺りの小さなハンドルに変えたほうが膝がハンドルに当たらなくて運転しやすくなると思います。

 

GTO初期モデルの運転席助手席

 

後部座席の写真です。お世辞にも広いと言えないです。RX-7よりは幅がありますし天井は高い感じがするのですがやっぱりクーペなので大人4人でのドライブは辛いと思います。

GTOの後部座席

トランクルームは広々していてゴルフバック一つは余裕で積めそうです。サスペンションのマウント部分が飛去していなければさらに広いのですが。

 

 

GTOのトランクルーム

 

後部座席は楽し込める仕様ですので大きな荷物を載せる分には不満はなさそう。これならタイヤ4本載せられます。

GTOの後部座席を倒したトランクの写真

GTOの感想

この車のオーナーになるには兎に角車自体が大きいので駐車場に入るかどうかまず確認が必要になりそうです。エンジンスペックに関しましては申し分なく特にツインターボエンジンのスペックは今のランサーエボリューションを思わせる低速極太トルクを持つ感じを受けました。また当時は280馬力自主規制の範囲ですので実際ツインターボはさらなるパワーを秘めているものと思いますのでもし中古で買うなら後期型で5万km走行距離のものがあるならお勧めだと思います。ただ3Lエンジンなのと車重があるので燃費が非常に悪いです。GT-Rでリッター3kmしか行かないのでもしかしたらGTOは4WDなのでそれに近い燃費になるのでは無いでしょうか。中古車両価格自体は安いですが維持費が辛くのしかかりそうです。
gto20018

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