2015年8月9日に86ターボに乗るオーナーさんから久しぶりに集まりましょうと言うことで、兵庫県は六甲山にある有料ドライブウェイの芦有の展望台に集まる事になりました。
写真は左から、スバルインプレッサ「GC8」、WRX「GVB-C型」、トヨタ86改トラストターボ仕様。
芦有の展望台に集まった時ビデオカメラを持っていったので、86ターボの試乗や私のインプレッサを後ろから撮影してくれると言うお申し出も頂きまして、まずは86ターボを芦有の峠で試乗させて頂きました。(とてもいい車でした。試乗させて頂いたレビューはまた後日書きたいと思います)
経緯としましては、86の峠での実力に驚きつつ、このライトウェイトのコーナーでの高速旋回能力と安定性に勝つには「なるべく加速してからのブレーキングによるファストインとコーナーの出口でのファストアウトしか勝てないな～」なんて考えながらレビューを終了しようとしていたその時。
前から見た事もないような「明らかに走り屋」風の車が走ってくるのとすれ違う。無駄に全高が低いので最初ランボルギーニかなと思ってたのですが、皆のまつ展望台に戻って「ランボルギーニって通りました？」と聞くと見ていないと言う返答。あれ、変だなと思いつつランボルギーニだとヒルクライムで勝てるわけ無いしまあいいやと皆の笑い話にその時は終わりました。
これが86ターボを試乗させてもらっている時にすれ違ったランボルギーニーと間違えたハイパフォーマンスチューニングのBRZターボ仕様です。
どっからどうみてもBRZには見えない。
WRXの撮影の時にバトルを仕掛けられる
86ターボにカメラを車載してもらって私のWRXを後ろから撮影してもらうドライブに出ました。
展望台を出る所です。特に攻めるつもりも無く、うまいこと撮影してもらえるように流す程度で走ってました。
本当にかる～く流す感じで走っていると。
GTウィングを取り付けた、恐らくさっきトンネルですれ違った走り屋さんらしき車がパーキング場所で停車してました。この時も特に何も思わなかったです。軽く流しているだけなので、走り屋さんも眼中に無いと思ってたので。
この時点でこの車がどういった車種なのかまったくわからなかったのですが、86ターボのドライバーさんはご存知だった様です。
実はみんカラでも結構有名なBRZターボ仕様だったのです。東京オートサロンと大阪オートサロンにも展示され5ZIGENのモデルにも起用されているレーシング仕様でバリバリにチューニングされたハイパフォーマンススペックを持つBRZだったのです。
5ZIGENの公式サイト、ProRacer Z1 プロレーサー ゼットワンと言うホイールを装着しているBRZです。こいつとバトルする事になるなんて夢にも思いませんでした。
http://www.5zigen.co.jp/products/wheel/z1.html
これも5ZIGEN公式の写真に使われているものです。ページ最後の方でこのBRZのチューニング情報をリストアップしておきます。
WRXの撮影の続きに戻ります。上の車を横目に撮影を続けて有馬の料金所に近づくと、後ろにもう一台ヘッドライトが見える。軽く流してるとは言え普通の車には絶対追いつけないハイペースなのに、86ターボの後ろにぺったりくっついてきているではないか？別に回転上げてないし流している感じは周りから見ても直ぐにわかるのに、わざわざ煽りにつけて来るなんて余り感じの良いドライバーじゃないなと思いつつ、有馬料金所でUターンする地点では付いてきてなくて途中でUターンした様でした。
料金所でUターンして今度はヒルクライムの撮影をしてもらう事に。
ヒルクライムの撮影の前に、86ターボのドライバーさんに「さっきなんか追いかけてきてましたね？」と車を降りて尋ねると、なんだか半笑いで「BRZっす」と一言。後で聞いたら86ターボのドライバーさん知ってたみたいです。かなり有名なBRZだと言うことを。
料金所をUターンしたら待ってやがった
ヒルクライムを撮影してもらおうと、料金所Uターンして1つ目のコーナーを曲がったその先に・・・
なんか車止まってますやん。最初何かわからなかったです。
結構接近しても止まったまま、一体何をしているのだろう？抜いてしまえと思ったら急に発進しだしました。
しかも、右車線の対向に入ってフル加速です。「あ、そう言う事ね。」バトルしたかったんだ。相手になってやろうと言う気もなかったけど、Uターンする時にBRZって聞いてたのでダウンヒルならライトウェイトなので勝ち目無いけどヒルクライムならファストインのブレーキングとファストアウトの立ち上がりで処理できるなと思ってちょっと付き合って上げました。
上の写真を拡大した写真です。右側に飛び出しているのがわかります。対向の2車線使いは典型的な走り屋スタイル。
まず、第一コーナーのブレーキング勝負！「え？ノーブレーキで入って行った！？」
私は未だコーナーに入る前なので、これからブレーキングです。BRZはノーブレーキで曲がっていきました。しかも加速勝負で互角だなんて、もしやターボ積んでる？
私はヒール・アンド・トゥ+ブレーキでコーナーに進入。
86さんから見た私のWRXです。第二コーナーへ進入している場面。この時私の視界にはBRZはありましたが、微妙に離れていく感じでした。
第三コーナー進入時、立ち上がりでもう一つ離れている感じがしました。「あれ～、立ち上がりファストアウトで詰められない」とじわじわと焦りが出てきてます。
第四コーナー、ちょっと怪しくなってきた。でも未だBRZは視界の中。
第五コーナー、深く回りこむ左カーブを抜けたら走る気がしなくなった。
第五コーナーを抜けた86からの視点で、矢印の所の右コーナーにもうBRZは入ってました。ここは二車線使えないのでフル加速して追いつく事も出来ただろうけど、コーナー4つも抜けてブレーキングと立ち上がりが全く通用しないのはおかしいと言うことでスパット諦めが付いたと言うか、86のコーナーリング速度が速いことを先に試乗させてもらったので知った上で敵わない負けを認めざるをえない状況でした。
その後ペースダウンして、またヒルクライム撮影する速度で展望台まで戻ってきた次第です。展望台で車を止めて、86のドライバーさんに「あのBRZ滅茶苦茶早かったですわ」と言うと、笑いながら「あの車普通の車じゃないですよ」と一言。知ってるの？って聞くと、みんカラのそのチューニングBRZオーナーのページを教えてくれました。
バトルしたBRZターボのチューニング内容
このまま走ってます。このBRZをチューニングされたのはRH9 PITROAD Mさんだそうです。ECU現車セッティングも同じチューニングショップさんだと思われます。
吸気排気と冷却系パーツ
トラスト製パーツ一覧。
- TURBO T518Zタービン
- インタークーラー
- エキゾーストマニホールド
- キャタライザー
- 加工済みオイルパン
- オイルクーラー
Amuse製はマフラーのみ
- エクストラSTTIゴールドリング09
足回り
足回りは統一されてないので個別記載させて頂きます。
- アラゴスタ 車高調 タイプS バネレート F7kg R7kg
- エンドレス ブレーキパッド TYPE-R
- SARD PCDチェンジャー 100＞114.3 厚さ15mm
- RAYS G25 18インチ 114.3 9.5J インセット22
- BRIDGESTONE POTENZA RE-11A 265/35R18
- SARD トルセンTYPE Racing LSD
エアロ
エアロパーツは全部VARISにて統一。
- WIDE BODY KIT A
- GTウイング Euro Edition
- クーリングボンネットフードシステム１
- ライトウェイトトランク
- ボンネットダンパー
剛性補強
- スバル(純正) 現行C型用フロントサスペンションメンバボルト
- STI フレキシブルタワーバー
最後に一言、判明していない補強パーツもあると思われます
リストアップしたパーツ以外にも、クラッチの強化と後はもう少しボディ剛性のパワーアップも図られていると思います。86のクラッチが滑ってBRZは滑らないはずが無いですものね。
あのバトルで何で思いっきり負けたのか？一つは二車線を使われた点、夜中ならいざしらず観光で来ている方も多い時間帯で二車線使われるのは意外でした。危ないのでこれは真似しないように。
2つ目の理由はやっぱり先に86の試乗をさせてもらった点でしょうか、WRXが曲がれないような速度でも軽々とコーナーリング出来る点。頭の中でコーナーリングは負けてると思い込んでいた。
3つ目の理由は、峠にはバトルしに来てなかったと言う点。走ることを目的としていたなら未だ小マシに走れたのだと思いますが。殆どリクリエーション的な事をしていていきなり戦闘モードに切り替わるにはアドレナリンの量が少なすぎたと言う点でしょうか。
何もかも言い訳ですが、結局の所あのBRZは相当自身があったのでしょうね。一つ目のコーナーで目の前から消える速さを魅せつけるつもりだったと思いますがコーナー5個まで付いて行ったので少しは報いる事が出来たかも？
私もVARISのエアロ入れようかな？PROVAのリアエアロ入れているので無理か！
