AT免許で運転できるアルファロメオの1.8LターボエンジンミッドシップスポーツカーAlfa Romeo 4Cです。6速AT乾式デュアルクラッチトランスミッションを装備するにも関わらず車両重量わずか1100kgとライトウェイトで、パワーウェイトレシオはなんと4.58kg/ps。ホンダのライトウェイトと言われたタイプR軍団を大幅に下回ります。因みにEK9タイプRのパワーウェイトレシオは5.67kg/ps(車重1050lg/馬力185ps)です。車のデザインも独特で味のある形をしていて空力を考えた流線型フォルムもアルファロメオらしさの象徴であるグリル部分が特徴的です。ヘッドライトシステムはバイLEDを採用。
運転席真後ろに搭載されたミッドシップエンジンに空気を送り込む為の大きなエアーインテークが運転席と助手席ドアの後ろの部分に配置された斬新的なデザイン。それに伴う非常に大きく飛び出たフェンダーがまた何とも味があります。
フロントもかなりのオーバーフェンダーなのですがそれにもなしてリア側のオーバーフェンダーデザインが目を惹きつけます。加えてしゅっとしまったテールフォルムがなんとも言えないエレガントさを醸し出しています。ホイールのiインチ数は大きく見えるのですがフロント17/リア18インチ(Launch Editionはフロント18/リア19インチ)となりますので車両自体が結構コンパクトサイズとなると思われます。となると車高はかなり低いのでしょうか。カタログスペックだと車高は1185mmと言うことです。
こちらは一応標準のホイールフロント17/リア18インチの写真とブレーキシステムはブレンボ4ポッドキャリーパーとドリルドローターディスクが採用されます。タイヤサイズはフロントが205/45/R17、リアが205/40R18が標準装備となります。
真横から見ると重厚感も高くやっぱりかなりホイールが大きく見えます。タイヤハウスの隙間がとても少ないので車高的には結構低いと推測します。
テールデフォルムです。Mitoに似た丸目テールランプが印象的です。マフラーは二本出しもやや控えめでデザイン重視というところでしょうか。
運転席です。ステアリングはD型でとても小さめのステアリングが採用され、インパネはフルデジタルを採用されます。ハンドル位置は左でも右でもどちらでも好きな方を注文できるそうです。
これがフルデジタルのインパネです。1眼レイアウトで外周がタコメーターで外周の内側にある数値はシフト位置を示すシフトインジケーターです。その下がスピードメーターと内周は左がブースト計と右が水温計です。ただECUモードによってこの表示は異なります。
このECU切り替え装置「Alfa Romeo D.N.A.システム」で車のパフォーマンスを変えてドライブを楽しむことが出来ます。
上のドライブモード切り替えで左から「ダイナミック」フルパワー走行モード、真ん中「ナチュラル」市街地一般道走行モード、右「全天候」悪路走行モード、ウェットや凍結路面等の滑りやすい時に選ぶ走行モードです。特に手動で選ぶ運転モードはトラクションコントロールに大きく影響を与えます。
シートはもちろんセミバケットタイプのスポーツシートが装着。
こだわりの足回り。ブレンボブレーキシステム+ドリルドディスクローターにスポーツサスペンションを足の武器とし、軽量化にはボディーフレームにはカーボンファイバー素材に加えてオールアルミエンジンを採用します。
4Cスペック
- 形式 ABA-96018
- 全長x全幅x全高 3990×1870×1185mm
- ホイールベース 2380mm
- トレッド前/後 1640mm/1605mm
- 車両重量 1100kg
- 乗車定員 2名
- 最小回転半径 5.5m
- 燃料消費率 JC08モード 12.1km/L
- エンジン型式 960A1
- 直列4気筒 DOHC 16バルブ インタークーラー付ターボ
- 総排気量 1742cc
- 内径x行程 83.0x80.5mm
- 圧縮比 9.2
- 燃料供給システム 直接噴射式 電子制御燃料噴射
- 最高出力 177kW(240ps)/6000回転
- 最大トルク 350Nm(35.7kg.m)/2100-4000回転
- 使用燃料・タンク容量 無鉛プレミアムガソリン・40L
- 駆動方式 MR
- トランスミッション Alfa TCT(6速乾式デュアルクラッチオートマチック)
- サスペンションフロント ダブルウィッシュボーン式
- サスペンションリア ストラット式
- フロント/リア スタビライザー付き
- ブレーキ フロント・リア ベンチレーテッド
Alfa Romeo 4Cの車両価格は783万円(8%消費税の価格です。)とやや高価ですが類似するクラスのロータス・エリーゼと近い車両価格になってます。エリーゼはライトウェイトなものの馬力が若干不足すると聞いたことがあるのでもしロータスよりもさらなるパワーが欲しいとお考えの方で悩んでいるならこの4Cの比較対象としてご検討頂けるものと思います。