マツダとFIATが2015年5月23日に業務提携を行い、FIATがマツダの新型ロードスターをプラットフォームに2シーターFRスポーツカー「124 SPIDER」を開発中、発表は2015年11月17日開催のロサンゼルスモーターショー。
エクステリアは確定的では無いのですが、ロードスターとは異なりフロント側は500シリーズのデザインとなるものと思われます。
こちらは新型四代目ロードスター。ヘッドライトの形がFIATの姉妹車よりも小さい。
ヘッドライト周りは500Xのデザインが近いものとなりそうです。
フロントノーズはかなり長い印象でドライブポジションもスーパーローです。
ロードスターの軽量化を実現したスカイアクティブテクノロジーシャシー。
ボンネットにセンタードームが見えます。ドームと言うよりもこれはインタークーラー用のエアーインテークだと推測されますので、プラットフォームは軽量のスカイアクティブシャシーを使うもののエンジンはFIAT500に採用されている1.4リッターマルチエアターボ最高出力135psエンジンが搭載されているのかもしれません。
FIAT500の1.4Lターボエンジン、前置きインタークーラーです。
- 直列4気筒DOHC16バルブターボ
- 排気量 1368cc
- 内径x行程 72.0x84.0(mm)
- 圧縮比 9.8
- 最高出力 99kW(135ps)/5500回転
- 最大トルク 206Nm(21.0kg.m)/3000回転
- 使用燃料 無鉛プレミアムハイオクガソリン
ただFIAT500は前輪駆動方式なので、後輪駆動方式の車を作るとなるとトラクションコントロール含めてECUのセッティングにもコストが掛かりますのでもしかしたらパワートレインもそのままロードスターとなる可能性も否めないです。
ロードスター搭載の「SKYACTIV-G 1.5」エンジンです。
- 直列4気筒DOHC16バルブ直噴NAエンジン
- 排気量 1496cc
- 内径x行程 74.5x85.8(mm)
- 圧縮比 13.0
- 最高出力 96kW(131ps)/7000回転
- 最大トルク 150Nm(15.3kg.m)/4800回転
- 使用燃料 無鉛プレミアムハイオクガソリン
マツダにはスカイアクティブ-Gのターボエンジンは用意されていないのでもしNAだとしたならボンネットのエアーインテークは不要となるのでこのパワードームの様な部分が気になる所。
リア側のデザインもロードスターとは異なり二本出しマフラーに大きなテールライトレンズデザインが採用されています。
こちらは4代目ロードスターのリアデザイン。マフラーはデュアルパイプの右だしです。丸い切れ長の目の様なテールライトにバックライトがリアフェンダーの下側後ろに取り付けられた独特のフォルムを持ちます。
新型FIAT「124 SPIDER」は広島のマツダ本社工場にて2015年度から生産が開始され発売は2016年となるとの事。予想販売価格は2万ポンド、日本円で約380万円。