日本国内からMT(マニュアル・トランスミッション)モデルがどんどん消え行く中、何故かMT人気が復活しつつテクニックに付いてのご質問も多くなってまいりましたので、MT車で一番気にしているエンスト(エンジンストールと言う意見もありますが、ここでは発進時エンジンストップの意味で使います。)しないように発進やバックさせるテクニックと練習方法をピックアップ。
クラッチのミート感覚を掴む方法
MT車の発進とバックはクラッチが繋がりかけ状態のややクラッチにミートしている状態(半クラとも言う)の感覚を体で覚えるのが一番。
回転数の目安とする排気音のインフォメーションでも良いのですが足がそれに追いつかない場合は音インフォメーションも役に立たない。まずは徹底的に足にクラッチミート間隔を覚えさせるのが良いです。
クラッチのミート感覚を手っ取り早く体に覚えさせる一番の方法は素足でクラッチ操作をするのが一番覚えやすいです。
注意事項、地方条例によっては素足運転は禁止されている地域もあるので念の為。あくまでも一つの練習方法としてご参考までに。
素足でクラッチをミートさせると細かい振動がよく伝わってきてこれが半クラ状態を覚えやすい。言葉では表現出来ない微妙な振動と共にエンジン回転数が下が(クラッチのミートによる負荷が発生する為)るマフラー排気音を感じる事ができる。軽自動車のMT車なら顕著にわかると思います。
発進時の半クラサンプル動画。エンジン回転数を把握できるマフラー音も参考にしてください。音のインフォメーションは自動車の運転全般で重要。
電子スロットル車 微妙なアクセルワーク
クラッチミート感覚を覚えたらアクセルワーク。
ワイヤーで開くスロットル車なら発進時やバックする時に細かいアクセルワークができたのですが、現代の電子スロットル制御車だと車種(慣れない自動車や買ったばかりの自動車)によっては細かいアクセルワークができない場合があるのでそんな時は細かくアクセルを分で回転数落ち込みを抑えながら発進またはバックすると良いでしょう。
特に狭い道や車庫入れの時に役立つと思います。
MT車を運転するシューズ選び
ドライビングシューズとも言うのですがシューズは基本的に何でも良いです。ただクラッチのミートを覚えたいなら靴底の薄いシューズが望ましい。
例えばプーマのヒューチャーキャット。少し高価なのですがとても運転し易いですし足のサイズが大きな私でもクラッチ操作時床にかかとが引っかからない設計で色々な面で気に入ってます。
クラッチとアクセルペダルがあたるつま先部分の靴底がとても薄くペダルの感覚が掴みやすい。
アシックスのADRシリーズ。こちらの商品は6,000円前後で販売してます。
TOD'S。カジュアルなドライビングシューズを取り扱っている。
ナイキ。カジュアルな製品やスポーティなデザインのドライビングシューズを多く取り扱っている。