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プリウス(50系)前期・後期型を運転してみた感想

トヨタ プリウス 50系

プリウス50系前期型 はじめてハイブリッドカーを運転

WRX塗装ミスト除去の代車にトヨタプリウス(50系)を貸して頂いたので、インプレッサ歴13年の私が感じたプリウスのメリットとデメリットを書かせて頂きます。

プリウス前期型のメリットは何と言っても燃費がいい

プリウスを初めて運転して一番驚いたのは燃費の良さ。

プリウスを借りて翌日六甲山へドライブに出かけたのだが、WRXだと山を登って降りてきたらだいたいリッター7km/Lか6km/Lと言う燃費なのだが

プリウスは何と驚異の24.9km/L(ドライブモードはエコモード)

2018年7月6日に大雨だったのだがハイブリッドカーって山を登るのか興味津々だったので六甲(途中通行止め)を登ってみた。

街乗り・通勤・峠を運転の総合燃費

前期型のデータです。

私が借りたのは2018年7月4日からなので、プリウスのマルチファンクションモニタで確認できる燃費データを掲載しておきます。

  • 7/4 距離 33.4km 27.4km/L (帰りの10km前後だけ私の運転)
  • 7/5 距離 12.7km 16.2km/L
  • 7/6 距離 61.0km 24.9km/L (六甲)
  • 7/7 距離 4.0km 14.1km/L
  • 7/8 距離 50.9km 23.5km/L (湾岸線+国道43号線)
  • 7/9 距離 4.1km 13.8km/L
  • 7/10 距離 33.4km 27.4km/L (市内をうろうろ運転)
  • 7/11 距離 17.4km 16.7km/L (職場と自宅を行ったり来たり)
  • 7/12 距離 4.2km 17.0km/L

総合燃費20.1km/L(9日間の燃費を足して181を9で割った値)

峠の急な上りでもパワフルで速い

モーターパワーを初めて体験したのだが、プリウスのモーターはかなりパワフル

きつい上り坂でも(エコモード、パワーモードなら更に速い)アクセルを踏むとぐんぐん登っていく

きつい上り坂のパワフル感をWRXに比べるとプリウスの方が劣るが不満は感じなかった。

1.8Lエンジンなのにこんなにも速いのかと驚く。

https://www.facebook.com/gdbgvbvab/videos/1994854060795743/

外観はスタイリッシュ(プリウスのグレードはS)

ルーフが低い分運動性能がよく、ドライブポジションは86と同じだがシートレールが高いものが採用されているので言うほど低くなくとても運転しやすい

トヨタキーンルックフェイスはなかなかいかかっこいいのだが、プリウスPHVの方がさらにかっこいい。

ルーフが低いのでセカンドシートに大柄な人が乗り降りするのはやや辛い。

ながらかなリヤゲートは燃費を良くするためのエアフローを考慮したデザイン。

リヤテールランプはやや評判は悪いがひと目でプリウス50系とわかる。ルーフエンドは穴は相手無いがスポイラー風の仕上げ。

ルーフが低い分タイヤが貧素な事を除けば運動性は高い。

運転席や内装も無難にいい感じ

今回運転してみてインテリアは可もなく不可もなく普通にいいと思います。

乗り心地も良いし広いしドライブポジションも最適。

大多数の意見で不満なところはインパネシフト。白いパネルが気に入らない様です。ここを自分でカーボン調にするかメッキ加飾風にするなどすればいい感じに仕上がるのでは無いでしょうか。

インストルメントパネルセンターレイアウトのマルチファンクションデジタル式メーターは非常に見やすい。

マルチファンクションモニタには今プリウスのシステムが何をしているのかや燃費データーを色々表示させる事ができて楽しい。

ステアリングスイッチは右側がマルチファンクションモニタコントローラー、左側が電話及びAVコントローラー。

運転席のウィンドスイッチとドアミラーコントローラーにドア・ウィンドウロックスイッチは扱い易い位置にレイアウトされている。

ルーフが低いので背の大きな人は乗り降りの時に頭をぶつける。

セカンドシート側は更に低いので背の大きな人は乗り降りしにくい。足元の広さは余裕があるがルーフトップが低い。

トランク

トランクはかなり広い、セカンドシート倒さずゴルフバッグ2つは余裕で乗せられる。

トランクの下のシート下にはパンク修理キットとパンタジャッキが格納されている。

セカンドシートを倒すと、バーが残っているがこれは左側に押すと取り外しできる。

セカンドシートは6:4分割式。倒し込むとフルフラットでとても広いトランクスペースとなる。タイヤ4本を余裕で乗せる事ができる。

トランクを隠すカーテン格納バーを外すと

バーを取り外すとちょっとした車中泊スペースの出来上がり。

 

前期型 ヒアリハット (デメリット)

燃費が良くて見栄えも良いよくできた車だが、デメリットもある。

ピックアップするデメリットは慣れれば問題は無いが、慣れるまでは重大な事故に繋がりかねないのと走行時の静音性が高すぎるので歩行者と自転車の飛び出しに気をつけなければならなずセーフティセンス付きじゃないと事故する確率が高くなると思いました。

最大のデメリットシフトレバー

プリウス 50系 最大のデメリットシフト操作を間違えやすい点

インパネシフトで上下にシフトレバーを動かして、D(ドライブ)・R(リバース/後退)に切り替えるのだが

人の心理として、前に進みたい時は無意識に上にレバーを動かしてしまう

逆にバックしたい時は無意識に下にレバーを動かしてしまい、今回9日間運転しているあいだに何度もシフト操作を間違えました

バックに入れると「ピーッピーッピーッ」とアラート音が鳴るのだが、なれていないとアラート音がなっていてもアクセルを踏んでしまい誤発進に数回繋がったことがある。

運転操作する場合はマルチファンクションモニタ左側のシフト位置ランプを見る癖を付ける必要がありそう。

走行音がしないので自転車と歩行者の飛び出しが多い

動画以外でも自転車の飛び出し、プリウスが後ろから近づいているのに歩行者や自転車の車線変更や突然の右左折があり何度もヒヤリとしました。

https://www.facebook.com/gdbgvbvab/videos/1995048244109658/

タイヤが細いので急ブレーキ・急ハンドル操作するとタイヤが滑る

グレードSなので195/65R15と言うタイヤサイズの為だと思いますが、急ブレーキ・急ハンドル操作するとタイヤがロックまたは滑ります。

Aプレミアムツーリングセレクションのタイヤサイズ215/45R17もあれば大丈夫だと思いますのでもし買うならオプションで用意されているAプレミアムツーリングセレクションと同じサイズのホイールとタイヤを装着するのが望ましい。

https://www.facebook.com/gdbgvbvab/videos/1995058154108667/

https://www.facebook.com/gdbgvbvab/videos/1995056427442173/

プリウス 50系 前期型 乗り心地・運動性能

乗り心地は最高です、ふわふわとしたサスペンションの様ですが減衰力強めなのでコーナーではかなり踏ん張る。

ボディ剛性も高いのだが、トヨタのVSCとABSがすごく賢い制御をしてくれるのでタイヤが滑っても怖くない。

言葉で例えると誰かが後ろから車を持って支えてくれている感じです。

急ブレーキ動画を撮影した時は、急ブレーキ踏んだらブレーキアシストが働いて停車するまできっちり最強のブレーキングを補助してくれていましたし四輪の制御も完璧と言って良いくらい制御がされていました。

これに新しいセーフティセンスが装着されれば、ヒヤリハット含めて最強の安全な車になるのではないかなと思う次第です。

プリウス 後期型試乗した感想(2020年3月31日追記)

試乗させて頂いたプリウスのグレードは「A・ツーリング」で外観のデザインはテールランプが大幅に変更が加えられている他

貸して頂いたオーナーがトヨタから説明を受けた内容としては、ハイブリッドシステムのプログラムを大幅に改良を加えているのと、サスペンションがクラウン並みに性能が向上しているとの事。

トヨタハイブリッド車の完成形らしく、見た目は抜群にかっこよくなっている。

プリウス 50系 後期型

エアロ・スポイラー類のパーツがよく似合う外観。

車に乗り込んでみた第一印象(後期型)

車に乗って最初に思ったのは、内装がかっこよくなっている。A・ツーリンググレードなのでラグジュアリーな作りはされているのだが、陶器の様なシフトレバーは廃止されていてATセレクトレバーの操作性は変わらないけど内装も抜群に良くなっている。

車を発進させてみると明らかに前期型と違う事に気がつく

プリウスを発進させてすぐ感じたのは、前期型と違って重量感が大きく伝わってきます

前期型はふわふわした感じが強くてタイヤの接地感が薄かったが、後期型はしっかりタイヤが接地している感触が高い。またブレーキもカックンブレーキになりにくくなっている

タイヤの接地感がいいのはオーナー曰く「215 / 45R17」扁平率が低いタイヤを標準装備しているからじゃないかと言う事でしたが明らかにコーナーリング特性も良くなっているし、バンプ通過した時の収まりも格段によくなっている。乗っていて楽しいと思いました

ブレーキングシーン。カックンブレーキになりにくい。

燃費は?

今回詳しく燃費計測できなかったのだが、燃費は前期型と余り変わらない様は気もする

ずっとエコモードで試乗していたのだがバッテリーへの蓄電が半分または半分よりも少し上位をキープする感じで、余り無闇矢鱈にエンジンが始動して充電してる所がなかった。

今回30分程試乗させて頂いたのだが、だいたい20.0km/L~最高で26.5km/Lでした。

サスペンションは硬い?

サスペンションはかなり良くなっています。オーナーがトヨタから受けた説明によるとクラインに近いセッティングだそうで

乗り心地はいいけどちょっとした突き上げ感もある(タイヤの扁平率が45というのも原因があると思います)。

みなし公道のでこぼこ道を走行していても不快感はほぼ無い。

後期型のまとめ

足回りとそれに伴うハンドル操作性と安定感は後期型の方が抜群に良くなっています。それ以外は前期型と余り変わりはないかもしれない

ただ運転する楽しさは後期型、特にA・ツーリングは楽しく感じるしこの足回りならパワーモードを存分に楽しめると思います。

悪い点等は特に感じられませんでしたが、ピックアップするとしたらドアミラーの視認性がやや悪いAピラーの死角が大きいのとシートが悪いのか少し腰痛になりました。この辺りはレカロのセミバケットなどに交換するなどで対応するといいかもしれない。

プリウス(前期・後期型共通)は結局遅いの速いの?

プリウス50系には3つのドライブモードが用意されている

・エコモード

・ノーマルモード

・パワーモード

私はずっとエコモードで運転していたのですが、全然不満はありませんでした。

湾岸線に乗ったときもエコモードのまま合流もらくらくこなせたし、湾岸線で時速80キロなんてすぐに出ました。

少しだけノーマルモードとパワーモードを試したのですが

ノーマルモードでも結構なパワフル感はある。

パワーモードだと、昔NSXに試乗させてもらった事があるのだが出足のトルク感はNSXにも似ていて

プリウスのパワーモードの出足は3.0Lエンジンに匹敵するトルクがあるのでは無いかなと思いました。

結論的に言うとプリウスは踏めば低中速域は速いです。

シフトレバーの左側にある「ドライブモード」ボタンを押すと切り替える事ができる。

エコモード。燃費重視だがこのままでも山をグイグイ登っていく。

ノーマルモード。スーパーチャージャーが付いている?と錯覚する程パワフル。

パワーモード。0発進はインチキ?と思うほど速い。

「プリウス(50系)前期・後期型を運転してみた感想」への4件のフィードバック

  1. かげまるさん、こんばんは。
    少し前にFBにコメントしてしまった者ですw
    上司がこれのこの色に乗っているんですが
    正直あまりカッコイイとは思えません。
    ずっと日産乗りだった人が何故、この選択をしたのか・・・

    私は新潟在住なのですがアクア、プリウスは
    新潟の雪道には非常に弱いようです。北海道や長野みたいに
    乾燥した雪質じゃないのでタイヤが空転しちゃって
    前に進めなくなるんですよね。レヴォーグも車高低目なので
    あまり湿った雪の日は無理して突っ込まないようにしてます。

    1. コメントありがとうございます。

      あ~、その辺は盲点でした。確かにプリウスはラフロードは弱いでしょうね、想像ですがプリウスの制御はすごく賢いのですが普通の路面状態の事なので

      車高を落とすと雪でバンパーやスポイラー壊されてしまうますものね。

  2. ”前に進みたい時は無意識に上にレバーを動かしてしまう。

    逆にバックしたい時は無意識に下にレバーを動かしてしまい”

    この部分は笑ってしまいました。
    オートマ車を運転されることが少ないんですね。

    通常ギアの並びはP-R-N-D-D2かと思いますので、D(ドライブ)に入っている状態でバックしたい時は上にギアを入れるんですよね。

    あ~、この人の批評は、一般的にプリウスのシフトが間違いやすいと論評されてるのにのっかってるだけなんだなとわかりました。

    もう少し、独自のちゃんとした批評が欲しいものです。

  3. レガシィツーリングワゴン乗り

    プリウスは好きな車ではありませんが、ちょっと微妙なレビューでしたのでコメントを入れます(一意見ですが)

    シフトパターンは先代のZVW30と変わってません。先代からの乗り換え需要を考えると、とても自然です。それにAT車を運転していて、通常、走行している状態から、バックする際、DからRに入れるとき、上側ですよね。MT車ではRが下に入れる場合もありますが。とても自然です。ブレーキペダルを踏まずにRに入れても、いきなり後退することはありません。
    私がトヨタに苦情を言うとすれば、相変わらずBとNの使い方を明確に示していないことくらいです。

    急ブレーキ・急加速でタイヤの件ですが、市街地走行からドンとブレーキペダルを力強く踏むとわかりますが、先代も50も車重を感じさせない強力なストッピングパワーがかかります(ムチウチになりそうですが)。60km/hからのフルブレーキであれば、4WDのスバルレガシィと大差ありません。路面状況との関係もありますが多少滑るのは普通です。コーナリングではなく前後方向であれば扁平で少しだけ幅広のタイヤを履いても変わらないでしょう。ABSでいなしながら、クククッとタイヤを限界に近い領域で、最短制動距離で止まってくれます。どちらかというと、滑るのはエコタイヤに起因すると思います。加速・停止については、17インチにしてもそれほど変わらないので、セミスポーツのハイグリップタイヤにすることで、かなりの軽減は期待できます。加速の件も同様です。

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