日産 エクストレイル 2.0Lガソリン車 試乗
日産主力SUV「エクストレイル」(T32系 2016年式)を借りて試乗させて頂きました。
今回借りてきたエクストレイルの性能は2.0L直列4気筒ガソリン 最高出力147ps 最大トルク21.1kg・m CVTトランスミッション車で自動ブレーキ「エマージェンシーブレーキ」標準装備。
日産の人気SUVがどんな車なのかピックアップ。
今回夜間に試乗させて頂いたので外装・内装の写真はありません、ご了承願います。
エクストレイルに初めて乗って思ったこと
エクストレイルを目の前にすると(近くで見ると)すごく高級感が高く車格はやや大きいなと感じましたが、乗ってみると意外と落ち着く感じで「運転し難いんちゃうか」と言うプレッシャーは無く早く車を走らせたいと言う思いが強くなる感じがしました。
内装は夜なのでわかりにくいですが高級感高いです。またエンジンを始動音も初めて聴くとなんだかやる気にさせてくれる音でした。
車を出庫しようとするといきなりアラート音が聞こえる
車を出庫しようとしたら突然エマージェンシーブレーキ関連に装備される障害物を検知すると知らせてくれるアラート音が鳴り、初めてだったので驚きました。
運転初心者にはありがたい機能だと思いますが、人によっては不要な機能かもしれない。
乗り心地
乗り心地につきましては前回試乗したセレナのサスペンションセッティングに似ている感じで、エクストレイルのサスペンションはセレナよりも少し硬めの印象でした。
重量がミニバンに比べると軽いので固めに感じたかもしれませんが、次のような特徴がありました。
・しなやか
・ふわふわ感無くタイヤ接地感高い
・若干の心地いい突き上げ
・ロール大きい(違和感ある横揺れは無い)
加速や伸び
正直な所、同じ2.0Lガソリン車ならトヨタVOXYの方が0発進は速いと思いますが
3500回転前後からの加速はなかなかのパンチ力があります。
時速で言うと30km/h以上からの伸びやかな加速が心地良いと思いました。
0発進はややもっさり感は否めないがストレスになる程遅くはない。
コーナーリング特性
コーナーリングはトヨタ車に比べるとロールが大きく出る感じですが、ノーズがコーナーの出口を向きやすいので
大げさにカーブを曲がる感じは無く、きついカーブでもハンドルを切ると「ひょいっ」と軽くコーナーワークをこなしてくれる印象が高いです。
ブレーキの挙動
ブレーキはよく効きますが、強くブレーキを踏むと介入が入ります。
エマージェンシーブレーキによるアシストだと思いますが、初心者には介入は必要かもしれないけれど不必要なシーンで急減速を招く恐れがあり下手をするとオカマを掘られやすくなるかもしれない。
車は感覚は取りやすいのか?
車幅感覚はわかりやすいですしドアミラーも視界が良く車幅を把握するのに適した設計ですが
フロントノーズがわかりにくいです。
狭い道路でどこまでノーズを突っ込んでいいのかわかりにくいので慣れるまで少し時間がかかるかもしれない。
動画は狭いガソリンスタンドに入るシーンです、フロントノーズのマージンがわかりにくかった。
車庫入れ
フロントノーズがわかりにくいと書きましたが、車庫入れは然程苦しむ場面は無かったです。
取り回しが楽だし、リヤ側の感覚が把握しやすくバックモニタも併用する事でとても簡単に車庫入れできます。
もし車庫入れに自身がない場合はグレード別に搭載されている「アラウンドビューモニター」が装備されている車種を購入すれば車庫入れに関しては全く問題は無いと思います。
最後にエクストレイルの良い点と悪い点について
まずエクストレイルので悪い点についてですが、ピラーの死角が大きいのとノーズの長さが把握し難い&0キロからの発進、出足が遅い。
出足が遅いのはストレスにはならないと思いますが時速30キロまでならもしかしたらVOXYに負けているかもしれない。
ピラーの死角は特に右左折する時は歩行者・自転車が死角に入りやすいのでなるべく体を動かして目視するようにして死角をチェックしながら運転する癖を付けたほうがいいかもしれない。
ノースに関しては慣れれば問題は無いでしょう、どうしても慣れない場合はコーナーポールを取り付けると把握しやすくなります。
エクストレイルの良い点ですが、アーバンSUVらしく高級感高いです。もちろん内装も外装もそうなのですが、内装に限っては使い切れないほどのステアリングスイッチがたくさん設けられていて面白いと思いました。
後はなんと言っても乗り心地ですよね、エクストレイルの乗り心地は誰が乗っても不快に思う事は無いと思います。