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エスティマ・エミーナとルシーダは何年たってもいい車

セリカGT-FOURを降りて次に買ったのがエスティマ・ルシーダの2.2リッターディゼルターボ。8年乗って10年目の車検がディーゼルエンジンの排ガス規制によって受けられなくなる事を受けて手放しましたが、今もいい車だなと思います。ディーゼル規制が無ければ未だ乗っていたかもしれません。またエスティマのディーゼルターボエンジンなのですが当時はなんの音かわからなかったのですが実はバックタービン音(もしかしたらブローオフ音かも、当時興味なかったので確認してません)を楽しめてたのです。過給させてからアクセル抜くと「プッシュルルル~」と聞こえてきました。結構大きな音です。バックタービン音のソースは無いのですがずっと乗っていたので今でもあの音はよく覚えてます。

エミーナとルシーダの何処が良いのか?

まずとても運転しやすいのです。視認性良くて死角が少なくGVBほどではありませんが長距離運転も疲れ難い。またオートマチックだったものの手元にシフトレバーがあるコラムシフトタイプで峠等ではほしい時にエンジンブレーキをかける事が出来ました。7名乗りは運転席からサードシートまでウォークスルーだったので運転が疲れたら車内で運転手交代の移動が出来たりして友達と長距離旅行等とても楽しくドライブ出来ます。

エスティマ・ルシーダ

 

運転席の死角が少なくて運転しやすかったです。ピラーのところで右左折の死角も殆どありませんでした。

 

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ハンドルのすぐ左下にあるのがコラムシフトレバーです。運転席と助手席の間を通り抜けてセカンドシートまで行くことが出来ます。7名乗りならセカンドシートはソファータイプなのでサードシートまでウォークスルー出来ます。エンジンは座席真下に確か配置されていたはずです。夏場お尻が熱いのが難点。

 

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こちらがウォークスルー出来る7名乗車可能なモデルのセカンドシートです。アームレストが取り付けられた独立シートです。たたんで左右にポップアップ収納する事が出来サードシートをたたむとママチャリ「一台」をエミーナ・ルシーダにすっぽり載せる事が可能です。因みにルシーダとエミーナの元となったデカエスティマ(スーパーチャージャーモデル)はウォークスルーの場所で大人一人寝られる程の広いスペースを持っていました。

 

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こちらは8名乗れるセカンドシートがベンチシートタイプです。こちらのモデルはセカンドシートを前側にたたむことが出来るのですが自転車はギリギリ乗らないです。

 

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サードシートは共通です。結構なスペースを持って居るのですが流石にサードシートに座りたがる大人は居なかったです。若干息苦しいしリアタイヤのタンパーマウントがちょうど同じ場所にあるのでよくはねます。

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トランクスペースも普通の旅行なら全員分のバックは載せる事は可能です。

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セカンドサードシートを倒すと可成りの収納スペースを確保出来ます。7名乗りなら運転席と助手席のウォークスルースペースを利用してママチャリの前輪をウォークスルーに突っ込むようにして自転車一台載せられます。セカンドシートの上に見えにくいですがエアコンが装着されているのが見えますでしょうか?確か全車両ダブルエアコン標準だったと思うのですが、もし中古買う場合はこのダブルエアコンが故障していないかも確認した方が望ましいです。ただ私のルシーダのダブルエアコン側は最初からあまり効きはよくなかったです。

 

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ルシーダとエミーナの違いって何?

基本的なベーススペックは同じです。フロントグリルのデザインが若干異なるのとルシーダは「カローラ店」での販売で、エミーナは「トヨタ店」での販売の違いとなります。

こちらは初期型「ルシーダ」です。フォグが丸目でフィンタイプのフロントグリルです。

エスティマ・ルシーダ

4灯タイプのヘッドライトフォルムで内側にフォグランプが配置されます。フロントグリルが特徴的で現代の車のように点灯はしないものの光りそうなクリアカバーが施されています。

エスティマ・エミーナ

後期型になるとだんだんエミーナもルシーダ風に寄せてくるよになってきます。

マイナーチェンジのエミーナ、フィンタイプのグリルに切り替わります。

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後期型のエミーナ。完全にルシーダと同化したフォルム。

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後期型のルシーダ。ヘッドライトが丸目である事以外フォルムは殆ど同じです。

 

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エミーナとルシーダの主要諸元表

  • 全長x全幅x全高 4690×1690×1790mm *1
  • ホイールベース 2860mm
  • 車両重量 1580kg-1840kg
  • トランスミッション 4AT / 5MT
  • 駆動方式 FR / 4WD
  • サスペンション フロント/リア ストラット式/ダブルウィッシュボーン式
  • ブレーキ フロント/リア ベンチレーテッド/ドラム

補足、*1の全高は1790mm-1910mm。初期型は基本的に1790mmで電車の高架下道路がある場所では180mm制限の場所が多くても通行可能でした。

ガソリンエンジンスペック

  • エンジン型式 2TZ-FE
  • 直列4気筒DOHC16バルブ
  • 排気量 2438cc
  • 圧縮比 9.3
  • 内径x行程 95.0x86.0mm
  • 最高出力 99kW(135ps)/5000回転
  • 最大トルク 205.9Nm(21.0kg.m)/4000回転

ディーゼルエンジンスペック

  • エンジン型式 3C-TE
  • 直列4気筒OHCICディーゼルターボ
  • 排気量 2184cc
  • 圧縮比 22.6
  • 内径x行程 86.0x94.0mm
  • 最高出力 74kW(100ps)/4200回転
  • 最大トルク 225.6Nm(23.0kg.m)/2600回転

もし買うならガソリンかディーゼルか?

ディーゼルターボははっきり言って速くはありません。トルクはそこそこで最高速度は時速140km/hが限界で、巡航速度は120km/hが限界でした。はっきり言ってガソリンエンジンの方がスペックは高いですしディーゼルは排ガス規制等で首都圏での走行は認められておらず車検を受けることが出来ない。地方しか走行しないのなら問題は無いのですが。お勧めはガソリンエンジンモデルがお勧めです。

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自動車税が上がる

販売時期は1992年から1999年12月に販売終了ですので後期型エミーナ及びルシーダは2015年5月現在で全てのモデルが10年以上経過する車両となるので通常の2200ccから2500ccの自動車税45000円から割増になります。自動車税割増-All Aboutより。

  • ディーゼル車は10年以上
  • ガソリン車は13年以上

上記の条件が何れの車両も該当してしまうので、それぞれ自動車税は51750円と割高となってしまいます。燃費も良いとは言えないですし(私が所有していたディーゼルのルシーダは市内なら6-7km/L、高速道路でやっと8km/L前後)中長期のコストを考えれば、1.5Lハイブリッドクラスのミニバンが中長期の維持費ははっきり言ってお得感は高くなると思います。

でもいい車です

でも本当にいい車です。ミドシップで低重心の設計ですので「天才たまご」とCMで打って出る程の乗りやすさは体験してみる価値はあります。スポーツ走行とかそんな意味ではなくて、安定性と取り回しが意外に楽なのとリクリエーション性に実用性は抜群に高い車です。

ほしいミニバンの中古待ちをしていて当面安くていいミニバンをお探しならエスティマのエミーナ又はルシーダも候補に入れてみられてはいかがでしょうか。

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