エアコンを使わない秋冬春の季節は自動車のウィンドウの内側が曇りやすく前や後ろが見えにくくなることがあります。
車内のウィンドウが曇ってしまった場合は自動車に備え付けられている「デフロスター」(フロント曇り除去機能)と「デフォッガー」(リヤウィンドウ曇り除去)機能を使ってウィンドウの曇りを取り除きクリアにする事ができますのでご活用下さい。
デフロスターの使い方
一般的にはエアコンコントローラーパネルに備え付けられている扇形のボタンを押すとデフロスターが動作します。
補足、商用車や競技を目的とした特別仕様車はエアコンレスの自動車は外気取り入れに切り替えて送風をデフロスター位置に切り替え送風すればある程度曇りを除去できます。その他の対策方法としては薄めた中性洗剤をウィンドウ全部に塗ると良いでしょう。
デフロスターボタンを押すとインジケーターランプが点灯し「エアコン」が動作します。同時に外気採り入れに切り替わるのとフロントウインドウ側とドアミラー付近のエアコン吹き出しから送風に切り替わり曇りを除去します。
エアコンが動作するのと外気温採り入れとなるのでエアコン温度を上げて下さい。そうしないと冷たい送風になってしまうので車内がとても寒くなる。設定温度は25度だと寒くなるので28度から上限のHI温度が望ましい。
補足2、デフロスターを使うとエアコンが動作するのでエンジンへの負荷となります。例えば上り坂や加速が鈍くなるのと変速ショックが大きくなるのですがデフロスターをボタンをもう一度押し解除すれば元に戻るのでご安心下さい。
補足3、現代の新しい車は概ねボタン式だが古い車はダイヤルスイッチ式でダイヤルをデフロスター位置に切り替えて使う仕組みの場合があります。
各種メーカー別デフロスタースイッチ位置
トヨタ系
プリウス。
アルファード・ヴェルファイア。
ノア・ヴォクシー・エスクァイア。
日産系
セレナ。
ノート。
ホンダ系
ステップワゴン。
フィット。
スズキ系
スペーシア。
ダイハツ系
タント。
スバル系
レヴォーグ。
デフォッガーの使い方
リヤウィンドウの曇を除去する事ができるデフォッガーですが、仕組みはエアコンを使わずウィンドウに貼り付けされている電熱線に電気を通して温めて曇りを取り除く仕組みです。
デフォッガーはバッテリー負荷が高く余り多用するとバッテリーあがりの原因にもなるのでディーラー推奨はエアコンONで曇りを除去した方が望ましいとの事。
デフォッガーをオンにするとこの様にまだらに曇りがとれていきます。
補足、デフォッガーは一部廉価モデルの自動車には付属していない事がある。
デフォッガーの使い方も簡単です。四角い湯気のマークのついたボタンを押すだけ(インジケーターが点灯する)。タイマー式なのである程度時間が経過すると自動的にオフになる。
写真はダイハツのタント「デフォがー」ボタン。
各種メーカー別デフォッガースイッチ位置
トヨタ系
プリウス。
アルファード・ヴェルファイア。
ノア・ヴォクシー・エスクァイア。
日産系
セレナ。
ノート。
ホンダ系
ステップワゴン。
フィット。
スズキ系
スペーシア。
ダイハツ系
ムーヴ。
スバル系
レヴォーグ。
WRX
新車には薄めた中性洗剤を塗る対策がお勧め
買ったばかりの新車は家庭で使う台所で使う食器用洗剤(中性洗剤)を薄めて曇りやすい場所に塗ると曇り対策になります。
中性洗剤の原液を適度に薄めます。
バケツに少し中性洗剤の原液を入れてお水で薄めます。
綺麗なタオルを薄めた中性洗剤にひたしてよく絞ります。
固めに絞って水が垂れないように。
後はフロントウィンドウやリヤウィンドウを適度に薄めた中性洗剤を塗ってしまします。
ドアミラー付近も塗っておくと役立ちます。