女性に人気軽ハイトワゴン 2代目ムーヴキャンバス
2022年7月にフルモデルチェンジした女性に大人気のハイトワゴン、ダイハツの「ムーヴ・キャンバス」を借りてきました。
借りてきた車のグレードは「ムーヴ・キャンバス・ストライプス・ターボG」、ターボ車・FF駆動&CVTトランスミッションになります。
二代目キャンバスは初代のデザインを踏襲しているので、ぱっと見新型なのかどうかは見分けがつかない。唯一アッパーグリルの上とトランクリッド「CANVAS」エンブレムで新旧見分けが付く感じでしょうか。
初代はトランクリッド右下にCANVASエンブレムレイアウトだったものが二代目ではセンターレイアウトに変更になっています。
DNGAを採用しているのでボディ剛性が高い
初代は運転したことが無いので二代目との違いはわからないですが、新型キャンバスを運転してすぐに思ったのはボディ剛性が高いと感じました。走りがしっかりとしていてパワフルなターボエンジンの駆動をしっかりとタイヤに伝えている感触が非常に高いです。
ボディ剛性が高いメリットとしては、高速走行巡航中の安定とコーナーリングに強いという点でしょうか、デメリットとしては凸凹を通過した時に衝撃を逃がす事ができずに乗り心地に直結してくるのですが、二代目キャンバスはサスペンションのセッティングが良くできているので、乗り心地が悪いとは思わなかったです。逆に乗り心地は良い方だと思いました。
動画は嵐山パークウェイの峠道を下っているシーンです。バンプの収まり(ソフトだけど早く収まる)とかカーブを曲がる時のソフトなロール挙動及びクリアな下りの直線でも超安定している様子を参照できると思います。
運転はとてもしやすい
タントもそうですが、キャンバスも運転しやすくなっています。ただ、ルーフのフロント側がスズキ車に似ていて信号が隠れる位、運転手の上までルーフがあるので交差点の真下は信号チェックがちょっと辛い事もあると思いました。
ただピラーの死角も少なく、交差点も安全に通過できるし、一時停止からの左右確認も非常にしやすかったので、人通りや自転車の通行量の多い道路でも安心して運転できると思います。
車庫入れも非常にやりやすい
運転になれている人には特に気にする必要はないのですが、余り運転に自身がない人は二代目キャンバスには強力なバック・車庫入れアシスト機能があるので安心して車庫入れできると思います。
特に上から車を見下ろすアラウンドビューモニターは回りの障害物をひと目でわかるので、強力な車庫入れアシストになると思いますし、バックガイドセンも正確なので、イエローラインにハンドルを切れば完璧に車庫入れできると思います。
キャンバス・ターボ車の燃費はやや悪い
軽自動車のターボエンジンの燃費目安は余り知らないのですが、お借りした二代目キャンバスターボの燃費はリッター10kmと余りよくなかったです。山を登った事が原因では無く、借り出しはリッター10を切ってました。
夏場だからでしょうか?エアコンをOFFにするとまた燃費は伸びるのかもしれないですが、リッター10kmは私のWRXでも全然達成できるので、900kgと言う車重なのでもう少し燃費伸びてもいいのではと思う次第です。
キャンバスターボ車は速い?
二代目キャンバスのターボエンジンはタントターボと同じエンジンを搭載しており、スペックは最高出力 64ps(47kW)/6400rpm 最大トルク 10.2kg・m(100N・m)/3600rpmです。
速いと言えば速いのですが、DNGAを採用している二代目キャンバスは先代よりも約20kg軽量になっているので、前回運転したタントカスタムターボ車と比べるとトルクがやたら大きいと感じた次第です。
雨の日ですが踏切を通過する度に駆動タイヤ(フロント)が空転してました。パワーで走らすと言うよりもトルクで力強く走ってくれる印象が強かったです。
峠の上りはスイスイ走る
今回、京都の嵐山パークウェイに持っていったのですけど、きつい上り坂はスイスイ上がりますのでターボエンジンパワーは申し分ないと思います。
ブレーキが深いダイハツ車特有の現象は改善している
タントカスタムターボ車もそうでしたが、DNGAを採用する二代目キャンバスのブレーキも深くなかったです。ブレーキペダルを軽く踏むと制動力がじわっと発生して、踏めば踏むほど制動力が発生すると言う印象で、ひやっとする事は無いと思います。
この動画はブレーキについては買ったって無いのですが、雨の日突如道路の真ん中にあひるの集団がいたので回避ブレーキを行った映像シーンになります。突然のハプニングでも余裕の制動力です。
Sレンジのエンジンブレーキは効かない?
タントカスタムターボのSレンジはほぼエンジンブレーキが発生しないギア比でしたが、二代目キャンバスのSレンジは十二分にエンジンブレーキを発生させる事ができています。今回嵐山パークウェイの下りではBレンジ使うこと無くSレンジで降りてくることができました。これくらいのエンジンブレーキなら高速道路でも十二分に使えるので、キャンバスもし買ったらSレンジも活用(下りで使うと燃費伸びます)すると良いでしょう。
二代目 ムーブキャンバス まとめ
二代目のムーブキャンバスは非常によく出来た車です。運転しやすいし死角少ないし車幅感覚は掴みやすいし、老略男女・運転の長けた人も初心者の人にもおすすめできる一台ではないでしょうか。またコンパクトなので狭い道路が多い地域でも活躍する事間違い無しではあるのですが
唯一ネガティブな所は燃費が余り良くないのと、静音性が余り良くなく特に雨の日は天井に雨の当たる割りと大きいので、初めてこの音を聞いた人はなにかものを投げつけられてあたったのかと思うと思います。
一応ネガティブな所は雨と燃費と言うところでしょうか。