WRX-STI(VAB型)は最高に仕上がりが良いので純正カヤバダンパーを車高調に交換する必要は無いと同じWRXオーナー様にはお伝えしていたのですが、先日有るシーンでものすごいリヤ側に違和感を覚えたので動画を交えてお伝えしたいと思います。
タイプSでは無いカヤバ足
WRXの純正足は二種類ありWRXタイプSはビルシュタイン製のタンパーが搭載されていてどちらかと言えば中高速域向け足のセッティングなのでもしかしたら同じ症状はないかもしれません。
タイプSでは無いモデルはカヤバのダンパーが搭載されていて低中速域向けなのでもしかしたらカヤバ足特有の問題の可能性も。
カヤバ足は乗心地も良いしWRXのボディ剛性も抜群、ちょっとした山道の連続するカーブでも全然踏ん張る足でいい感じなのですが有る速度領域を超えるとリヤがよじれるような感じがしました(違和感)。
夜の山道、ロービムのままその場面(カーブ)でステアリングを切っても対処可能な程の足の仕上がり。
コーナー中間でアクセルを踏むと違和感
高速道路合流するときにちょっと踏み込みたくなるコーナーありまして、コーナー途中からアクセルを踏むとリヤタイヤから体に伝わる感覚に違和感が。
フロント側はステアリングとシートから伝わる感覚は「まだまだ行ける」的な感じなのにリヤ側から伝わる感じが弱々しい。
レーサーの人が表現するボトムが出た時の感触が変で、わかりやすく表現するならトレーラーのヘッド側はびしっと曲がっているのにカーゴ側が流れている様な感じ。
この動画が違和感を感じたシーンでこれ以上踏むとオーバーステアになるな~と言う感じです。
丁度この辺りです、出口が見えているのでアクセルを開くとリヤ側がついてきてないと言うかそう言った感触でしょうか。タイヤは鳴いてないのでタイヤが限界と言うことも無いです。
フロントは「びしっ」とラインを捉えてまだまだ踏める感触。
違和感を分析する
2014年以降のスバル車には、コーナーリング中にカーブに対してフロント内側のタイヤが自動的に負荷を掛けて素早く安定的にコーナーリングを可能とする機能「アクティブトルクベクタリング」が備わっています。
もしかしたらこれが原因で有る速度領域でアクセルを開くとリヤ側が付いてこない様な違和感を覚えるのかもしれない、リヤタイヤが「グリップしてます!」と言う感触が一瞬抜けるのはやはり剛性が足りずに何処かに力が一瞬逃げてしまうからの様な気もします。
何処を補強すれば良いのか?
リヤシートの後ろを補強。仲良くしている知り合いの話では鉄工所で安く(1万円未満)作ってもらえると言ってましたがスチールで重たくなるのでクスコさん辺りの「リヤクロスストラットバー」辺りで補強。
その他、tSタイプRA(GVB)にも標準装備されていた剛性アップパーツも有り。
- フレキシブルタワーバー
- フレキシブルドロースティフナー フロント
- フレキシブルサポートサブフレームリヤ
- ラテラルリンクセット(リヤ&フロント)
ラテラルリンクSTI製品はリヤ側しか販売していないのでフロント側はクスコの製品で代替品売ってます。
以上で違和感は改善できると思うのですがそれでもしっくりしないようならゴムマウントから「ピロ」マウントの車高調に変えてしまうのも有りだと思われます。
バネレートは12kgが理想的だとNさんにアドバイス頂いたのですが今一度VAB運転してもらって再度確認してもらいます。