昨日スバルへバンパー周りの部品を注文しにディーラーへ行って注文待ちをしている時、スバルのレヴォーグを検討しているご家族の方が居らっしゃったので隣でどんな会話をしているのか立ち聞きしていたらアイサイト3を搭載した(自動ブレーキ / レーダーブレーキサポート)車を探して居らっしゃった様子。加えてそこそこパワーのある車で車両サイズがコンパクトである事が条件の様子でした。
ドライバーは20代の娘さん2名と50代後半のお母様の様でお父様は運転しなさそうでした。お母様はレヴォーグを気に入っていたのですが娘さん2名が車両サイズが大きすぎると言うことでもう少しコンパクトなサイズの車で自動ブレーキを搭載したパワフルな車は無いのかと言う内容をスバルさんの営業さんとやりとりしてました。営業さん曰くレヴォーグでも未だ小さい方なんですと説得を試みるも娘さん2名は難色を示されていました。
その後サービスさんがやってきて本題の部品を注文のやりとりを行っていたのでどうなったのかは不明。
自動ブレーキサポートカーって少ない
よくよく考えると自動ブレーキを搭載する車ってとても少ないですよね。スズキとダイハツがレーダーブレーキサポートにようやく力を入れてきたものの(2015年5月時点の情報)三菱はOEM車両を除いて自動ブレーキ搭載車両はありませんし、マツダはようやくスマートシティーブレーキサポートを始めたばかり、日産も現時点ではエマージェンシーブレーキを搭載するのは三車種、ホンダもシティブレーキ アクティブシステムを搭載する車両は少ない。要のトヨタは今年からToyota Safety Sense Cを全グレードに適用出来るようにすると言う発表がありました。
ただ現時点ではちょうどいいサイズである程度パワーのある車で自動ブレーキを搭載する車両ってなかなか無いのでこれならちょうど良いかなと思う車「SAI」をピックアップしたいと思います。
4ドアセダンSAI 2013年マイナーチェンジモデル
SAI、4ドアセダンで全長4695mm全幅1770mmとレヴォーグよりも全長5mm長くて幅が10mm小さいです。
この車の何処がパワフルなのか?疑問に思われると思うのですが、これモーターのパワーが尋常じゃないのです。エンジンは2.4リッターエンジンなのに最大出力150馬力と余り冴えないスペックなのですが、モーターがすごくてモーターだけで最大出力143馬力もあるのです。
自動ブレーキは「プリクラッシュセーフティシステム」をオプション装備する事が出来ます。
オプション装備出来るグレードは「SAI G“Aパッケージ”」のみです。
2013年マイナーチェンジされえる前までは大きなヘッドライトを採用していたのですがマイナーチェンジ後は細く切れ長のヘッドライトデザインとなり結構派手目のフロントバンパーデザインを採用します。L時に形どられたエアロバンパーがどこと無くLEXUSを思わせる雰囲気を持ちます。
2.4リッターながら車幅は1770mmとコンパクトです。ノーズも然程長くなく最小半径も5.2mと取り回しも可成り楽です。
このフロントエアロが良いですよね。フォグライトユニットに掛けてくぼみを付けてダクトみたいに見えます。
落ち着きを持たせるもしなやかでよく見るとスポーティーな雰囲気を持たせています。
運転席はノーズが少し見えにくい感じがあします。目線上にインフォメーションモニターやインパネがあるのはありがたいですがノーズの感覚を掴むまで少し時間がかかりそうなイメージです。センターコンソールは色々スイッチが付いていて楽しそう。ステアリングのすぐ左下にCVTシフトノブが配置されています。センターのナビは"G"グレードに標準装備なのですが自動開閉式でイグニッションONでナビの液晶モニターが自動で開いて起動する仕組です。
インパネはアナログ表示のデジタル式メーターです。
運転席と助手席。シート形状は普通でホールド性がやや少ないイメージです。キャビンはなんとも言えない近未来的でトヨタらしい内装が施されています。
セカンドシートです。大人5名らくらく乗車出来ます。
トランクもそこそこ広くラゲッジスペースは429リッターあります。
SAIの主要諸元表
- 車両サイズ(全長×全幅×全高) 4695×1770×1485mm
- ホイールベース 2700mm
- トレッド幅フロント/リア 1535mm/1530mm
- 車両重量 1590kg(Sグレード) / 1570kg(Sグレード)
- 定員 5名
- 駆動方式 FF
- トランスミッション 電気式無段変速機
- エンジン型式 2AZ-FXE
- 水冷直列4気筒DOHC
- 燃料供給方式 電子制御燃料噴射装置
- 排気量 2362cc
- 内径x行程 88.5X96.0mm
- 圧縮比 12.5
- 最大出力 110kW(150ps)/6000回転
- 最大トルク 187Nm(19.1kg.m)/4400回転
- 無鉛レギュラーガソリン仕様
- タンク容量 55L
- モーター形式 2JM
- モーター種類 交流同期電動機
- モーター最大出力 105kW(143ps)
- モーター最大トルク 270Nm(27.5kg.m)
- バッテリー種類 ニッケル水素電池 34個直列接続
- バッテリー容量 6.5Ah
- JC08モード燃費 22.4km/L
- サスペンションフロント ストラット式
- サスペンションリア ダブルウィッシュボーン式
- ブレーキフロント/リア ベンチレーテッド/ディスク
- タイヤサイズ 205/60R16 タイヤ&61/2Jアルミホイール(センターオーナメント付)
SAIってどんなフィーリングなのでしょう?
試乗レポートを幾つか読んでみたのですが静粛性に長けているとの事。単棟の話によればクラウンよりも静粛性が高いそうです。2013年以前のモデルでは乗り心地に突き上げ感があったのでそれを改善しソフトな乗り心地のショックアブソーバーの導入と車の剛性を高めているので安定性が以前のモデルよりも格段に上がっているとの事。
肝心の走りの方は余りどこも明確に触れられていおらず、モーターで走っているのかエンジンで走っているのかさえわからないくらい静粛性い長けているとしか無いです。パワー面では一体どうなのかもう少し詳しく調べて欲しいと願います。
スペックを見る限りエンジンのパワーは知れているものの2.4リッターもあるので低速からの走り出しは文句ないと思うのですが、モーターは馬力とトルクは持つもののスポーツカーの様に「ドカン」と加速するパートはないものと思われるので何方かと言うと欲しいだけのトルクは十二分に発揮する能力があるので、ドカンと加速はしないのだけれどもしなやかにシャープに速く走ることが出来るイメージでしょうか。