オイルキャッチタンクの役割
ブローバイガスと言うエンジンから漏れ出る不燃焼ガスを再度エアクリナーを通ってエンジンへ送るのだが、ブローバイガスに混ざっているオイルミストをオイルとガスに分離する事ができなるべく綺麗なエアでエンジンを燃焼させる事を目的とする装置。
分離されたオイルはタンクの中に溜め込まれ一定の量が溜まったら手動で排出します。
汎用と専用オイルキャッチタンクってどう違うの?
汎用オイルキャッチタンクは取り付け場所を自分で工夫しなければならなず、下手をすると取り付けステーを自作する必要があったりとDIY素人では取り付けが困難な場合があります。
車種別専用オイルキャッチタンクはブローバイガスを通す耐油・耐熱ホースが付属し車種別に専用設計の取り付けステーが付属するのでDIY素人でも簡単に取り付けられると言う違いがあります。
メリット・デメリットに付きましては汎用オイルキャッチタンクは価格が安いのだが、耐油・耐熱ホースや取り付けステーを別途用意しなければならない事がありますし下手をすると取り付け不可能と言う事も。
専用オイルキャッチタンクは価格は高いが、専用取り付けステーにホースが付属するので説明書を見ながら簡単に取り付けできると言うメリットがあります。
汎用オイルキャッチタンクの取付準備
汎用オイルキャッチを取り付ける前にかならず中身をチェック。
アマゾンや楽天の口コミレビューに多く投稿されている通り、汎用オイルキャッチタンクを開くと金属の削りカスであるキリコや金属を削った時にヤスリ処理せずにそのままの状態のバリと言うものが沢山あるので
パーツクリーナーやサンドペーパーでキリコやバリをできるだけ取り除いてから取り付けするのが望ましい。
今回取り付けしたCNSPEEDと言う汎用オイルキャッチタンクです。この製品はキリコやバリは比較的少なかった。
パーツクリーナーでオイルキャッチタンク本体とネジや蓋を念の為洗浄。
取り付け前に工夫したところ
ホースのイン側とアウト側を繋ぐユニオンと言うのでしょうか継ぎ手はゴムパッキンが付属しているが見るからに隙間が空いているのでガス漏れ対策に「配管用シールテープ」を巻きました。
付属のL字ステー2つを、別途用意した長さ20cm程の一文字ステーの上下に取り付けて「キャッチタンク」を挟むように固定
割れてきたら嫌なので隙間テープで接触する箇所を保護(気休め程度)。
付属のホースクランプ大をキャッチタンクセンターに通して一文字ステーと固定しました。
オイルキャッチタンクの取り付け場所
オイルキャッチタンクの取り付け位置はエンジンから離れた場所が良しと言われています。
理由はブローバイガスが通るホースやキャッチタンクの温度差でオイルミストとブローバイガスを分離しやすくなると言う。
WRXに取り付ける場合、一般的にバッテリーの空いたスペースに取り付けるのだがCNSPEEDのオイルキャッチタンクがバッテリーホルダーに干渉してしまって取り付けられない。
バッテリーホルダーを固定する縦の棒にキャッチタンクのステーを固定して取り付けられるのだが、高さが17.0cmしかなくキャッチタンクの高さのマージンを考えれば16.0cmまでの製品では無いとここに取り付けるのは厳しい。
エアクリーナーとフェンダーの間にちょうどいいスペースがある
GDBやGVBにはこの方法で取り付けはできないが、VABにはちょうどエアクリーナーボックスを固定するネジがあるのでそこに別途買ってきた縦に長いステーを使って取り付けしました。
長いステーで取り付けたのは良いが、よく考えたら前後に掛かる荷重に耐えられない。なのでタイラップバンドかなにかで他の場所も追加で固定する必要があると思います。
エアクリーナーの取り外しは以下の記事を参照ください。
ホース類の太さ
オイルキャッチタンクを繋ぐホースは別途ホームセンターコーナンプロで工業用耐油ホースを購入してきました。
ブローバイホース側を繋ぐ太さは内径11mm~13mm(オイルキャッチタンクイン側)。
リターン側に繋ぐホースは内径13mm(15mmだと少しスカスカだと思います)じゃないと繋がらないです(オイルキャッチタンクアウト側)。
それぞれオイルキャッチタンクに繋いで車に取り付けしました。
ちなみにCNSPEEDのオイルキャッチタンクには説明書が付属せず、オイルミストを隔離する敷居も無いのでインとアウトは適当に繋ぎました。
後はエアクリーナーボックスを元に戻して完成。
エアクリーナーボックスとの干渉も心配なく無事取り付けできました。
フェンダーとエアクリーナーボックスの間にオイルキャッチタンクを取り付けると見栄えも何もなく、メンテナンス性も悪いです。
なので今度今度クスコの専用オイルキャッチタンクに買い換えようと思うので、取り付けレビュー追記致しますね。
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