歴代スバルWRX「GC8 / GDB / GDA / GGB /GGA / GVB(GRB) / VA# / VM#」エンジンをパワーアップさせるおすすめチューニングパーツをピックアップ。
パワーアップをする前に
スバルのEJ20とFA20エンジンはとにかく熱いのでエンジンのパワーアップする前に冷却系を強化してからパワーアップする事をおすすめします。
吸気やキャタライザーもしくはブースト圧アップ等を行わず「排気系(マフラーリヤピース交換)のみのライトチューン」であれば冷却系を強化しなくても特に問題はありません。
冷却系強化
ラジエターを交換。EJ20&FA20エンジンに取り付けられている純正ラジエターは厚みが無く冷却効果が低い。
水温が高いとエンジンに良くないので可能ならラジエターを純正以外の冷却機能が高いものへ交換するのが望ましい。
おすすめ社外品ラジエターメーカーは「トラストかブリッツ」の製品で価格は3万円前後のものが良いと思います。
VABに取り付けられている純正ラジエターの厚みは約16mm。
GC8の純正ラジエターも同様に厚みが無い。
GVBの純正ラジエター。
VM系レヴォーグ純正ラジエター。
社外品ラジエターを取り付けたGVB。厚みがあり冷却効率が高くオイルクーラーを取り付けしているのですが水温は平均70度前後で安定。
シムスのラジエターは溶接が非常に綺麗でエンジンルームのドレスアップも兼ねる。
オイルクーラーも可能なら取り付けしよう
ラジエター交換の序にオイルクーラーも取り付けしてもらうのも有り。オイルクーラーを取り付ける事で水温の上昇を安定的に抑える事ができる。
スバル用のオイルクーラーを販売しているメーカーは「ブリッツ」(若干加工必要)の他に加工が必要になりますが汎用タイプなら「HKSやトラスト」から発売されています。
GVBに取り付けたオイルクーラー。
エンジンパワーアップ
エンジンの出力を上げると弊害が出る事があるので長く自動車を大切に乗りたいならパワーアップ系チューニングはしない方が望ましいので軽量化を行い出力不足を補う方向が良いのでは無いかと存じます。
軽量化で一番効果の高いと言われているバネ下軽量化は如何でしょうか。タイヤやブレーキローターにパッドにも優しいです。
https://sport-car.akakagemaru.info/car-accessory/post-7622/
強化ブローオフバルブ
ブーストの掛かりが良くなると言われているコトスポーツの強化ブローオフバルブ「TCブローオフバルブ」。出力アップは期待できないがエンジンレスポンスが良くなるとWRX仲間の間で評判が高いです。
EJ20エンジンはブローオフバルブ取り付け位置はインタークーラー手前に取り付けされている。
FA20エンジンを搭載するレヴォーグとWRX-S4はエンジンの下にブローオフバルブが取り付けられているので自分で交換するのは難しい。
サクションホース
FA20用のものはAVOから発売されていますが大きな効果は期待できないです。EJ20の純正サクションホースは細いと言われていてこれを交換する事でエンジンの出力が上がるとされている定番のチューニングパーツ。
サクションパイプは東名パワードとHKSとAVOより発売されているのですが、多くの方は東名パワードのEJ用ターボサクションホースをチョイスしています。
エアフィルター
サクションホースを交換したらエア流入量が増えるので、純正エアフィルターを面積の大きなエアフィルターに交換する事でパワーアップ効果が狙えると言われています。
尚、むき出しエアクリナーは多くのチューニングショップで推奨していない。
エア流入量が多くなるエアフィルターはギザギザの数が多いほどエアを吸い込む面積が多くなるので流入量が多くなる。
アペックスかブリッツのエアフィルターがギザギザの数が多い?
マフラー
一番手軽な排気系チューニングですが余りパワーアップに貢献は無いです。しかもチョイスを間違えると低速トルクが弱くなったりする傾向がある。
GVB(インプレッサ)やVAB(WRX)それにVMG(レヴォーグ)やVAG(S4)のデュアル二本出し純正マフラーは重たいので、一本出しに交換して軽量化してしまうと言う考え方もある。
GC8 / GDA / GGA / GGB / GDBはもともと一本出しなのでフルチタン製品に交換する事で軽量化は期待できる。
もしマフラーを交換するならスバル車と相性の良いフジツボ製品がおすすめだと思います。
インプレッサ.NETサイト「なぜフジツボが良いのか?」より。
キャタライザー
マフラーよりもキャタライザーを交換する方がエンジン出力はアップします。しかしながら製品によっては車検対応(書類が必要)と非対応の製品がありますし交換する事によって有毒ガス(炭化水素や一酸化炭素)が発生します。なのでキャタライザーを交換した自動車を換気の悪い場所でエンジンを始動すると体に悪いです。
車検対応でスバル車と相性の良いキャタライザーはHKSのメタルキャタライザーがおすすめです。他の製品も基本的に抜けが良ければ出力アップは期待できると思います。
HKSのメタルキャタライザーを取り付けたらフラッシュエディタのフェーズ2データを適用しさらにパワーアップさせる事も。
https://sport-car.akakagemaru.info/car-accessory/post-11665/
エキゾーストマニーホールド
エキゾーストマニーホールド(エキマニ)と呼ばれる排気パーツを交換する事で中低速域のトルクがアップします。
注意点、エキマニを交換すると車両形式によってはアンダーカバーが取り付けられない場合があります。
VAB型エキマニ販売情報無し。(2017年6月時点の情報)
エキマニ取扱いメーカー。おすすめメーカーはなんとも言えないです。東名パワードの製品は比較的低価格ですが競技向けの傾向が強いので低速域が心配。
フラッシュエディタを取り入れるならHKSのエキマニが良いのではないかなと思います。
- HKS
- フジツボ
- ゼロスポーツ
- プローバ
- 湾岸
- 東名パワード
- シムス
- K2GEAR (レヴォーグ2.0/1.6用)
- Cyber R (レヴォーグ2.0/1.6用)
知り合いがGVBにシムスのエキマニを取り付け、純正アンダーカバー装着できないのでアルミ製のアンダーカバー約2万円を装着。取り付けショップはオートプロデュース エースリー。