アウディのハッチバックモデル「A3」をスポーツチューニングした「RS 3 スポーツバック(ニュースリリースより)」が2015年10月10日に富士スピードウェイにて日本初公開されました。搭載されるエンジンは2.5リッター直列5気筒DOHCエンジンで、最高出力は270kW(367ps)、最大トルクは465Nm(47.4kg.m)、トランスミッションは7速DCT、駆動方式はquattroフルタイム4輪駆動方式で、サスペンション強化及びローダウンが施されています。優れたトラクションコントロール能力を持つquattro駆動システムにより、0km/h-100km/hの加速時間はなんとわずか4.3秒と脅威の加速力を持ち、ボディーから超目立つオレンジカラーが塗装されています。
最高速度は250km/h(自主規制リミッター上限)、JC08モード燃費は13.1km/Lをマーク。2.5リッターターボエンジンクラスでは燃費は良いほうだと言えます。今回の注目点はエンジンもパワフルな事はもちろんなのですが、専用チューニング及び制御プログラムを搭載されたquadroシステムでしょうね。A3よりも車高は25mmもローダウンされ1440mm→1415mmとなる、トレッド幅も前後ワイドトレッドが図られフロント25mm、リヤ10mmトレッド幅が広げられている。発売は2015年10月20日より、販売価格は756万円より。
強化されたブレーキと言うことなのですが、ウェーブタイプのドリルドディスクローターが採用されローター自体軽量化も図られています。キャリーパーは非常に大型なので6ポッド対向だと思われます。タイヤが意外と普通でピレリーの「P ZERO CAR SUV」を装着。
ボディーはハッチバックスタイルなものの独特の形をしていてややワゴンにも見える。全長はA3ベース車両なので全長は4335mm、ワイドトレッドにされているもののワイドボディーの採用は無く全幅は1785mmと予想します。
フロントエクステリアはA3がフィンタイプのグリルカバーに対してRS3はハニカム形状をしたメッシュカバーが装着されます。
リヤスポイラーはデュフューザー付きタイプで、マフラーは二本出しの大口径フィニッシャーを持ちます。
直列5気筒エンジンは珍しい横置き。画面向かって右側のエアークリーナーボックスがとても大きいのが印象的です。エンジンフードを開いてショックアブソーバーのアッパーマウントが見えないのも珍しい。運転席に近いカーボン調のアームがタワーバーの役割となるのでしょうか。
インテリアはブラックを基調としたモダンなデザイン。D型シェイプステアリングはとても小さくスポーティーです。シフトノブも丸いスポーティーな形状をしていてまるでMTの車内の様。