ハイパーマックス4SP編
2019年3月にハイパーマックス4SPをWRX・VABに取り付けしました。
バネレート(フロント・12kg / リヤ・10kg)と車高は吊るしままです(HKS推奨値)。
キャンバー角度はフロント2.0度程度、リヤはキャンバー角度つけられないのですがダブルウィッシュボーンサスペンションなので車高を落とすと角度が付くそうです。
ハイパーマックス4SPを取り付けて撮影した写真です。フロント17mm・リヤ19mmローダウンです。
乗り心地
フロント12kg・リヤ10kgのバネレートなのでさぞかし跳ねるのでは無いかと思いきや、むしろ純正カヤバやビルシュタインダンパーよりも乗り心地は良いほうです。
路面によっては衝撃が大きいので不快感はあるものの、衝撃があってもすぐに収まるので(ガシッと止まる)不快感を引きずることは無い。
信州へ行ったときはビルシュタインダンパーを装着していたのですが、同乗していた長男は車酔いしました。
今回ハイパーマックス4SPを取り付けた状態で、妻を助手席に乗せて大阪から鹿児島まで自動で行きましたが車酔いする事無く不満も無く無事鹿児島まで行くことができました。
私が感じた唯一の不満点は5時間連続運を超えると大きなバンプで首から頭に痛みを感じる(大幅な痛みでは無くて不快感程度)様になります。
ハイパーマックス4SPに交換してよかったと思う点
乗り心地は好みが分かれるかもしれませんが、車の安定度が圧倒的に良くなり運転がさらに楽しくなりました。
特に旋回性の向上はもちろんなのですが、回り込むカーブでの腰折れの様な感じや旋回中車の挙動が乱れる事はほぼ無くなり、全部がそうではありませんがやばいかもと思うコーナーリング時でもお釣りもほぼ無くなります。
WRXのパワーを受け止めるにはちょうどいい感じのセッティングになっているのでは無いかなと思いました。
まだ吊るしの状態でしか試していないので、今度はまた減衰をいろいろ変えてみてレビューしてみようと思います。
ハイパーマックス4GT編 減衰力ハード/ソフトを切り替えてみた感想
動画で撮影してきたのですが違いははっきり見ていただくことは出来ませんが、ソフトとハードの違いを感じた範囲で説明させて頂きたいと思います。
一番ソフト減衰力25段
補足、一番ソフトなのは30段なのですが30段以上回ってしまいそれ以上回すと車高調の故障に繋がるので30段は試すことが出来ませんご了承願います。
車高調25段の状態でトラックがよく走る比較的凸凹のある一般道を走ってきたのですが、サスペンションがふわふわするのでは無くそれなりにやはり硬いです。ただ段差があった時の衝撃がとてもソフトで不快感はものすごく低減されます。コーナー曲がったりする際はフラフラ感も無くロールが大きくなると言うことはありませんでした。ハイパーマックスのSPモデルのピロ式だとこの辺多きな差を感じる事が出来ると思います。
25段付近で調節しなければならない路面としては、未舗装の道路を通る場合や石畳の道路またはアスファルトでも整備されてない道路等を走行する時に適していいます。
減衰力10段
15段よりはちょっと固いかなと言う感じで峠を走っている時それなりにやる気にさせてくれるちょうどいい硬さだと思います。私は10段で固定する事にしました。
キツい六甲山の夙川方面下りの道でも特に苦もなく走れました。何よりよくノーズがコーナーの出口を向いてくれるのでコーナーリング速度がアップします。
減衰力15段
普通です。GVB純正の乗り心地と代わりません。GDAの純正ダンパーのほうが突き上げ感は高いと思います。とてもナチュラルで街乗りに適していますし山を走っても十二分に納得できる踏ん張り力と旋回性をもたらしてくれます。
減衰力5段
一番固い場所から5段ソフトにしました。若干やわらかいかなと言う錯覚の様な感じしか無く特に0段と何ら代わり映えしない乗り心地です。言われてみればちょっとやわらかいかな的な感じです。
一番ハード減衰力0段
流石に一番固くすると突き上げ感は出てきますが「ゴチゴチ」感はありませんでした。その辺はストリート仕様のゴム式マウントになるのでダイレクトに突き上げる感じは無いです。イメージ的にはVABのタイプSに取り付けているビルシュタインダンパーよりも若干ソフトなイメージです。
25段で走った同じ道を運転したのですが若干不快感はあるものの凸凹道だから乗車が困難になると言うことはありません。至って普通に走れます。
ただ峠となると話は別です。0段が一番高速コーナーは走りやすかったです。ロールも一番少なくて車のコントロールがし易いです。
ハイパーマックス マックス4GTの全体的な感想
まず20mmダウンさせたのですがとても低いとは思わないです。ただ車から降りる時に足の下ろす位置が何時もと違う的な違和感を覚えます。運転の目線とかその辺は全く変わりなく視界が悪くなった等の事もありませんでした。
乗り心ちは?時速60km前後までなら純正ダンパーと乗り心ちはまったく同じです。ただ速度がそれい以上となると突き上げ感出てきます。減衰力は現在30段中の15で様子見してます。乗り心地ははっきり言ってとても良いです。
コーナーリングのフィーリングは変わった?はい、ものすごく良くなりました。と言うよりもノーズがコーナーの内側を積極的に向いてくれるので中速域のコーナーリングは数段パフォーマンスアップした感じです。
踏ん張りと言うか粘りと言うか未だ山へは走りに行っていないのでその辺は何とも言えないのですが町中のちょっとしたカーブを曲がるときはサクッと車がコーナーの出口を向くようになったので踏ん張を与えるまでもなく「スイっと」カーブを曲がれる感があります。
また前に感じていた浮つくようなタイヤの接地感も無くなりタイヤが地面にくっついている感がとても高くなりました。慣れればまた不満も出てくるかもしれないのですが交換してとても良かったと大満足してます。
異音とかあるの?速度が上がると突き上げ感が出てくるので車の中のダッシュボードやピラーのパネルがミシミシ音を立てる事が多くなりました。また慣らしと言うか馴染んでないので時々金属音の様なものは聞こえてきますが気にはならないです。
最後に、以前から車がどうしても右に勝手に曲がる傾向があってそれも含めてアライメントしてもらいたかった且つ車高も下げたかったので思い切って買ったのですが、HKSのハイパーマックス取り付けて本当によかったと思います。見た目良しドライブフィーリング良しで言うこと無しです。