走りを重視のスポーツかシックなフォルムのセダンの二種類のデザインが用意されさらに好みのエンジンフィーリングも選べるマツダのAXELAです。中でも好みのエンジンタイプを選べるようグレード別設定されています。用意されるエンジンタイプは次の通りです。
- NA(ナチュラルアスピレーション)はその名の通り自然吸気ガソリンエンジンを指しますのでノーマルエンジンの事を指します。
- ディーゼルエンジンは燃料コストの安い軽油で車を走らせる事が出来る車両の事を言います。
- 燃費重視のハイブリッドは電気駆動系とガソリンエンジンを両方うまく使い分ける環境配慮型低燃費車両です。
デザインの方ですがスポーツは5ドアハッチバックデザインとなります。エンジンタイプはNAとディーゼルターボグレードが用意されます。駆動方式は基本的にFFとなるのですが15C/15Sグレードには4WD駆動方式が用意されます。
こちらが4ドアセダンタイプです。ハイブリッドはセダンタイプしか選べません。その他NAエンジンとディーゼルターボエンジンのグレードがあります。
フロントグリル周りヘッドライトやスポイラーデザインはセダンもハッチバックモデルも同じです。
セダンタイプ車両サイズ概要
- 車両サイズ(全長×全幅×全高) 4580×1795×1455mm 備考1
- ホイールベース 2700mm
- フロントトレッド幅 1555mm
- リアトレッド幅 1560mm
- 4ドア
- 定員 5名
- 車両重量は1240kgから1340kg ハイブリッドは1390kg
備考1、15C/15Sの4WDモデルのみ高さが1465mmとなります。
ハッチバックスポーツタイプの車両サイズ概要
- 車両サイズ(全長×全幅×全高) 4460×1795×1470mm 備考2
- ホイールベース 2700mm
- フロントトレッド幅 1555mm
- リアトレッド幅 1560mm
- 5ドア
- 定員 5名
- 車両重量は1240kgから1430kg
備考2、15C/15Sの4WDモデルのみ高さが1480mmとなります。
15C/15Sの1.5LNAエンジンスペック
スポーツとセダン共通グレード15C/15Sが採用する1.5Lエンジンのスペックです。
- エンジン P5-VPS型
- 水冷直列4気筒直噴DOHC16バルブ
- 排気量 1496cc
- 内径x行程 74.5X85.8mm
- 圧縮比 13.0
- 最大出力 111馬力/6000回転
- 最大トルク 14.7kg.m/3500回転
- 燃料供給方式 DTI 筒内直噴射
- 無鉛レギュラーガソリン仕様
- JC08モード燃費(km/L) 19.4(AT) 19.2(MT) 17.8(4WD)
主な燃費向上対策はミラーサイクルエンジン、アイドリングストップ機構、筒内直接噴射(DI)、可変バルブタイミング、充電制御、ロックアップ機構付トルクコンバーター(AT車)、電動パワーステアリング。
NAエンジンの利点はメンテナンスフリーが最大の利点です。オイル交換は出来たら半年一度か本当は3000km目安で交換した方が良いのですが、女性や高齢の方はそうしたメンテナンスを忘れがちですので2年間(車検目安)放置していてもNAエンジンなら特に問題は出ない程頑丈ですので安心して中長期頼れるエンジンだと言えます。燃料は価格の安いレギュラーでも価格の高いハイオクどちらでも走ります。ハイオク入れるなら高回転域を使って(スポーツ走行)エンジンルームをクリーンにさせる事が出来ると思います。
注意事項、新車で買ったら1000km慣らし運転終了後必ずオイル交換はした方がベストです。その後3000km目安で交換が望ましいです。車を大切に長く乗るのならやはりオイル交換は豆に行ってください。
20Sシリーズ2.0LNAエンジンスペック
2.0Lエンジンはハッチバックスポーツにしか搭載出来ません。これもNAエンジンです。利点は上の1.5Lの説明と同じ。
- エンジン PE-VPR型
- 水冷直列4気筒直噴DOHC16バルブ
- 排気量 1997cc
- 内径x行程 83.5X91.2mm
- 圧縮比 13.0
- 最大出力 155馬力/6000回転
- 最大トルク 20.0kg.m/4000回転
- 燃料供給方式 DTI 筒内直噴射
- 無鉛レギュラーガソリン仕様
- JC08モード燃費(km/L) 19.0(AT) 17.8(MT)
主な燃費向上対策はミラーサイクルエンジン、減速エネルギー回生機構、アイドリングストップ機構、筒内直接噴射(DI)、可変バルブタイミング、充電制御、ロックアップ機構付トルクコンバーター(AT車)、電動パワーステアリング、グリルシャッター。
2.2Lディーゼルターボエンジンスペック
ハッチバックスポーツモデルXDグレードに搭載される燃料価格が安い軽油で走るエンジンです。
- エンジン SH-VPTR型
- 水冷直列4気筒DOHC16バルブ直噴ターボ
- 排気量 2188cc
- 内径x行程 86.0X94.2mm
- 圧縮比 14.0
- 最大出力 175馬力/4500回転
- 最大トルク 42.8kg.m/2000回転
- 燃料供給方式 電子式
- 軽油
- JC08モード燃費(km/L) 19.6(AT) 21.4(MT)
主な燃費向上対策は減速エネルギー回生機構、アイドリングストップ機構、筒内直接噴射、電子制御燃料噴射、2ステージターボチャージャー、コモンレール高圧噴射、4バルブ、センターノズル化、ロックアップ機構付トルクコンバーター(AT車)、電動パワーステアリング。
まず、懸念事項があります。ターボ車はタービンが高温になるので本当はアイドリングストップ機能を付けてはいけないと個人的に思います。セラミック材質を使っていてもやはり高速走行をした後はオイルを循環させて1分から2分はエンジンを掛けてタービンをクールダウンした方が壊れる心配が無いです。なのでこれはアイドリングストップを解除して乗ったほうが私は良いと思います。
ディーゼルエンジンのメリットは何と言っても安い軽油で走る事が出来るのでお財布にやさしいです。またディーゼルは低トルクに粘りがあるので町中を走るのには最適なパフォーマンスを発揮します。オイル交換も実際減ったら継ぎ足ししていく形で然程気にしなくても良いのですが、このエンジンはターボ付きなので半年一回か3000kmに一回は必ず交換する必要があります。そうしないとタービンが壊れてしまいます。詳しくはHKSのターボチャージャーとはを御覧ください。
ハイブリッドのエンジンスペック
セダンタイプでしか選べません。
- エンジン PE-VPH型
- 水冷直列4気筒直噴DOHC16バルブ
- 排気量 1997cc
- 内径x行程 83.5X91.2mm
- 圧縮比 14.0
- 最大出力 99馬力/5200回転
- 最大トルク 14.5kg.m/4000回転
- 燃料供給方式 DTI 筒内直噴射
- 無鉛レギュラーガソリン仕様
- モーター MG型
- モーター最大出力 82馬力
- モーター最大トルク 21.1kg.m
- ニッケル水素電池28個直列
- バッテリー容量 6.5Ah
- JC08モード燃費 30.8km/L
主な燃費向上対策はハイブリッドシステム、ミラーサイクルエンジン、アイドリングストップ機構、筒内直接噴射、可変バルブタイミング、電気式無段変速機、電動パワーステアリング。
ハイブリッド車のメリット。まずこっそりスタート出来る点。都合が悪い時助かる(ジョークです)。原付バイク並みの低燃費を実現。ガソリンはもちろんレギュラーとお得です。原付きバイクは燃料タンク10Lも無いのですがそれでも忘れた頃に燃料を入れなければ的な感じなので、セダンのハイブリッドモデルの燃料タンクはなんと45Lもあるので忘れた頃に給油どころの話ではないと思われます。ディーゼルエンジンよりもはるかにお財布にやさしいエンジンです。
AXELAの内装
セダンもスポーツも基本的に結構スポーティーな内装をしています。運転席と助手席はホールド感のあるシートを採用。
運転席です。一部グレードを除くのですがどまんなかアナログスピードメーターデザインで初めて目にする人の度肝を抜くと思います。かっこいいメーター配置です。しかし次を見てもってびっくりです。
スポーツモデルの20 STouring / 20S Touring Package) / XDグレードはインパネどまんなかのメーターはアナログタコメーターとなります。すっごい思い切ったレーシーなインパネデザインを採用します。乗った途端テンション上がるの間違いなしです。
内装を見てお気づきになったと思うのですが、AXELAのグレード別で大きく異なるのがマツダコネクトを装備するかしないかの違いがあります。セダンとスポーツのグレード15Cだけ装備されません(メーカーオプションで装着可能)。他は全てマツダコネクトが標準装備となります。
マツダコネクトの特徴ですがメインはナビゲーションです、タッチ操作はもちろん音声操作も可能とし、スマートフォンお持ちなら繋いでツイッターやフェイスブック情報を閲覧したりインターネットラジオを車内で流したりする事が出来る他
そのほかマツダコネクトにスマートフォン(無料のAhaアプリが必要)を繋いで利用で出来ます。スマートフォンをマツダコネクトと繋ぐにはBluetooth接続で繋ぎます。
その他、図3番のドライビングディスプレイを装着するグレードもあります。車速やナビのルート情報等の運転情報を目線を動かさずに確認できるモニタを装着します。装着するグレードは次の通りです。これはオプションでは用意されません。
20S Touring、20S Touring L Package、XD、HYBRID-S、HYBRID-S L Package
Bluetooth接続はスマートフォンのバッテリーをものすごく消費するのですがAxelaのマツダコネクト装着車両には標準でUSB充電対応のインターフェースを装備スます。細かい気遣いがとても嬉しいですよね。
ラゲッジスペースはハッチバック/セダン両方6;4分割出来る仕組みでたくさんの荷物を載せる事が出来ます。
足回りとタイヤホイール
AXELAは全車両スカイアクティブシャーシー統合タイプの足回りシステムを採用、サスペンションはフロントストラット式でリアはマルチリンク式を採用。ブレーキシステムにはフロント側はベンチレーテッドディスクとリア側はディスクブレーキを標準装備します。
タイヤサイズとホイールはグレードによって異なります。
15C(共通)205/60R16 16インチ6.5Jスチール
15S (共通)とセダンハイブリッド 205/60R16 16インチ6.5Jアルミ
2.0シリーズとXD共通 215/45R18 89W 18インチ7Jアルミ
ドライバーアシスト
DSC/TCSシステムを採用し思わの速度超過ブレーキング不足によるオーバーステアやアンダーステア等スリップの原因や横滑りを自動的に抑制し車の姿勢を安定的に保つサービスを全車標準装備します。後はアイドリングストップ時からやMTの坂道発進を助けるHLAヒルローンチアシストが全車標準となります。これによりサイドブレーキ引きながら坂道発進をせずともブレーキペダルから足を離しても後ろに下がらず坂道でハラハラせず車を発進させる事が可能になります。
外観
外観の大きな違いはハッチバックスポーツとセダンはテールのデザインが異なります。画像上がハッチバックスポーツで下がセダンタイプのフォルムです。
フロントグリル周りは同じなのですがグレード15C/15S/HYBRID-Cのみフォグランプが無いです。ヘッドライトの下の丸い補助灯です。濃霧や真っ暗な道でヘッドライトの補助として点灯して視界を良くするパーツです。付属するフォグランプは明るいLEDタイプです。
AXELAの感想
フロントのグリル周りがとてもシャープでかっこいいです。インパネもアナログメーター一つ真ん中に配置で非常にインパクトが高くドライブのテンションも上がる事間違いなし。外観のフォルムはリアのデザインはセダンとハッチバック好みがわかれるところですが2.0Lパワフルエンジンを選べるのがハッチバックモデルしか無いのでもしスポーツ走行を楽しみたいならハッチバック+6MTモデルがお勧めだと思います。オプションのマツダスピード製のテールスポイラーとフロントアンダースポイラーにサイドステップを取り付ければよりスポーティーなフォルムに仕上がります。