自動車の知識

バックカメラの線の意味(ガイド線)と調節方法の説明

バックカメラのガイド線とは

近年の自動車には駐車や車庫入れをアシストするバックカメラが登載されている事が多いのですが(メルセデスやBMW等の高級車はほぼ標準装備)、バックカメラモニターに映し出される線(ガイド線)の意味がわからないと言う車を買ったオーナー様の声があるので説明させて頂きます。

トランスミッションをリバース(バック)へ切り替えるとマルチファンクションディスプレイに表示されるバックカメラガイド線。

国産車の多くはこの様にカメラがむき出しなのだがメルセデス・ベンツ等の高級車はエンブレムに格納されていて、トランスミッションをリバースに切り替えると自動的に格納されているカメラが出てくる方式。

バックガイド線の意味

まず横線の赤いラインから説明します。赤のラインはそれ以上バックするとぶつかると言うアラートです。

バックカメラガイド線

 

赤ラインギリギリではマージンはあるのですが赤のラインを超えてバックするのは危険。また縦列駐車する時は後方の自動車が赤のラインギリギリだと出庫できなくなりぶつけられる恐れがあるので赤ラインで縦列駐車(ぶつけられる恐れがある)はしない方が望ましい。

上のガイドラインの赤ライン停車していつ時の縁石と自動車との位置関係。一般的に赤いラインは約50cmのマージンとされている。

赤ライン上に障害物を置いてみた写真。ギリギリなのでブレーキ離すと必ずぶつかる距離

緑色のラインは約2mを示すものでだいたい約自転車一台分のマージンがある事を示す。メルセスベンツのバックガイド線は中間にオレンジラインがあります。オレンジラインは1mのマージンを示すのですが、もし写真の様に中間オレンジラインがない場合は丁度真ん中辺りでバックは中止した方が良いと言う目安にすると良いでしょう。

緑色のライン付近に障害物を置いてどれくらいのマージンなのかを撮影。

緑色のラインと車両とのマージンはだいたい自転車一台分。

左右のイエローラインは車幅を示します。国産車は左側が少しずれている事があるので左側のラインは信頼性が低い場合があります。必ずルームミラーやドアミラーそれに自分の目で確認しながらバックします。

イエローラインと駐車スペースの位置関係。左側が駐車スペースからはみ出しているものの実際は収まっています。

上のイエロラインと実際の駐車スペースとの関係。イエローラインを目安にすると簡単にほぼピッタリまっすぐに駐車する事ができる。

バックガイド線の調節

極稀にバックガイド線が歪んでいる事があります。マルチファンクションディスプレイ(カーナビ)の設定操作で簡単に修正できるので駐車場の白線がある場所で修正できます。ディーラーなら無償で設定してくれるので良くわからない場合はディーラーに持ち込み修理してもらってください。

ここではパナソニックのストラーダで説明致します

メニューボタンを押す。

設定・情報メニューをタップ。

システム設定アイコンをタップ。

その他の設定アイコンをタップ。

カメラ設定メニューをタップ。

カメラスケール表示「詳細」をタップ。

補足、バックガイド線を消したい場合は「非表示」をタップすると消すことができる。

上下左右の矢印ボタンをタップしてバックガイド線を修正する事ができる。

左右矢印は主にイエローライン(車幅)の調節。上下矢印はレッドラインと緑色ラインの調節を行う事ができる。

パナソニック製品は調節する左右のラインをタップして修正を行います。

左右のイエローラインは駐車スペースの白線に思い切ってあわせてしまうと良いでしょう。

その他メーカーバックガイド線修正説明リンク

パイオニア

http://pioneer.jp/support/manual/navi/12cyber/?section=998

ケンウッド

http://manual2.jvckenwood.com/files/4fb0673506d23.pdf

アルパイン

http://www.net-de-torisetsu.jp/html/11001/contents/632.html

Fujitsu TEN

http://www.fujitsu-ten.co.jp/eclipse/support/manual/avn669hd/contents/_403_60_90.42585.html

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