カリーナ2ドアハードトップがさり気なく走ってた
自宅近くを走っていて信号待ちしている時にルームミラーを見ると後ろから1970年台のマークⅡが走ってきた!と思ったらなんと初期型「カリーナ2ドアハードトップ」だった。
動画には信号から発進するカリーナのキャブレター独特のエンジン音も収録されています。
カリーナ2ドアハードトップの動画(動画公開先はGoogle+)
カリーナ2ドアハードトップ 外観デザイン
丸目2灯ヘッドライトに特徴的なグリル。丸いフェンダーミラーは今も昔のフォーミュラータイプのデザイン。
フロントとリヤバンパーはメッキ加飾スチール製。ホイールは純正では無いと思われ、昔はやったワークのアルミホイールでしょうか。
リヤ側のデザインは今の時代でも古めかしさが無く逆に新鮮でスタイリッシュに思える。
状態もよくすごく大切にされているのだなと思いました。
信号から発進する時、ゴロゴロゴロと言うキャブレター独特のエンジン音を奏でていた。
動画のカリーナ2ドアハードトップ 主な情報
動画に納めたカリーナ2ドアハードトップのグレードは不明。GTエンブレムは見当たらなかった。
発進の時、比較的スムーズな出足だったので排気量は1.8L~2.0Lクラスだと思われシフトアップ音は聞こえなかったのでトランスミッションはAT。
車両サイズ小さく初代カリーナ2ドアハードトップの車両サイズ
全長 4135mm
全幅 1570mm
全高 1385mm
ホイールベース 2425mm
WRXから見ていたのですが比較的小さいと感じました。
トヨタの四発は速いと言う実力を見せつけた初期型カリーナED
バブル経済が始まる少し前にいすゞのジェミニとかマーク2等の車が爆発的に人気だったのですが忘れてはならないのがトヨタ直四NAエンジンを搭載するカリーナEDです。
この車がトヨタの直四は速いと言う印象を植えつけた車でカローラではない名称も手伝って若い子にもとても人気の車種でした。
マーク2の様にヤンキー仕様では無くて極普通にマイカーとして利用されている事が多かったのですが、出足(発進)が滅茶苦茶早かったのです。
一度この車と信号グランプリしたことがあるのですが、信号が青に変わってスタートダッシュするもセリカGT-FOURでもぶっちぎる事が出来ずシフトアップしているタイミングでじわりと逆に差を詰められる場面もありました。
そのエピソード(信号グランプリ)を先輩に話をすると「トヨタの四発は速いしATの方が信号グランプリは有利だよ」と教えられた次第です。
これが初期型カリーナEDです。形式はT160シリーズでエンジンサイズは1800ccと2000ccが用意されていて私が信号グランプリしたモデルはどちらかはわかりません。当時この車には全く興味がなかったものでして。ただ年々面白みのある車が減ってきてしまって今思えばカリーナEDも面白かったよね的な事で今更ながら興味が出てきた次第です。
販売時期は1989年9月から1993年10月までで、いまさら入手しようとしても殆ど個体は少ないし販売していても程度がよければプリミアム価格となっている模様です。
カリーナED 主要諸元
トヨタ カリーナED ST160型を引用/1800cc
- 全長x全幅x全高 4475×1690×1311mm
- ホイールベース 2600mm
- 車両重量 1170kg
- エンジン型式 1S-iLU / 1S-ELU
- 水冷直列4気筒OHC
- 総排気量 1832cc
- 最高出力 85kW(115ps)/5400回転
- トランスミッション 4AT / 5MT
- 駆動方式 FF
T160シリーズ/2000ccのエンジンスペック
- エンジン型式 3S-GE
- 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
- 総排気量 1998cc
- 最高出力 160ps/6200回転
- 最大トルク 19.0kg.m/4800回転
カリーナEDは何故人気だったのか?
当時人気だったのはやっぱりマーク2とクレスタと来てチェイサーの御三家。日産ではグロリアとセドリックが人気だったのですがそれにもましてカリーナEDの台数は多く町中のあちこちでよく見ました。
と言うのもフロントマスクを見たらすぐにカリーナEDって分かりますしテールライトが超独特のデザインをしてい素朴だけどインパクトは大きかったです。
この独特な真っ赤で真ん中に「ED」ロゴが配置されるフォルムでどこから見てもカリーナEDってすぐに分かりました。
また妻のお父様もこれに十数年乗ってたのですが故障知らずで信頼度も高かかったです。
独特のフォルムもマーク2とクレスタとチェイサー御三家にどことなく雰囲気は似ているし御三家は若干ヤンキー仕様の車が多かったのですがカリーナEDはそうした印象も無く大人しめだけど低い全高フォルムでセダンだけれどスポーティーなイメージもあったので人気に拍車がかかったのでしょうか。
妻のお父様はこの若干ゴールドカラー掛ったカラーのモデルを所有してました。このカラーのモデルも多かったです。私が信号グランプリしたのはドノーマルのレッドカラーのカリーナEDでした。
確か初代ソアラもこのゴールドかったカラーのモデルが良く売れてました。
T160シリースも後期型は全てDOHCエンジンを採用。ステアリングのどまんなかに「TWINCAM」と言うロゴが入ります。昔の車はサイドモールの所に「TWINCAM」や「TURBO」のロゴを入れるのが流行ってましたよね。
2リッタークラスにしては若干幅が狭く全高も低いので大人5名のるにはやや辛い側面はあります。
あれほど売れたのにGOO中古やガリバーではT160が一件も出回っていない。当時のCMを見ても私事ではあるもののまったく印象にない事を考えると空気みたいな車だったのでしょうか。それはそれでさすがトヨタと思う次第です。