VEZELに1.5Lターボエンジン搭載車を2018年8月発売へ
2月にフェイスリフトを含めて一部改良モデルが発売されたホンダVEZELに、1.5Lガソリンターボエンジンを搭載するグレードを新発売へ。
搭載される1.5Lターボエンジンはもしかしたらシビック・セダンと同じ1.5L VTECターボと同じ可能性もありそうです。
ホンダ VEZEL 1.5Lターボ予想性能
・エンジン型式 L15C
・最高出力 173/5500回転
・最大トルク 22.4kg.m/1700-5500回転
・JC08モード燃費 18.0km/L前後
2018年2月一部改良したホンダVEZELの室内。
安全運転アシストにはホンダセンシングが採用されています。
2013年初登場したホンダのスタイリッシュSUV VEZEL
ホンダのスポーティーでかっこいい人気のSUVカーVEZEL。このクラスでは珍しい3ドアの様に見えて実は5ドアハッチバックタイプとなります。エンジンは1.5リッタータイプでハイブリッド仕様も選べます。SUVなのでもちろん4WDもありますし町中派の方にもおすすめなFF駆動モデルも用意されます。デザインの見た目は後部座席が狭いイメージがあるもののハッチバックの形状を活かした内装で後部座席もゆったりしています。
VEZEL ハイブリッドとガソリン車 燃費と重量 乗り味の違い
1.5Lガソリンエンジンを搭載するタイプと1.5Lガソリンエンジン+ハイブリッドの大きな違いは燃費です。ただもちろんモーターとバッテリーを搭載するハイブリッドモデルの方が車重は重たくなるのでスポーツ走行時のロールが大きくなるのでハンドリングにも両者の違いがハッ切り出てくるものと思われます。
グレード別に燃費と車両重量をまとめてみました。下段3つのグレード「G / X / S」がエンジンのみで走るグレードです。燃費的にはモーターを併用するハイブリッドモデルの方が良いのですが車両重量は100kg程増加してしまいます。燃費も劇的に良いと言うわけではないので個人的にはベゼルを選ぶならノーマルグレード「G / X / S」の方が魅力的では無いかと思います。車のライトウェイトはとても大きなアドバンテージになるので軽いに越したことはありません。
但し、ハイブリッドのトランスミッションは「7速デュアルクラッチ トランスミッション」となりセミATと言ったほうがわかりやすいかもしれないのですが普通のMT車の様に機械が自動的にシフトアップシフトダウンをやってくれるATを採用します。ノーマルグレードはCVTとなるのでスポーツ走行のフィーリングはハイブリッドの方が上です。
燃費(一リットルで走れる距離) / 駆動方式 | 車両重量 | ||||
クレード | |||||
HYBRID | 27.0km / FF | 1270kg | |||
23.2km / 4WD | 1350kg | ||||
HYBRID X | 26.0km / FF | 1280kg | |||
23.2km / 4WD | 1380kg | ||||
HYBRID Z | 23.4km / FF | 1320kg | |||
21.6km / 4WD | 1390kg | ||||
HYBRID RS | 25.6km / FF | 1310kg | |||
G | 21.2km / FF | 1180kg | |||
19.6km / 4WD | 1270kg | ||||
X | 21.2km / FF | 1190kg | |||
S | 19.6km / FF | 1210kg | |||
RS | 20.2km / FF | 1210kg |
ベゼル ハイブリッド・ガソリン車 主要諸元
グレード | ハイブリッド (X Lパッケージ Z)共通 | NA (G X S)共通 | |||
車両型式 | DAA-RU# | DBA-UR# | |||
車両サイズ(全長×全幅×全高) | 4295×1770×1605mm | ||||
ホイールベース | 2610mm | ||||
トレッド幅フロント/リア | 1535mm / 1540 | ||||
地上最低高 | 185mm(FF) / 170(4WD) | ||||
定員 | 5名 | ||||
エンジン形式 | LEB | L15B | |||
エンジンタイプ | 水冷直列4気筒横置DOHC16バルブ直噴エンジン | ||||
総排気量 | 1496cc | ||||
内径X行程 | 73.0X89.4(mm) | ||||
圧縮率 | 11.5 | ||||
燃料供給装置型式 | ホンダPGM-FI | ||||
ガソリンタイプ タンク容量 | 無鉛レギュラーガソリン 40Lタンク容量 | ||||
最高出力 | 132ps/6600回転 | 131ps/6600回転 | |||
最大トルク | 15.9kg.m/4600回転 | 15.8kg.m/4600回転 | |||
電気モーター形式 | H1 | - | |||
電気モーター種類 | 交流同期電動機 | ||||
定格電圧 | 173(V) | ||||
モーター出力 | 29.5ps/1313-2000回転 | ||||
モータートルク | 16.3kg.m/0-1313回転 | ||||
電池のスペック | リチウムイオン電池、48個、容量は5.0(Ah) | ||||
サスペンション フロント/リア | ストラット / FFは車軸式 4WDはド・ディオン式 | ||||
スタビライザー | トーションバー式 4WDのみリア側にも同スタビ標準 | ||||
サスペンション フロント/リア | ウィッシュボーン / マルチリンク | ||||
ブレーキ フロント/リア | ベンチレーテッド / ディスク |
VEZEL 外観
外観フォルムは全グレード共通です。違うのは標準装備ホイールがノーマルグレードだとスチールホイールでXやLパッケージではアルミホイールが装着される違いがあります。フロントバンパーのアンダースカート(アンダースポイラー)とサイドステップ周りが標準装着でSUVでありながらスポーティーさをアピール。3ドアチックなのでテール周りだけを見ると一瞬スポーツかなと思うスタイリッシュなフォルムをしています。タイヤハウスの隙間が無ければ本当にスポーツカーと言っても過言では無い位かっこいいフォルムをしています。
後部座席のドアノブが無いので何処から開くのかなと思ったのですが後部座席の窓の部分に後部座席用のドアノブが設置されています。
フロントグリル周りは小ぶりのエアーインテークデザインを採用しちょっと怒っている様なヘッドライトのデザインは結構前を走る車に威圧的な印象をあたえる感じです。ヘッドライトですがガソリンエンジンの搭載のGグレードとノーマルのHYBRIDグレードのみハロゲンヘッドライトとなり"フォグランプ"は装着されません。それ以外のグレードは次の写真を御覧ください。
ガソリンエンジンの搭載のGグレードとノーマルのHYBRIDグレード以外のグレードはヘッドライトにLEDイルミネーションライトとLEDロービームライトとフォグライトが標準装備となります。
こちらがハロゲンヘッドライトとフォグライト無しのフォルムです。言われるまで気は付かないと思います。LEDとハロゲンどちらが明るいのか疑問を持たれると思うのですが一般的にはハロゲンの方が光は散るので明るいのですが今のLEDライトは光量が違うのでLEDヘッドライトのほうが抜群に明るいです。
テールデザインです。比較的小さなガラスを後部座席からリアのガラスに採用しています。ハッチバックを作らせたらホンダの右に出るものは居ないくらいスタイリッシュなテールフォルムとなってます。大きなデザインの違いは無いのですがガソリンモデルとHYBRIDモデルと大まかなデザインは同じなのですがデーツライトレンズが異なってきます。気にするレベルでも無いのですが一応比較しておきます。
こちらがガソリンタイプのテールレンズです。レンズにくぼみが入ったレンズが装着されます。
こちらがHYBRIDグレードのテールデザインです。横にラインが入るテールレンズが採用されます。
内装
とても広いキャビンを持ち大人5人でもらくらく乗車出来ロングツーリングも皆と楽しめる空間を確保しています。運転席助手席シートはホールド性のある形状をしていてワインディングも凸凹道もホールドしてくれてドライブポジションがずれる事無く運転できそうです。
運転席の方ですがHYBRIDタイプのものです。インパネは専用設計の一眼タイプで左側に車の状態を表紙するモニターと右側にシフトポジション類を表示するモニターがレイアウトされ、シフトはマニュアルモードを装備した7速オートマチックとなります。
こちらはガソリンエンジンの運転席とインパネです。三眼レイアウトで左にタコメーターで真ん中にはスピードメーターで右側に燃料計がレイアウトされます。シフトノブはCVT用のものが装備されます。
ドライバーアシスト機能
ガソリンエンジンの搭載のGグレードとノーマルのHYBRIDグレード以外の車にはシティブレーキアクティブシステムを含むホンダあんしんパッケージが標準装備されます。
時速30km以下などの渋滞や一般道を走行中に前方に障害物や停車中の車がある場合自動的に検知して自動ブレーキで減速し衝突の回避又は衝突の衝撃を低減するシステムを搭載します。またご高齢者に多いアクセルとブレーキ操作を間違えた時の誤発進防止装置もあんしんパッケージには含まれます。
これも安心パッケージに含まれるサービスです。オーバーステアアンダーステアを自動的に検出するVSA機能が搭載されます。急なハンドル操作でも車のコントロールを失うこと無く車を何時も安定走行させる事が出来ます。加えて4WDモデルには滑りやすい雪道などで威力を発揮するトルク分配機能付きリアルタイムAWDシステムを装備。滑りやすい道路でも安定的にSUVとしての機能を発揮します。
ホンダベゼルはとても魅力的
近年何処のメーカーも4WD技術のトルクコントロールの技術革新が目をみはるものがあります。三菱のランエボの四輪コントロール機能は別格としても比較的車両価格の安いベゼルの4WDにトルクコントローラを備えたサービスを標準装備しているのには驚きです。これならグリップもウェットも安心してドライブ出来ると思いますしちょっとしたダートも安全に楽しく走れるとてもいい車だと思います。またスタイルも魅力的でSUVに車高調入れてシビックの様にしてみるのも面白いと思います。ノーマルで乗っても楽しいですし改造する醍醐味もあったりで車両価格も比較的安いのでとても魅力のある車だと言えます。この無限パーツを組み込むのもいいですよね。素晴らしい車だと思います。無限VEZEL