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ダイハツ「シャレード デ・トマソ」1.6リッターFFの軽量3ドアハッチバッグモデル

ダイハツが1977年に発売を開始し三回フルモデルチェンジを経て1993年に販売を終了した自動車「シャレード」をイタリアの自動車メーカー「De Tomaso」がチューニングを手がけた「シャレード デ・トマソ」の情報です。スペック概要は1.6リッターエンジンFF駆動方式の3ドアハッチバックモデルです。

初代 デ・トマソ926R、1985年東京モーターショーで出展されたものの市販されなかった。

デ・トマソ926R

 

こちらが入手可能な「シャレード デ・トマソ」です、FF駆動方式ですが重量がライトウェイトで5MTモデルならわずか920kgとAE86(86はDOHCエンジン+駆動方式はFRです。)並の軽さ。ライトウェイトを活かした走りを十二分に楽しめる車だと言えます。しかも価格が安く中古市場では50万円前後で入手可能。

サイドモールに赤く「Charade DETOMASO」ロゴが入ったこの車がそうです。エクステリアは余り古めかしさを感じない普通にかっこいいハッチバックモデルのデザインを持ちます。もちろん実用性も高いですし定員5名乗車可能。

ダイハツ シャレード デ・トマソ

ただエンジンのスペックで言うとOHCエンジンはワンカムでDOHCはツインカム方式なのでレスポンス的には86には敵わないと思いますが、ライトウェイトだけで言うと非常に魅力的なモデルです。OHCエンジンの車には乗ったことはありませんがOHCエンジンを搭載したバイクは乗ったことが有ります。単気筒モデルなのですが低速トルクは抜群に良いものの高回転では伸びない。DOHC単気筒モデルに余裕で置いて行かれたことを記憶します。なのでこの車も実際乗ったことは無いのですがエンジンスペックを見るとOHCエンジンですので高回転の伸びは期待は出来ない。

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「シャレード デ・トマソ」が販売されていたのは、発売開始が1993年8月で販売終了は1997年9月と、最終型でも18年落ちとなりますが丈夫なOHCエンジンを搭載しているのでエンジン的にはまだまだ行けると思います。ただ足回りやブレーキ周りはレストアが必要な可能性は高い。台数も余り出まわっていないので中古パーツも期待できないのですが、このクラスならレストア費用も抑えられると思います。

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デザインは今の日本車には無い独創的なものを持ちます。ヘッドライトだけクリアレンズでは無いのでここだけ少しレトロさを感じるのですがその他の部分に関してはむしろオシャレ度が高いと思います。

 

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普通のハッチバックモデルでは無くて、少し一般車とは違う雰囲気がありますよね。

 

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サイド側から見たらヨーロッパ車の様にも見えます。3ドアを採用するハッチバックもほんと少なくなりましたよね改めてかっこいいと思います。車両の全長は3760mmで全幅は1650mmですので取り回しもとても楽だと思います。免許取りたてで車の運転の練習にも持ってこいでは無いでしょうか。5MTの他に4ATトランスミッションモデルもあります。

 

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リア側のエクステリアです。ルーフスポイラーにトランクスポイラーが装着されます。若干地上最低高が高いので、マッドフラップを装着すれば引き締まると思います。

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マッドフラップ。これはシャレードではありませんが石が後ろに飛ぶのを防止するためにラリーカーに装着してあります。

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マフラーはデュアルパイプフィニッシャーなので、もし予算に余裕があるのなら少し出口の大きい一本出しマフラーに交換するとリア側が引き締まると思います。

 

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運転席です。可もなく不可もなく。フロアシフトのシフトブーツが少し古いデザインの様な気もしますが全体的に見れば特に普通のインテリアです。

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標準でレカロのセミバケットが入ります。一脚12万(二脚で24万円)はするのでシートだけ見てもお買い得感は高い。

 

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セカンドシートも広々。6:4分割シートなのでラゲッジスペースも抜群に広い。

 

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シャレード デ・トマソ 主要諸元表

  • 全長x全幅x全高 3760×1650×1420(mm)
  • ホイールベース 2395mm
  • 最小半径 4.5m
  • 車両重量 950kg/AT 920kg/MT
  • 定員 5名
  • エンジン型式 HD-EG
  • 1.5リッター直列4気筒OHCエンジン
  • 最高出力 92kW(125ps)/6300回転
  • 最大トルク 144Nm(14.7kg.m)/4000回転
  • 駆動方式 FF
  • トランスミッション 4AT / 5MT
  • ブレーキフロント ベンチレーテッドディスク
  • ブレーキリア ディスク
  • サスペンションフロント/リア共 ストラット式
  • 純正タイヤサイズ 185/60R14 82H

 

 

「ダイハツ「シャレード デ・トマソ」1.6リッターFFの軽量3ドアハッチバッグモデル」への2件のフィードバック

  1. シャレードデトマソ懐かしいですね。
    車体も軽いし、バランスの良い車だったので乗っていて楽しかった思い出があります。当時、よく比較されていたスターレットGTとは正反対の性格でした。アレはじゃじゃ馬でしたからね。

    HD-EGエンジンは確かにシングルカムの平凡なものですが、トルクが豊かで元気良く回りました。プジョーの106ラリー(テンサンラリー)もそうですが、シングルカムもなかなか侮れないですよ。むしろ車体が軽量ならばシングルカムでも十二分に楽しめると思います。

    1. こんにちは。ほんと懐かしいですよね。

      当時からこのクラスはシビックかスターレットが強かったのでシャレードのデ・トマソはインパクトはあったのですが余り実車を見かけたことがありませんでした。

      シングルカムのエンジンを搭載する車は乗ったことが無いのですが、なかなか元気の良いエンジンなのですね。とても参考になります。(^^)

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