スバルは10月29日から開催される東京モーターにて「WRX STi」VAB型ベースのチューニングモデル「S207」が発表されました。
2015年11月02日追記情報。S207は即日完売しました。中国の方が転売目的で人気の限定車種を購入している模様。
ソース
http://carview.yahoo.co.jp/news/newmodel/20151102-10233190-carview/
10月28日新情報。販売価格は次のとおりです。(8%消費税込み価格です)
限定販売総数400台
- S207 5,994,000円
- NBR CHALLENGE PACKAGE 6,318,000円 NBRモデルは200台
- NBR CHALLENGE PACKAGE YELLOW EDITION 6,372,000円 サンライズイエローは100台
エンジンは、構成部品のバランス取り、専用設計のECUによる緻密なエンジン制御、排気システムの通気抵抗を大幅に低減(ベース車比通気抵抗を約50%低減)、ボールベアリング・ターボをより効率よく活用し、過給圧アップなどにより、Sシリーズ史上最高スペックの「最高出力328PS/7200rpm」、「最大トルク44kg-m/3200-4800rpm」を実現しました。
ボディーからはNBRモデルの派手で目立つ「タンジェリンオレンジ・パール」に続いてとても目立つ「サンライズ・イエロー」が採用されており、グリルにGT仕様と同じ赤いラインが入っています。
NBR仕様と同じフロントブレーキはブレンボ製6ポッド対向キャリパーが装着され、車検対応のGTウィング標準装備。
STi限定チューニングモデルはあらゆる軽量化が図られているので、バッテリーの小型化とリヤウィンドウが通常のモデルよりも薄くて軽量のものが取り付けられるのと、定番のフォグ無しなのですがこちらの写真のS207はフォグ付きです。しかもレンズが青色に光っているのでフォグライトは特別仕様の可能性もありますよね。フロント及びサイド及びリヤスカート標準で、足回りはタイプSのままとなるのかチューニングされたビルシュタインダンパーが装着されるのか気になる所です。ホイールはタイプSのBBS軽量アルミホイールと同じデザインの19インチが入る様でタイヤサイズは245/35R19が装着されている可能性が高い。
海外のサイトには出力も上がっていると言う情報があり、未確認ではあるものの現行E20水平対向エンジンの馬力は3%とトルクは18%アップされていると言う。
VABに搭載されているEJ20エンジンのスペックは最高出力308psと最大トルクは43.0kg.mなのでそれぞれパワーアップ情報の値を当てはめると、S207の最高出力は9.24psアップの317.24ps(公式発表最大出力328psと判明しました)、最大トルクは7.74kg.mアップの50.7kg.mものパワーアップエンジンを搭載する事となります。クラッチ持つのでしょうか?
インテリアはVABと同じだと思われますがシートが恐らく次の高価なエアバック付きバケットシートが装着されるはずです。
一脚356,400円するSTiスポーツパーツとして取り扱われるレカロリクライニング対応バケットシート。運転席側と助手席側に装着。
S207の予想価格、GVBベース(価格3,844,800円)のS206が「5,407,500円」でしたので、この車はVABベース車両(価格4,114,800円)を考えると+160万円前後と考えるとS207の価格は「5,700,000円」オーバーと言うことになりそうです。GTウィングにエアロパーツ、それにバケットシート等にエンジンの最適化チューニングが施されるので個人的にはこの値段は非常にお買い得感は高いと思います。
余談では有りますが、近い将来「スペックC」も設定されると思われるので、来年の夏頃にはVAB-C型へのモデルチェンジと共に新型スペックCも設定される期待が大きいと思われます。
S207 主要諸元表
- 全長x全幅x全高 4635x1795x1470(mm)
- トレッド幅 フロント/リヤ 1535 / 1550
- 車両重量 1510kg
- 定員 5名
- エンジン EJ20型
- 2.0リッター水平対向DOHCターボエンジン
- 最高出力 241Kw(328ps)/7200回転
- 最大トルク 431Nm(44.0kg.m)/3200-4800回転
- 駆動方式 4WD
- トランスミッション 6MT
- ホイールサイズ STI製BBS 19インチ x 8.5J鍛造アルミホイール(シルバー)
- タイヤサイズ 専用255/35R19 92Yタイヤ (ダンロップSPORT MAXX RT)