日産のスポーツクーペのチューニングモデル「フェアレディZ NISMO」がなんと2016年4月に警視庁3台配備されました(警視庁広報公式ツイッター)。市販のフェアレディZは排気量3.7リッターV型6気筒エンジンで最高出力336psものスペックを持つ自動車にNISMOチューニングが施されています。
エクステリアは市販されているNISMO仕様とは異なりますが、足回りと剛性アップ補強パーツとNISMOがチューニングしたVQ37VHRエンジンが搭載されています。
こちらがZ34型NISMO仕様のエクステリアです。リップスポイラーにサイドステップとリヤスカート&ドアミラーにNISMOレッド塗装が施されているのでひと目でNISMO仕様とわかる。ノートやマーチのNISMO仕様も同様にラインが入っているので一目見ると市販車と区別が付くのだが、警視庁のZ34型はNISMOオリジナルのLEDハイパーデイライトとデュアルスポークホイールとレカロシートと赤いブレーキキャリパー位でしか見分ける事が出来ないですよね。
Z34型 フェアレディZ NISMO エンジンスペック
3.7リッターV型6気筒DOHCエンジン、最高出力355ps/7400回転、最大トルク38.1kg.m/5200回転、駆動方式FR、トランスミッション6MT/7速AT。
警視庁のZ34NISMOのインテリア。シフトブーツが見えないので7速ATだと思われる。頻繁に乗り降りする必要があるのにバケットシートは不便だ。
エクステリアはZ34型ベースグレードから変更が加えられ、フロントバンパー&サイドシルプロテクター&リヤバンパー&リヤスポイラーをNISMO専用エアロパーツを装着。
NISMO専用アルミホイールはレイズ製でサイズはフロント19x9.5J、リヤ19x10.5J。
エンジン部分では専用エンジンカバーにとても太いタワーバーによる剛性補強。
フロントとリヤにヤマハ製パフォーマンスダンパーを装着。
ボディ剛性補強箇所。Aはタワーバー、Bはヤマハ製パフォーマンスダンパー。Cはフロントメンバーブレース。Dはラゲッジアンダーブレース。EはリヤアンダーフロアVバー。
サスペンションは専用減衰力最適化されたショックアブソーバー+スプリングコイル。
インテリアも専用素材&パーツで構成されています。
レッドステッチ入 専用レカロ製パケットシート / 本革・アルカンターラ®巻3本スポークステアリング / コンソールブーツ / ドアトリム / インストアッパーボックス / 運転席・助手席ニーパッド。
NISMOロゴ入り時速280km/hスケールの専用コンビメーター。
フェアレディZ NISMO Z34型 主要諸元表
- 全長x全幅x全高 4330×1870×1315mm
- ホイールベース 2550mm
- 3.7リッターV型6気筒ガソリンエンジン (VQ37VHR)
- 最大出力 355ps/7400回転
- 最大トルク 38.1kg.m/5200回転
- トランスミッション 6MT / 7AT
- 駆動方式 FR
- JC08モード燃費 6MT 9.2km/L
- 価格 5,626,800円/6MT 5,734,800円/7AT