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T-REVの取り付け説明とメリット・デメリット情報

オートプロデュースエースリー(A3)で自動車のチューニングが完了したとご連絡を頂いたので見せていただくける事になりました。

おおまかなチューニング内容はsyms製のラジエターにHKSの汎用オイルクーラー等冷却系アップグレードにsyms製のエキゾーストマニホールド+メタルキャタライザーを取り付けとアクセスポートを使ったオリジナルECUチューニングとブレーキまわりの強化。

写真はバンテージを巻いたsymsのエキゾーストマニホールド。オルタネーター(ダイナモ)プーリーも交換されています。

何やら見慣れないパーツが?

目で見える範囲のチューニング箇所を色々見せて頂いていると「T-REV」と言う見慣れないパーツが。

これは一体なんですか?とオーナーに聞いてみるとエンジンがパワーアップする(エンジンライフも長持ち?)パーツだそうですごい今人気の製品と言う事を教えていただきました。

全国からこの「T-REV」だけ取り付けにエースリーチューニングショップへ訪れるオーナーもいらっしゃるとか。

プローバ T-REV

T-REVの事がよくわからないので調べてみると「(株)寺本自動車商会」が開発及び特許を取得している製品でクランク内エア圧力をコントロールする事でエンジン全体の負荷を軽減及びよりリニアなエンジンレスポンスを得ることができる装置。

詳しくは(株)寺本自動車商会 T-REV特許取得公式ページに詳細が記載されているので御覧ください。

http://www.teramoto.biz/patent.html

バイク用のT-REV取り付け写真を見ると何となく仕組み的は理解できそう。

燃費を良くしてパワーアップもさせたい方にお勧めかも

効果の程は分からないですが、エンジンフリクション低減の効果もあると言う事なので燃費がよくなる可能性は高いしエンジン特性が変わることは間違い無さそう。

下手に燃費が向上すると言う装置や添加剤を使うよりは「T-REV」を取り付けた方が良さそう。

みんカラのT-REVレビューを見てもライトチューニングに最適だと言う記事多数あります。

http://minkara.carview.co.jp/partsreview/parts.aspx?pt=1825729

もしご興味のある方はオートプロデュースエースリーへご相談されてみては如何でしょうか。

 

私もオイルクーラー増設とラジエターを取り替えたいのでその時序にこの製品も取り付けてみようと思います。

燃費について

寺本自動車が特許を取得しているT-REVと言うパーツがあるのですが、エンジンフリクションの軽減に役立つと言うことで取り付けてみたのだが。

通勤や普通に運転する場合は燃費が向上すると言うよりは逆に悪くなると言う印象でしたが

少しエンジンレスポンスが良くなった分、アクセルを踏み込むと逆に燃費が割りと良いです。

具体的にどれくらいアクセルを踏み込めば燃費が良くなるのかは統計を取ってないので曖昧ではありますが、雑なアクセルワークってありますよね?

アクセルを目一杯踏み込んではアクセルオフ的な運転をすると、本来なら燃費が悪いはずなのですがT-REVを付けてからは逆に燃費が良いとはいいませんが燃費が悪くならない

T-REV取り付け後 燃費違い検証結果

WRXに限ってかはわからないですがアクセルを目一杯踏むとリッター4kmを下回ることが多いのですがT-REVを取り付けてからはリッター5kmを上回る様になりました。

  • 街乗り普通運転 純正約8km/L → 7.5km/L前後
  • 自動車専用道路 純正約10km/L → 9.0km/L未満
  • アクセルを目一杯踏む 純正約4km/L未満 → 5.0km/L前後

WRX・インプレッサ T-REV取り付け方法

GDB除くGVB/GVF/GRB/GRF/VAB共通です。FA20型エンジン取り付けは別途説明書を御覧ください。恐らくFA20型エンジンへの取り付けも簡単だと思います。

T-REV取り付け方法は超かんたん、必要な道具は次の通り。

  • ハサミ(なんでも良い、カッターでも良い)
  • 10mmレンチ
  • 小さいマイナスドライバー

T-REVを中古で購入された場合以下の部品が揃っているかご確認下さい。不足している場合はホームセンターかエーモンで取り揃えて下さい。

WRX T-REV必要な部品

T-REV本体を固定する場所。10mmレンチで固定できます。

T-REB取り付け一番の難所。ブリーザーホースだと思うのですがでも取り外し取り付けは簡単でした。

このホースです間違えないようにしてください。

取り外したらカットしてメクラ蓋でつなぎ合わせ、ホースバンドで固定します。

こんな感じでOK。心配なら手が入りにくいが結束バンドで左右のインターフェースを固定するのも有り。

次に本体を固定しアウト側とイン側のホースも繋いでしまいホースバンドでそれぞれ固定。

次にアウト側を繋ぐ場所をカットします。

ハサミでカットしてOK。

カットしたらT-REVのアウト側ホースにジョイントを取り付けて繋ぎ合わせ結束バンドで左と右のつなぎ目を固定します。

カットしたホースのエンジン側にT-REVイン側のホースを繋いで結束バンドで固定。

以上完成です。それぞれのジョイント部分にホースバンド・結束バンド固定忘れ無いか念の為確認。

エンジンを始動して問題がなければ慣らし走行してさらに問題が無いかをチェックして下さい。

T-REV公式マニュアル

説明させて頂いた取り付け説明に間違いが無いと思いますがご心配であれば公式マニュアルもご参照下さい。

説明は以上です。

T-REVのメリット

サーキットなどで試した訳では無いのでご了承願います、一般的な意見として参考程度にご覧ください。

・T-REV(WRX-VAB型)を取り付ける事によって、SモードとS#モードのブーストのかかり具合に大きな差を感じられるようになったもののGVB純正状態程のジャやジャウマ感の半分くらい。

・VAB型はフライホイールが重たいせいなのか7000回転から異様に回転数が重くなると言うか回転が回らなくなるのだがT-REVを取り付けて以降8000回転までスパンっと回るようになった。

・シフダウンのシフトショックが軽減されている。エンジンブレーキが効きにくくなると言う情報がありましたがそうでもないです

 

T-REVのデメリット

・T-REVの特性なのかエンジンルームからやや異音がする(気にならない程度)。

燃費は悪くなったように思える(約一割未満)

町中を30分走った時の燃費データーです。

  • 水色線は燃費が良い
  • 橙色線は燃費が悪い

事を意味するのですが水色線が異様に少ない。

上記燃費データを計測したのは信号街が比較的少ない道路と自動車専用道路の往復データです。

水色線が突出して出ている場所が自動車専用道路を走行中のデータです。自動車専用道路の走行時間は約2分50秒位。

自動車専用道路を走る約3分はリッター10kmは超えないといけないのですが(何時もなら余裕で超えている)一つのデーターを除くと尽くリッター10kmを下回っている。

トンネルに入る前のデーターとトンネルを出たデータの走行場所は信号待ちは殆ど少ない道路を走行していたのですが全部橙色の燃費が悪いデータを示している。

時速にして約40km/h前後で走行、通常なら水色グラフにならなければならないがT-REV付けてから普通に走っていても橙色グラフばかりが出てしまい燃費が芳しくない。

不具合情報

マフラーから黒煙と燃費悪化はデメリット内でマフラーの黒煙は燃調が濃い可能性もあるので一概にT-REVが原因とは判断し難いですが

アクセル全開にした後、アイドリングが安定せず時々エンストする症状が出たのでT-REVを外すと改善したと言う不具合報告を頂きました。

私と仲間のWRXで燃費悪化以外ではこの様な症状が出たと言う報告は無いのだが、もしかしたらFA系エンジンにT-REVがあわないのかもしれない。

YOUTUBE kagemaru 動画のコメント欄の引用です

かげまるさん、以前レヴォーグ1.6stiにT-REVαを取り付けていた者です。

現在以下の様な不具合が発生したので取り外しています。

1-マフラーから黒煙が出る様になってしまった。

2-アクセルを全開近く開け、加速させた後停止時アイドリングが安定せずエンストする様になってしまった。

3-燃費の悪化

以上3点が頻繁に発生する様になってしまったので取り外しています。

もしも、この様な症状が取り付けている間に出るようでしたら、即刻取り外す事をお勧めします。

そもそも、このT-REVシステムなるものは、本来持っているPCVシステム(ブローバイガス還元装置)を殺す事になる様です。

つまり、クランクケース側に漏れ出したブローバイガスは、本来ブリーザーホースを通って吸気側に廻して(還元)再燃焼させるシステム(これも立派なワンウェイ)なので、このブリーザーホースを取っ払って(若しくはメクラをさせて)T-REVを付ける事によって、更に強制的にブローバイガスを吸気側に送ってしまうので、結果不完全燃焼した排気ガスが黒煙として表れる様です。

多分合っていると思いますが・・・。

いわゆる、本来持っているワンウェイのシステムに、もう一つのワンウェイのシステムを足し込んで強制的に吸気側にブローバイガスを送り込む事になります。

なので、エンストする原因は加速時にどんどん吸気側にブローバイガスを送り込む事による不完全燃焼じゃないかと思っております。

何事もやり過ぎは良くないって事です。

折角高いお金を出して取り付けたものの、今考えると失敗でした。

確かに取り付けた当初はレスポンスが上がった様な気がしておりましたが、不具合の方が勝ってしまったので、取り外さざる負えなくなりました。

ちなみに、PCVシステムだけでクランクケース内を負圧に出来るそうですよ。長くなりましたが、参考になれば幸いです。

不具合の可能性も 2018年8月追記

2017年4月にT-REVを取り付けして約1年と4ヶ月経過した時点で私もアイドリングでエンストするようになりました。

飛騨高山へ大阪からWRXで行ってきたのですが、名神高速道路を吹田から乗って大津SAに入った時にアイドリングが不安定に陥りエンストを繰り返す現象が発生。

今も時々アイドリングが安定しないので一旦T-REVを取り外す事にします。

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