ポルシェは2015年9月フランクフルトモーターショー初披露したEVカー(電気自動車)「ミッションE」を2019年までに発売するとの事。
ポルシェ ミッションE 特徴
エンジンを搭載しないモーターのみで走る新しい駆動システムを採用する純粋なEVスポーツカーで、駆動システム自体は2015年ルマンを制したポルシェ919ハイブリッドが採用するシステムを似てフロントとリヤにそれぞれ駆動用モーター(PSM)1基を搭載するAWD駆動方式。
911GT3同様にリヤアスクルステアリング(リヤタイヤもフロントステアリングと連動して舵角を付ける、ホンダの4WSの様な機能)を採用し911ベースのアクティブサスペンションを採用、巨大なモーターパワーを路面に伝える優れたトラクションコントロールを持ち、ミッションEプロトタイプはニュルブルクリンク北コースのラップタイムは8分フラットを記録。
電気のみで走る為、航続距離に影響する重量は極力軽い素材を採用。ボディはアルミとスチールそれに一部カーボン素材を採用、ホイール(フロント21インチ、リヤ22インチ)もカーボンホイールを採用しバネした軽量化が図られている。
システム最高出力
前後2基モーターの総合最高出力は600ps、0-100km/h加速スペックは3.5秒以内。ちなみにライバルには当たらないがテスラモーターズのモデルSは0-100km/h加速スペックは2.7秒。
ターボチャージング充電
ポルシェエミッションEの駆動用バッテリーは従来の2倍の電圧800V仕様のバッテリーを採用するので充電時間はわずか15分。これをポルシェはターボチャージング充電と呼ぶ。
航続距離は一回の充電で500kmで、充電が少なくなったらドイツですでに設備が整っている800V対応充電スタンドで素早く充電を可能としている。
ミッションEの充電ソケットはフロント左側のフェンダーをスライドすると現れる。ここに充電ソケットを繋いで駆動用バッテリーに充電しソケットの横に充電率を表示する液晶モニターがレイアウトされている。
外観デザイン
公開されているエミッションEはコンセプトモデルデザインなので量産モデルは一部デザイン変更が加わると思われます。
リヤスポイラーには赤く点灯するLEDライトと、浮き出るように光るポルシェロゴは量産モデルに採用されるはず。
ボディデザインは現在市販されているポルシェの車に似ているがカーボンホイールは高価過ぎるのでアルミホイールへ変更されるのでは無いかと思われます。
内装デザイン
エミッションEコンセプトモデルは4ドア4シーターで観音開きのドアだが、市販車普通開きの4枚ドアになると思われる。
シート軽量化されたもので4シートともバケットタイプで強力な加速から首を守る様にヘッドレストもバケットタイプデザインが採用されている。
メーター類は全てアナログ風描画でフルデジタル。
センターコンソールはゴツゴツとしたレバーやスイッチ類は無くタッチパネル対応液晶メニューがレイアウトされている。
