アウディーから2015年秋頃に初のPHEV量産車となる「A3 Sportback e-tron」(6速S-トロニック、駆動方式はFFです。)が発売されます。スペックは1.4リッターターボエンジンに電気モーターを組合せたパワートレインを持ちます。エンジンとモーターを併せた総合性能は総最大出力204ps、最大トルク35.7kg.mを発生し加速能力は時速0-100km/hまで到達時間はわずか7.6秒、最高時速は222km/hを出すことが出来ます。燃費の方は66.6km/Lと言う脅威の低燃費で航続距離は940km。EVモード(モーターだけで走行)のみなら最高時速130km/hを出すことができ、最大航続距離はフル充電で50kmの航続距離を持ちます。
2013年フランクルとモーターショーで初披露され、今年の秋いよいよ日本でも発売される事になります。
2ペダルオートマチックなのでAT免許で運転可能。シンプルに見える綺麗でスポーティーなヨーロッパ車独特の内装を持ちます。
二眼レイアウトインパネ、真ん中には出力情報に駆動状態及び燃費と走行情報、その他ドライバ情報を表示するマルチインフォメーション液晶が装備されます。
エンジンは前置き且つ充電ソケットもフロントグリル部分に設置。面白いのがアクセサリー電源バッテリーが後ろに配置され、その隣に燃料タンクの配置。リチウムイオンバッテリーはセカンドシート下に配置されます。リチウムイオンバッテリーには専用の水冷システムが備え付けらバッテリー高温化を防止しより安定した電力の供給を可能とします。
アウディーのフロントグリルのエンブレムの横に充電ソケットが備え付けされます。
エンジンとモーターとギアボックスの接続図。新開発6速e-Sトロニックに接続された円盤型のモーターとエンジンがお互いをアシストする仕組みで、加速時モーターはエンジンをアシストしブレーキングでの減速時にこのモーターがエネルギーを電力として回収する役割を担います。
主要装備はAudi A3 Sportbackと同等となるものの足回りがFFですのでトラクションコントロール能力的にはどうなのかが気になります。Audiの売りはやはり四駆(quattro)による優れたトラクションコントロールですので、今回のPHEVが可能ならquattroを採用して欲しかったものの、都会を走る分に関しましてはFFでも然程問題はないものと思います。
Audi A3 Sportback e-tron 予想諸元表
- 全長x全幅x全高 4321×1785×1424mm
- ホイールベース 2630mm
- 1.4リッター TFSI 直列4気筒ターボエンジン
- 排気量 1394cc
- 最大出力 150ps
- 最大トルク 25.5kg.m
- モーター最大出力 102ps
- モーター最大トルク 33.7kg.m
- 駆動方式 FF
- トランスミッション 6速S-トロニック
- 総電力 8.8kWh
- 燃費 66.6km/L
- 予想価格 600万円