フォルクスワーゲンから脅威の2リッターターボエンジンで最高出力400psを発生させる「Golf R 400」の市販モデルがいよいよワールドプレミアム。予測では2015年9月開催のフランクフルトモーターショーでは無いかとの事。
「Golf R 400」のベース車両は「GOLF R」で直列4気筒2.0リッターターボエンジンにWRCの技術を用いたチューニングが施され最高出力は400ps/7200回転、最大トルクは450Nm(45.9kg.m)/2400-6000回転と言うとんでもない高出力エンジンを持つホットハッチです。最高時速は280km/h、0スタート加速力は0-100km/h到達までわずか3.9秒とあの3.5LエンジンV6ターボを搭載するロータスエキシージに匹敵する加速力を持ちます。2014年の春の北京モーターショーで発表されたコンセプトモデルの車両重量は1420kgと言う事なのでパワーウエイトレシオは3.55kg/psとなります。
随所にパステルカラーチックなイエローラインが施されています。内装も同色のイエローステッチが施されます。車高はベース車両の全高1465mmから20mmローダウンの1445mm。地上最低高は130mmから110mm。日本の道路事情を考えると地上最低高120mm下回るとリップスポイラーをこすっとしまうのが若干心配されます。
マフラーはデュフューザーからセンター二本出しで軽量化が図られています。ルーフスポイラーは標準ですが余り派手さは無い。
ヘッドライトは4灯で恐らくLEDバルブが採用されるものと思われます。イエローラインが入りその下にLEDイルミネーションライトが装着。
フィンタイプのフロントグリルにもイエローラインが入りR400エンブレムが取り付けされています。
ロアグリルとフロントフェンダー手前の大きなエアーインテーク部にはメッシュタイプのカバーが取り付けられていて迫力あるホットハッチに仕上げています。
キャリパーもイエローカラーリングされR400のロゴ入りです。ホイールは専用19インチアルミホイールにタイヤサイズは235/35R19が装着されます。400psにしては若干細いタイヤが装着されます、コストの問題でしょうか。
19インチホイールが入り専用セッティングされた強化ローダウンサスペンションが装着されるのでタイヤハウスの隙間がとても少ない。
フォルクスワーゲンらしいテールライトユニット。
リーフスポイラーには大型の横長のストップランプが装着されています。
運転席と助手席にはセミバケットのスポーツシートが装着されステアリングやシフトブーツにイエローステッチが施されます。
肝心のトランスミッションは6速デュアルクラッチのDSGシステムが採用されるようです。2ペダルの機械式自動ATでマニュアルモードで好みのギア比で走れますし渋滞の時などはクラッチ操作が不要なので日本の道路事情にも最適なのですが、DSGのリコール問題が収まるまでもし販売されたとしても様子見された方が望ましいかもしれません。6MTなら問題はありません。
Golf R 400 スペック
- 2.0L直列4気筒DOHCターボエンジン
- 最大出力 400ps)/7200回転
- 最大トルク 450Nm(45.9kg.m)/2400-6000回転
- 駆動方式 AWD
- トランスミッション 6速DSG
- 車重 1420kg
- ブレーキ フロント/リア ドリルドディスクローター
- リヤタイヤサイズ 235/35R19
- 最高速度 時速280km/h(リミッター上限)
- 加速力 0-100km/h 3.9秒