スバル車 レーダー探知機 取り付け・配線方法
移動式オービス対応コムテック薄型ワンボディレーダー探知機「ZERO 802V」をWRX(VAB型)に取り付けレビューです、VM・VA系も同じ手順でレーダー探知機の配線取り付けが可能だと思うので何か参考になれば幸いです。
コムテックレーダーの電源はアクセサリー電源(シガーソケット)のものが標準なのですが、自動車の情報もレーダー探知機に表示させる事ができるので別売りのOBD2-R2電源を購入し、レーダー探知機の電源をOBD2から供給させました。
レーダー探知機取り付けに必要な工具
電源の配線を見えないようにしないレイアウトしてしまうなら特に記事の作業は不要ですし工具も必要ないと思います。この記事の取付レビューに似た配線する場合は次の工具が必要です。
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- 長めのラジオペンチ
- ヤスリかカッターナイフ(ツィーターカバーを少し削る為)
- 結束バンド(余った配線を固定する為)
- インパネの右サイドパネルを外す時に使う養生タオル(傷防止タオルなのでなんでも良いです)
その他できたら内装を傷から保護する為のダンボールや大きめのタオルとマスキングテープで内装を養生しておいた方が良い。
スバル車Aピラー内張りの外し方
フロントスピーカーツイーターカバーを取り外すためにピラーを外します。
注意事項、イグニッションOFF(エンジン停止)の状態なら大丈夫だと思いますが万が一サイドエアバッグが誤作動しない様にバッテリーのマイナス側を抜いて10分たってから作業して下さい。
補足、ツイーターカバーはプラスチックの内張り剥がしのヘラを使っても外すことができます。
Aピラーの内張りは簡単に外せるのですが、内側から固定している黄色いクリップをラジオペンチで縦向きから横向きに方向を変えないと外れません。
白い物体はサイドエアバッグ。
この黄色いクリップの頭が縦向きのままだと外れないので長いラジオペンチで摘んで頭を横向きに回転させます。
ピラー内張りを固定している黄色いクリップの外し方
ラジオペンチを使うとき右側の内装に養生をしておいた方が良いと思います。
黄色いクリップが外れたら後はピラーと同じ角度(上斜め方向)に引き上げればピラーを取り外す事ができます。
注意、ピラー内側センターに白いクリップが付いてます。簡単に取れてなくしやすいので取り外して別に保管しておくと良いでしょう。
Aピラー内張りカバー取り付け
配線が完了したらピラーの内張りをもとに戻すのですが、横に向けた黄色いクリップを横に向けたままピラーカバーを取り付けて縦に戻します。この縦に戻す時に必ず長い方の返しが下向きでは無いとピラーカバーを正しく差し込む事ができないのでご注意下さい。
スピーカーツイーターカバーの外し方
ピラーの内張りを取り外すと簡単にツイーターカバーは簡単に手で取り外す事ができます。
ピラー内張りを外すと横に大きな隙間ができるので、ツイーターカバーをめくって外す事ができます。
ツイーターカバーの配線を通す場所
フロントウィンドウ側にわずかにツイーターカバーに最初から隙間がある。ここをヤスリで削って少し拡張してコムテックレーダー探知機の電源配線を通す事ができる。
インストルメントサイドパネルの外し方
次に自動車のOBD2ソケットまでツイーターから配線を通すのでインパネの右側サイドにあるパネルを外してしまいます。
そのままだと傷が付くので、タオルを置いてマイナスドライバーでこじるようにすると外れます。
マイナスドライバーでパネルを浮かすと簡単に外れます。取り付けもクリップだけなので簡単に元のように取り付けできます。
エンジンスタートボタン周りのパネルを外す
サイドパネルを外すとネジが見えるのでこのネジをプラスドライバーで取り外します。
ネジはGVBの時よりもやや斜めに取り付けられているので取り外しと取り付けが楽になっている。
ネジが外れたらクリップの所に返しがあるので指で抑えて引っ張るとエンジンスタートパネル類は外れます。外れますが配線コネクター類が接続されているのでぶら下がったような状態になります。
このようにパネルが外れます。接続されているコネクター類はそのままで作業できます。
OBD2-R2の設定をする
OBD2-R2には車種別に設定を切り替えるディップスイッチがあるので、VABの情報を取得できるようにディップスイッチを変更します。
コムテック「OBD2-R2」車種別ディップスイッチ説明書
http://www.e-comtec.co.jp/taiou/set/obd.pdf
スマートフォンだとPDFファイル見られないかもしれないので設定図をアップしておきますね。
スバルWRX-VABは7か13です。何処がどう違うのか次の説明をご覧ください。
補足、スバル車は概ね7で対応しているがXV(FB20型エンジン)は13の設定のみ対応、BRZは10の設定のみ。
7 | 13 | |
エンジン回転数/速度 | 対応 | |
スパークプラグ点火時期 | 対応 | |
スロットル回度 | - | 対応 |
水温 | 対応 | |
吸気温度 | 対応 | |
外気温度 | - | 対応 |
インマニ/ブースト圧 | 対応 | |
吸気流量 | - | 対応 |
インジェクション噴射時間/率 | 対応 | - |
燃費 | 対応 | - |
OBD2-R2のディップスイッチの場所。ディップスイッチが硬いので爪楊枝だと動かない場合があります。私はピンセットでスイッチを切り替えました。
OBD2コネクターに差し込む
OBD2-R2を差し込む場所は、アクセルペダルの少し右上の場所にあるOBD2ソケットです。普通に差し込むだけで完了。
ここにコムテックのOBD2-R2を差し込むだけ。
これで接続完了です。後は配線が邪魔にならないようにレーダー探知機まで通します。
OBD2-R2配線
視聴者様に教えて頂いた情報ですが、針金を使えばヒューズボックスの上を通してツイーターまで配線する事ができると教えて頂きました。針金を使う場合は先端に養生して車に傷がつかないようにしてから作業してください。
OBD2ソケット側から適当に下側から通していきます。
私はサイドパネル側に配線を通すことにしました。
レーダーに電源を差し込んでしまいます。
レーダーに配線を接続したらツイーターカバー(予めあった隙間の場所をヤスリで少し削りました。)を取り付けます。
ツィーターカバーを取り付けるのですが、OBD2-R2の線を左側奥の溝に合わせる必要があります。
ツイーターカバー取り付け完了。配線がすっきりしました。
配線作業完成。
後は配線が足元の邪魔にならないように結束バンドで固定し、余った配線も束ねて適当に収納してしまってください。
横の配線はサイドパネルの内側に隠しました。後はピラーを取り付けて完了です。
補足、OBD2電源に切り替えるとアクセサリー電源に比べてレーダーの起動が少し遅くなります。
後はレーダー探知機側で正しく自動車の情報が取得できている事を確認し好みのメーター表示レイアウトにしてしまいましょう。