自動車の知識

新車なのにホイールが真っ黒に汚れる原因とアルミホイールの洗い方

走行距離1000km超えた辺りからホイールの汚れが気になる程に真っ黒に汚れてしまう事がありるのですが故障や不具合では無いのでご安心下さい。

ホイールが真っ黒になりやすい有名な車種としては「ドイツ車 / マツダ車 / スバル車」。最近ではトヨタ車でも真っ黒になりやすいと言う情報があります。

ホイールが真っ黒になる原因

指でホイールを触ると(走った後はとても熱いので触らないで下さい)この様に真っ黒になる原因は砂や泥またはホコリでは無く、自動車を止めるときや減速する時に操作するフットブレーキによって出てくるブレーキダストがホイールを真っ黒にする原因です。

ブレーキダスト

ブレーキダストの原因はディスクローターをブレーキパッドで油圧で挟んで摩擦によって減速抵抗を得る仕組みで、ディスクローターとブレーキパッドが削れて出てくる細かいゴミが原因。

これがブレーキパッドです。これをディスクローターにこすりつけて摩擦させる。

これがディスクローターです。ディスクローターにブレーキパッドを油圧で押し出すキャリパーと言うものを取り付けて摩擦抵抗を発生させて減速するのでディスクローターも一緒に削れてしまう。

キャリパーと言うブレーキパッドでローターを挟むユニットをディスクローターに取り付けたイメージ。

ブレーキするたびに細かいゴミがホイールに付着してだんだん真っ黒になってしまう。新車でも中古車でも同じようにブレーキダストは出ます。

リヤのホイールは汚れないが?

フロントだけホイールが真っ黒でリヤのホイールは汚れないのだが?

一部の車種ではリヤ側はディスクブレーキでは無くリーディング・トレーリング式(ドラム式)ブレーキが採用されているのでブレーキダストが外に出ないことが原因です。

ドラム式ブレーキもブレーキダストが出ているのですがブレーキシューという物が内側に隠れているので外に出てこないのでホイールは汚れません。

ドラム式ブレーキもブレーキシューを交換するときにはブレーキダストをクリーニングするなどのメンテナンスが必要。

アルミホイールの洗い方

ホイールを洗う前に必ずお読み下さい「ホイールを洗い終わってすぐはブレーキの効きが悪くなります。ホイールを洗ってすぐ運転は速度を控えて下さい。」200m~300m程走れば熱で水分が無くなるのでブレーキ能力が戻ります

ホイールが真っ黒になってきたら洗うようにしてください。ほったらかしにしてしまうと写真様にブレーキダストが焼き付いて洗っても取れなくなります

写真を見て頂くと所々錆びの様な模様が見えると思います、これがブレーキダストの焼付き。こうなってしまうとほぼ取れない。

アルミホイールを洗うのに必要もの

  1. 大量の水(水道水で良い)
  2. 薄めた中性洗剤(台所洗剤を5~10倍位薄めたもの)
  3. きれいなタオルか洗車用スポンジを用意

アルミホイールの洗い方はまず水をかけてある程度ブレーキダスト流してしまいます。ある程度ブレーキダストが混ざった黒い水が流れなくなるまで水で

バケツに中性洗剤を入れて5~10倍に泡立てて薄めます。

きれいなタオルか洗車用スポンジを使って洗います、バケツの水に付けて鉄粉を落としてはまた洗うと言う作業を繰り返します。

スポーク部分はもちろんホイールナットの場所とセンターキャップ付近もよく洗います。

リムもよく洗います。タイヤに洗剤が付着しても問題ありません。

洗い終わったら水でよく流します。水の拭き取りはやらなくて大丈夫です。

ブレーキダストが焼け付いて取れない場合

変色は取れませんが鉄が錆びたようなぶつぶつを取り除くには毛先の柔らかい歯ブラシをと人が使う用の研磨剤入りの歯磨きを使って軽く軽く焼け付きをこすってみて下さい。

 

 

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