MR2再々復活の噂
2023年10月26日号のベストカーにMR2再び復活の情報が掲載されました。以前にも(2020年8月発売のベストカー9月26日号でも報じられたMR2復活のニュース)噂はありましたが、S2復活含め全部どちらかと言うと希望レベルの情報でしたが今回のニュースは信頼度高い様です。
開発がスタートしたばかりのMR2(仮)に搭載されるエンジンはGRヤリス&カローラと同じ「G16E-GTS」をミッドシップレイアウトのMR駆動方式を採用、トランスミッションは6MT又は8速ATになると思われます。4WD方式を採用しないものの予想販売価格は1000万円前後。
ベストカー2024年2月26号に予想記事が掲載されています。
2020年8月当時の情報
同メディアはMR2復活の噂の根源は、新型スープラ開発に携わったトヨタエンジニアの甲斐氏が「スープラの次はセリカ・MR2」と発言していたことが噂の根源になっている様で、開発計画は進んでいるらしく登場するなら2025年頃だと伝えています。
2019年にスクープされたMR2のデザイン特許画像
トヨタ MR2 後継車は本当に出るのか?特許画像から市販モデルを大予想 1枚目の写真・画像 | レスポンス(https://t.co/YXp1qZL22b)
何をどうすればこういうデザインになる?
まぁ、今のトヨタのデザイナーじゃ変なデザインの車しか出来ないだろうけど… https://t.co/JPmXbS9nDt— サバイバーAW (@cyberaw11) July 16, 2020
MR2&MR-S
国産初のエンジンを中央レイアウトにしたトヨタの歴代MR2・MR-S情報、エンジンスペックや車両サイズはMR2 Wikiを参照しております。
エンジンをミッドシップレイアウトにする利点としましては前後の車両重量配分が理想的なバランスとなりエンジンを中央に配置する事で旋回性を高める利点を持ちます。
ただエンジンが座席のすぐ後ろにあるのでエンジンの騒音や熱(ワンボックスでエンジンが下配置されているイメージだとわかりやすいと思います。)、後はどうしてもキャビンの広さを確保できないので基本的に2シーター設計となってしまいます。
初期型AW11型
1984年から1989年まで製造販売。就職したばかりの会社の先輩がこれの写真と同じレッドカラーを所有してました。やや角ばったデザインで車高が低く写真で見るよりも実車の方がすっごい威圧感があります。前から見るとリトラクタブルヘッドライト採用でなんとなくAE86と似ているような感じもしますが実車はもっとなんと言うのでしょうかシブくてイカツイ感じです。
- 車両サイズ(全長×全幅×全高) 3950×1665×1250mm
- ホイールベース 2320mm
- 2ドア
- 定員 2名
- 車両重量 960kgから1120kg
- トランスミッション 4AT又は5MT
1984年6月-1986年8月製造車両のエンジン、1.6L直列4気筒 4A-GELU型搭載車両は130馬力。1.5L直列4気筒は83馬力
1986年8月-1989年9月までの製造車両エンジン、4A-GZE型 1.6L直列4気筒スーパーチャージャーは145馬力。
これはスーパーチャージャーエンジン搭載車両のエンジンルームです。上に見えるのはインタークーラーです。運転席の真後ろにエンジンがあるので背中が恐らく暑くなると思います。昔座席下のエンジンレイアウトのボンゴを乗っていたのですが座席がとても暑くなったこと思い出します。
AW11型の運転席。シートはスポーツシートが採用され恐らく純正のままだと思われます。
AW11側スーパーチャージャー搭載車両のインパネ。7500回転からレッドゾーンです。当時の車両としてはよく回るエンジンだったと想像できます。スーパーチャージャーが働くと緑色の発光ダイオードが光る仕組み。小さいメーターは左上から電圧計と燃料タンク計、右側はオイルレベルと水温計です。
フロントボンネットです。エンジンは運転席後ろに積まれているのでボンネットには何もありません。交換用のスペアタイヤが収納出来ていたと思います。
トランクは少し狭いですが一応設置されています。
初期型のテール部分のデザインです。今見てもかっこいいですが年式を考えると中古で買ったら相当なレストア費用が発生しそうです。部品も少ないので交換パーツも高価になってしまうものと思われます。
後期型SW20型
1989年から1999年まで製造販売。丸みを帯びた形のフォルムを纏フルモデルチェンジされています。エンジンはセリカST180のGT-FOURと同じターボエンジンとST200と同じNAエンジン3S-GTEがミッドシップ搭載されます。
- 車両サイズ(全長×全幅×全高) 4170×1695×1235mm
- ホイールベース 2400mm
- 2ドア
- 定員 2名
- 車両重量 1210kgから1270kg
- トランスミッション 4AT又は5MT
グレードG Gリミテッド (Tバールーフグレード含む)のエンジンスペック。
- エンジン型式 3S-GTE
- 排気量 1998cc
- 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
- 内径X行程 86.0X86.0mm
- 圧縮比 10.1
- 燃料供給方式 EFI-D
- 最大出力 165馬力/6800回転 備考1
- 最大トルク 19.5kg.m/4800回転
- 燃料タイプ 無鉛プレミアムガソリン
1993年10月以降販売の後期型の馬力は180馬力/7000回転となります最大トルクは変わりありません。
グレードGT(Tバールーフグレード含む)のエンジンスペック
- エンジン型式 3S-GTE
- 排気量 1998cc
- 水冷直列4気筒DOHC16バルブターボ
- 内径X行程 86.0X86.0mm
- 圧縮比 8.8
- 燃料供給方式 EFI-D
- 最大出力 225馬力/6000回転 備考2
- 最大トルク 31.0kg.m/3200回転
- 燃料タイプ 無鉛プレミアムガソリン
1993年10月以降販売の後期型の馬力は245馬力/6000回転となります最大トルクは31.0kg.m/4000回転とECUが若干高回転型に書き換えられています。
初期型から比べると角ばった場所が殆ど無く全般的に丸みを帯びてます。
真正面から見ると少しST180型セリカに似た感じがあります。
リトラクタブルヘッドライトはST180セリカと同じパーツでしょうかそっくりです。
シートは純正ながらスポーツ用ホールド感の高いシートが採用されます。シルビアの様にフルバケットを入れている中古車両は少ない様子。
運転席後ろにミッドシップ搭載される3S-GTE型エンジン。
フロントボンネットにはスペアタイとヒューズボックスが添えつけされています。
トランクルームは相変わらず小さい。
初期型のMR2に比べると未だSW20は現役で行けますが、リトラクタブルヘッドライトが少し旧型をにじみだしてしまってます。意外と改造車両少なく純正仕様が結構中古市場には多くありました。しかしながら実用性が低いので例えば硬派的な考えを持つドライバーならピッタリなのかもしれないのです。
MR-2の後継車MR-S
全グレードオープンとなります。もちろんエンジンはミッドシップで2シーターです。これは全く今まで一度もお目にかかったことが無いです。リリース当時はかっこいいなと思ったのですが今なら買うかと言われると実用性が皆無なので今でもちょっと買う候補としては個人的には入りません。MR-2初期型は昔の思い入れがあるので乗ってみたいと言う気はします。
エンジンは1.8Lとスペックダウンもライトウェイトとミッドシップによる車の車重バランスが武器となります。
- 車両サイズ(全長×全幅×全高) 3895×1695×1235mm
- ホイールベース 2450mm
- 2ドア
- 定員 2名
- 車両重量 970kgから1020kg
- トランスミッション 5AT/MTと6AT/MTの設定があります。
エンジンスペックは次の通りです。
- エンジン型式 1ZZ-FE
- 排気量 1794cc
- 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
- 内径X行程 79.0X91.5mm
- 圧縮比 10.0
- 燃料供給方式 EFI
- 最大出力 140馬力/6400回転
- 最大トルク 17.4kg.m/4400回転
- 燃料タイプ 無鉛レギュラーガソリン
テールデザインはインパクトがあるもののこの形状は今の今まで一度も見たことが無いです。
オープンにした状態のテールデザイン。
MR-Sの運転席です。オープンなのでピラーが太くて右側の視界が辛そうです。
MR-Sのインパネはど真ん中タコメーターレイアウトで走りを意識したデザインです。
運転席と助手席のシートはスポーツタイプのシートを採用。
フロントのトランクを開くとカバーがされていてスペアタイアが収納出来ます。
エンジンルームです。運転席助手席のすぐ後ろに配置されます。